カルチャー

ニャンコが湖南を盛り上げる!2022(ニャンニャンニャン)年に向けて『コニャンナーレ』が始動しました

コニャンナーレ

【美の滋賀trip!#04/コニャンナーレ】

2022年はニャンニャンニャン年として
猫好きの間では見逃せないプレミアムイヤー!

猫の市長がいたり、猫バスが走っていたり
「仮想こにゃん市プロジェクト」でかねてより、
動物との共生を目指す湖南市で、プレミアムイヤーに向けて
アートで地域を盛り上げる『コニャンナーレ』プロジェクトが始まりました。

“ニャンコ×アート”。
それだけでワクワクする要素ありますよね?
一体どんなプロジェクトなのか、実行委員会のみなさんにお話しを伺ってきました。

山の上の自然豊かな施設が活動拠点

旧青少年自然道場

メンバーが集まっていると聞き訪れたのは
湖南市吉永にある「旧青少年自然道場」。
小学生の課外学習などで使われていた施設ですが、平成30年に閉鎖されました。
その建物のひとつが、コニャンナーレの活動拠点となっています。

コニャンナーレの活動拠点

建物の内装は自分たちで修繕したのだとか。
壁を白く塗り、山に落ちていた木の枝などを利用。
三角窓から差し込む光がステージライトのようで、味のある空間に仕上がっています。

大型ねこねぷた制作

この日は、大型の「ねこねぷた」制作の作業が進められていました。
「ねこねぷた」?
そう!青森県を代表する「ねぷた祭り」からヒントを得て
少しサイズダウンしたねこ型のねぷたを作っているんです。

店頭に吊るされるねこねぷた

『コニャンナーレ』は、猫をテーマにしたアートプロジェクトの総称。

そのひとつとして、コニャンナーレを開催する2022年には、
協賛してくれるお店の軒先にねぷたをずらりと点灯させるのが目標なんだとか!

その準備期間として今年は誰もが参加できる
小型の「ねこねぷた」を作るワークショップが開かれました。

世界にひとつだけの「ねこねぷた」

まずは、こちらの動画で「ねこねぷた」がどうやって作られるか見てください。
材料は針金と和紙のみ。
三角耳をつけるだけで、丸い球体が猫に見えてくるから不思議!

小学生でも意外と簡単にできるんですよ。

ねこねぷた講師

講師は青森県弘前市出身の外崎佑実さん。
弘前市では小学生の頃に金魚のねぷたを作るのだとか。

出来上がったねこねぷた

今年はコロナ禍ということで各回5人に人数制限をしての開催となりましたが
全5回の開催で、16個の「ねこねぷた」が誕生しました。

ねこねぷたを灯す

明かりを灯すとよりねぷた感が増して素敵!

ピカチュウねぷた

作り手の個性もでて面白い!
とんがった耳があればなんでもモチーフになりそうです(笑)

参加者らはねぷたを作りながらも、猫愛トークが止まらなかったとか!

ねこねぷた2個

猫好きだけでなく、ものづくりが好きという人にもおすすめのワークショップ。
2021年も開催する方向で準備中です。
また、大型のねこねぷた制作も今春以降に制作再開します。
こちらは誰でも参加自由なので、
気になる方はコニャンナーレFacebookより活動日をご確認ください。

自分たちの得意分野で地域を盛り上げたい!

コニャンナーレ実行委員会メンバー

コニャンナーレ実行委員会の主となるメンバーをご紹介します。
右から中森健さん、柊朋子さん、土田恵子さんです。

中森さんは、舞台芸術などの仕事を経て、2019年より湖南市に地域おこし協力隊として移住。
保護猫の活動もしてたことから、動物保護管理センターのある湖南市に興味を持ったのだとか。
そこで、自分が得意とするアート分野で、
動物と共生できる町づくりを進めたいと『コニャンナーレ』を企画しました。

映像制作の仕事をしていた土田さんがコニャンナーレの活動に共感し、
動物保護管理センターで動物愛護推進員をしている柊さんを誘って参加。
メンバーが揃ったことで、2020年夏よりプロジェクトが始動しました。

もちろん、3人とも無類の猫好きです!

説明する中森さん

「猫やアートをきっかけに湖南市に訪れてもらえれば、自然と地域も盛り上がる。
旧東海道沿いという歴史もある町なので、
動物愛護だけでなく、湖南市の魅力も一緒に発信できればと思っています。
そのためにも今年は、県内のほかの地域とも繋がって、
コニャンナーレをもっと広げていきたいですね」と中森さん。

デジタルの企画を説明

また湖南市にはブラジル人も多く住んでいることから、
ブラジル人メディアアーティストのイゴーさんと連携し
街中にプロジェクションマッピングで猫を映し出す構想もあります。
ただ、今年はコロナ禍でイゴ―さんの来日もままならず・・・。
これは2021年以降のお楽しみプロジェクトとしてひそかに進行しています。

ラチーノ学園でのワークショップ

その手始めとして今年1月末には、
東近江市にある「ラチーノ学園」で高校1年生を対象に
イゴーさんとzoomで繋いで、iPadで使えるアニメーションソフトを使った
ワークショップを開催しました。

生徒のipad

色彩感覚がみんなとても豊かで、思っている以上に
楽しい作品が誕生したそうです。

楽しそうな生徒

「はじめてのiPadで絵を描くという生徒さんでも、
楽しみながらアニメーション作品を作れていたので
簡単に誰でも出来るという手応えも感じたのでこの活動も続けていきたいです」と中森さん。

談笑する実行委員会のメンバー

2022年に開催する、猫をテーマにした壮大なアートプロジェクト『コニャンナーレ』。
猫好きも、そうでなくても楽しめること間違いなし!

その日に向け、2021年も新たな繋がりから、面白いことが始まる予感がします。

「コニャンナーレ」を地図でみる

湖南市吉永

コニャンナーレ活動拠点「旧青少年自然道場」

→大きい地図で見る

「コニャンナーレ」のデータ

住所
〒520-3222 滋賀県湖南市吉永251 
→地図
※普段は開放されていません。事前にお問い合わせください。
公式サイト
https://neconeputa.com
公式Facebook
https://www.facebook.com/konyannale

※「美の滋賀trip!」は『しがトコ』が企画・取材を担当し制作しています。この記事は、滋賀県公式のポータルサイト『美の滋賀trip!』でも公開されています。

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