カルチャー

「こんなもんまでびわ湖に浮かんでるんか!」西川貴教さんがびわ湖清掃に参加、「びわ湖の日」をレポートします!

びわ湖を美しくする運動

【びわ湖の日40周年】

日本最大の湖、びわ湖。
この母なる湖を持つ滋賀県では、毎年7月1日を、
「びわ湖の日」と制定しています。

40周年を迎えた今年、大津市の堅田漁港で毎年恒例となっている、
びわ湖を美しくする運動が行われました。

毎年、この運動に参加されている、
滋賀ふるさと観光大使の西川貴教さんも訪れました。

しがトコ編集部も会場に足を運び、
びわ湖を美しくする運動を取材してきました。
その様子や取り組みについてお伝えします!

朝早くから清掃活動に取り組む地元の方々

早朝から清掃をおこなっている住民の方々
今にも降りだしそうな曇り空ですが、
会場へ足を運ぶと、地元の方々によって
すでにこんなにも多くのゴミが
集められていました。

船を利用して、びわ湖に浮かぶゴミも
続々と回収されています。

県民の力が合わさると
どれだけ大きな力が生まれるのか、
目で見て知ることができました。

今年も西川観光大使が活動に参加!

続々と集まるメディア陣

こちらでは激励会に向けて、
続々と報道陣の方々も集まっています。

しがトコ編集部も、西川さんの登場を
今か今かと心待ちにしています(笑)

開会式に登場する西川貴教さん

待ち望んでいた西川さんの登場です!

激励会には三日月知事をはじめ、
滋賀県漁業組合連合会の佐野会長、
大津市の佐藤市長などが出席され、
『びわ湖の日』への想いを述べました。

開会式で挨拶をおこなう三日月知事
三日月知事は、毎年恒例の天気に、
「私と西川さんが揃うと雨嵐になる」
とのジョークを加えつつ、
「次の節目にはより豊かなびわ湖になるように」と、
例年より強い思いを口にされました。
開会式で挨拶をおこなう西川貴教さん

西川さんがマイクを持つと、
三日月知事のジョークに乗っかったように
ポツポツと雨が…。(笑)

自らの雨男ぶりに苦笑いしつつも、
「僕ら滋賀県民にとって貴重な水産資源である、
びわ湖とその取り組みをしっかりPRしていきたい」
と、西川さん。

自らも滋賀県民の一員であるとの立場で
コメントを述べてくださったことに、
編集部一同、感銘を受けました…!

MLGsのロゴを指さす三日月知事と西川大使
ちなみに、知事らが着用するジャケットの、
胸元にプリントされたカラフルなロゴ。
これは、次世代へ母なるびわ湖の豊かさを
未来に引き継ぐために新たに設置した、
SDGsならぬMLGs(マザーレイクゴールズ)の
ロゴとなっています。

住民が船で集めてきたゴミを収集している様子
激励会が終わると、三日月知事や西川さんも
清掃活動に取り組みます。
地元の方々が船で集めてきたゴミを見て、
「こんなものまでびわ湖に浮かんでいるのか」
と、何とも言えない表情を見せる西川さん。
軽トラックいっぱいに集まったびわ湖のゴミ
毎年清掃をおこなっていても、
このように軽トラックの荷台を
簡単に埋め尽くしてしまうゴミの量。
収集しきれていないゴミも
まだまだびわ湖に浮かんでいると思うと、
今後の生活への意識も変わります。

三日月知事と西川観光大使の、びわ湖に対する想い

活動終了後の記者会見の様子

終了後の記者会見では、
三日月知事と西川さんが、
びわ湖の日に馳せる想いを
語ってくださいました。
「40周年という節目で設定した
MLGsをもとに、さらにびわ湖を守る活動に
力を入れていきたい」と三日月知事。

さらに、日々一番近くでびわ湖を見ている
滋賀県漁業共同連合組合の皆さんに向けて、
日頃の感謝と敬意を表しました。

記者会見中の西川大使

西川さんは、
「県民の努力から生まれた条例により、
新しい”当たり前”となったこの日を誇りに感じる」
と、この活動を賞賛しました。

毎年滋賀県で開催される、
琵琶湖の環境保全を掲げた
滋賀県下最大の野外音楽イベント「イナズマロックフェス」の
主催者でもある西川さん。
(今年も開催が決定しました!!)

このような催し物を通して、
環境先進県としての取り組みを
観光大使、そして一県民として
PRしていきたいと発表してくださいました。

7月1日を、国民がびわ湖を想う日に

船から手を振る三日月知事と西川観光大使

清掃終了後、Youtubeライブの生配信のために
向かったのは琵琶湖博物館。
それもなんと船で移動!
車なら20分かかるところ、船で10分で移動できちゃうのはびわ湖があるおかげ。

琵琶湖博物館で行われたYoutubeライブはこちら。

『知事と!西川大使と!
「びわ湖」のこと考えてみ~ひん?』

皆さんもぜひ、この配信を見ながら
びわ湖の日とはどんな日なのか、
びわ湖を未来に残すために何を約束できるのか、
考えてみてはいかがでしょうか。

______

じつは、びわ湖の清掃活動がおこなわれているのは
びわ湖の日当日である7月1日だけではありません。

滋賀県びわ湖の日の前後2週間、
県下全域で清掃活動が繰り広げられています。

また、びわ湖の日の清掃活動のきっかけとなった取り組みは、
漁業者の方々を中心に行われた「びわ湖(漁場)をきれいにする運動」です。
この取り組みがはじまってから今年で、50回目!
半世紀にわたり、この運動を通して、
さまざまな方がびわ湖の環境を守り続けてくださっているんです。

滋賀県だけでなく、日本にとって、
大切な存在であるびわ湖。

7月1日が、滋賀県民だけでなく
国民全員にとって大切な日になるよう
今後もこの活動を応援していきたいです。

(写真:林正隆 取材:しがトコ編集部(江島) 記事制作:小林莉子)

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