カフェ・お店

琵琶湖のゴミ拾いもアウトドア!ファッションで地元を表現する『-CONNECT-』から滋賀の”オモシロイ”が見えてくる

【CONNECT/滋賀県大津市】

『BIWAKO CITY』や『琵琶湖クリーニングクラブ(略してBCC)』などなど、
琵琶湖のゴミ拾いもアウトドアにしてしまう。そんな大人の外遊び集団が
大津市堅田駅近くのビルの一角から自然発生しているとかいないとか?!
ファッションをキーワードに地元の”オモシロイ”を表現するショップ、
『-CONNECT-(コネクト)』を取材しました!

アウトドアを日常に取り込む、セレクトショップ

看板

JR堅田駅から北に5分ほど歩いた交差点にあるテナントビル。
その3階に『-CONNECT-』はあります。
知らずにいると通り過ぎてしまいそうになる、ちょっと隠れ家的な雰囲気。
お店へ続く階段の前。そこに出ている看板がオープンの目印です。

店内サイン

こちらは「アウトドア⇄日常生活」をコンセプトに、
機能的な道具やファッションを通して提案するセレクトショップ。

グランピングなどアウトドアが身近になってきていますが
手持ちのアウトドアアイテムを普段の生活に活かせているかというと、
そうでない方も多いのでは。

日常にアウトドアグッズを取り入れ
便利かつオシャレに過ごそうというのがコンセプトなんです。

3階にあるお店には、大きな窓から自然光が差し込む、
開放感いっぱいの気持ちの良い空間が広がっていました。

セルフリノベの店内には魅力的なアイテムがいっぱい!

店内商品棚
店内を見渡すと、機能的で質のいいアイテムがそろっています。
ユニセックスなものが多いので、男女問わず楽しめそう。

元事務所だった一室を店主がセルフリノベーションしたそうで、
手作りならではの温かみも感じます。
服が掛けられているラックも、パイプのパーツで作られたオリジナル。
無骨だけどそれが逆にオシャレです。

ルナサンダル

足元に目をやると、ムムッ……これは『ルナサンダル』ではないですか!
ランニングもOKのサンダルで、ランナーに人気のアイテム。
メキシコの先住民族発祥のサンダル『ワラーチ』をベースにしていて、
年々愛用者が増えている、アウトドア好きにはたまらないアイテム。

街なかでもあまり見かけないのに、堅田にあるなんて!
夏場ワラーチで過ごしている筆者、思わず興奮です!!
試し履きや現品チェックしたい方は来店してみてください。
店主さん自身も愛用しているので、使用感などアドバイスいただけるかも。

もうひとつ個人的趣味な話をさせてください!
画像は、店内に置かれている店主さんの愛車。
『SURLY』というアメリカブランドの自転車で、
コアなファンがいるものの滋賀県ではほとんど見かけないもの。

それほどマニアックなブランドなのですが、
がっつり乗り込んでいる感が随所にあらわれていて、
自転車がお好きなんだなぁと感じました。

実は私も、最近までSURLYを乗っていたので、
愛着と親近感を感じ突っ込んだ会話を始めてしまいそうに・・・。
イカンイカン!今日はお店の魅力を伝えるための取材。
はやる気持ちをぐっとこらえ取材続行です(笑)。

『BIWAKO CITY』ってなんだ!?

ビワコシティパーカー

店内を見渡していて気になったのが『BIWAKO CITY』と書かれたパーカー。
これは『-CONNECT-』のオリジナル商品で、
あのジョンレノンが着ていた『NEW YORK CITY』のTシャツのフォントを
パロって各地でよく見かける ”なんちゃらCITY”シリーズの滋賀県版なんです。

うわさでは『SHIGA CITY』というのがあるそうですが、
滋賀より琵琶湖の方が絶対インパクトありますよね。
それに滋賀=琵琶湖なイメージなのは、県民も県外の人も周知の事実。

ビワコシティパーカー

遊び心ある素敵な大人に、真面目にフザケて着て欲しいと提案されたんだそうです。
ロゴは既存のフォントではなく、新たにデザインされたものだとか。
シンプルだけど何だかオシャレで、ファンが多いのもうなづけます。

夏に起こった西日本豪雨災害。
被害の大きさに心を痛めた店主さんが、
チャリテイーとして限定Tシャツを販売されました。
ビワコシティTシャツ/災害支援カラー
趣旨に賛同し筆者も購入したのですが、
しっかりした生地で着やすく重宝しています。

着て出かけるといろいろ突っ込まれますが、そこから会話が広がることもあり、
コミュニケーションアイテムとして使えるのではと思っています!

Tシャツの左腕にさりげなく琵琶湖が刺繍されています。
この刺繍の出発点は『MOTHER LAKE CAP』というこの帽子。
これは某有名ブランドの名作キャップにヒントを得て作られたそう。

「売上目的のパクりではなく、面白可笑しく作ったパロディでもない。
これは多大なる敬意を表したオマージュである」
という触れ込みで販売されていますが、ポップなカラーが性別年代問わず使えそう。
子どもがかぶってもかわいいですよね。

BIWAKO CITYはちょっと恥ずかしい・・・という方は、
キャップで滋賀愛をアピールしてみてはどうでしょう?

アイテムだけじゃない『琵琶湖クリーニングクラブ』という取り組み

琵琶湖クリーニングクラブ活動

出典:https://www.toolshop-connect.com/

『-CONNECT-』では、“ゴミ拾いはアウトドア”をテーマに清掃活動も行っているそう。
その名も『琵琶湖クリーニングクラブ(略してBCC)』。

“BIWAKO”を愛し、滋賀の自然を愛する外遊び集団で結成され
自然環境を守るべく店主さん陣頭指揮のもと活動開始。

・・・と書くと、ものすごく意識の高い社会活動のようですが、
「外遊び」のニュアンスが近いんだそう。

この写真は以前開催された時のものですが、
皆さん清々しい表情をされていますよね。しかも楽しそうでめっちゃ気になる!

出典:https://www.toolshop-connect.com/

でも実は…カッコいいドカジャンが着たい!作りたい!という、
店主さんの熱意から始まったもので、
要はこのドカジャンが欲しくて、ゴミ拾いは後付けという・・・
なにそれおもしろい!イカしてるじゃないですか!!(笑)

工事現場のガードマンが冬に着るようなアウターですが、
よく見ると”琵琶湖クリーニングクラブ””湖西支部”と刺繍がされていて
シャレの利いたアイテムに仕上がっています。

出典:https://www.toolshop-connect.com/

ドカジャンに”ゲシナン帽”(ナンバープレートの「滋」がデザインされています)、
その他必要アイテムを揃えてセット販売(現在は販売終了)。
それをみんなで着てワイワイ、ゴミ拾いしよう!と聞くと、
何か楽しそうに思えてきますよね。

開催日はオリジナルグッズを販売したり、
他のお店とコラボ企画もあるそうで、
面白そうなイベントに遊びにいくような、軽いノリでゴミ拾いの参加OK!

ゴミ拾い、ボランティアと聞くと、少し敷居の高さを感じますが、
こういうコンセプトならぜひ参加したい。
筆者は本気で参加したくて、
「次の日程わかったら早めに知らせてください!」と念押ししたぐらいです。

『琵琶湖クリーニングクラブ』は定期的に開催されていて、
日程など詳細はHPやSNSで発信されます。
行きたい方はこまめにチェックしておいてくださいね。

必要とされるなら、どんなことにも挑戦したい

店主の西村さん

気さくでフレンドリーな店主の西村さんは、地元堅田出身。
京都など都市部でのセレクトショップ勤務を経て、独立したのが2016年3月。

「オープンから2年間表現を続けてきて、
ようやく『-CONNECT-』らしさのようなものがカタチになってきました。
この感覚や発想が誰かに必要とされるなら、
場所にはこだわらず、どんなことでも挑戦し続けていきたい。
おもしろい人やお店、企業や行政など枠にとらわれず、
どんどんコラボーションしていきたいですね」と今後のビジョンを語ってくれました。

真面目に捉えがちな清掃活動も、BCCのようにファッションから入ったっていいじゃない!
ローカルメディアが盛んなように、ファッションアイコンもローカルから広がる時代です。

オープンから2年の間に、いろいろなイベントや取り組みを行い、
存在感を確かなものにしてきた『-CONNECT-』。
今後どんな野望や遊びが仕掛けられるのか?
オシャレでわくわくすることを、これからもどんどん発信してください!

(写真・文 デブ子デラックス

記事公開日:2018年10月12日/最終更新日:2021年6月14日

記事を書いた人
デブ子デラックス/京都府在住。生まれも育ちも京都でありながら、滋賀が大好きすぎてカフェやイベント、自転車関連、名所など、あらゆるところに出没。滋賀に移住するのが夢。「食べ歩きは生き甲斐!」のチャラいオバハン、自称”チャラオバ”(Twitter @debu_52 /Instagram @konosora18

「-CONNECT-」を地図でみる

JR湖西線「堅田駅」から徒歩約5分!

滋賀県大津市真野2丁目7-1

→大きい地図で見る

『-CONNECT-』の店舗詳細

住所
滋賀県大津市真野2丁目7-1 エスカルゴビル 3F【→地図】
営業時間
11時~20時
定休日
火曜日・水曜日
電話番号
077-574-2560
公式サイト
-CONNECT-

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