【蔵カフェ Fleurs de mars/滋賀県高島市】
絶景の琵琶湖がすぐ目の前に広がる蔵カフェ。
ゆっくりと流れる時間の中で日常を忘れて、のんびりと。
滋賀県高島市マキノ町、
桜の観光スポットでも知られる海津大崎にある
『蔵カフェ Fleurs de mars(フレールデゥマルス)』をご紹介します。
静かな空気がただよう湖畔のカフェ
『蔵カフェ Fleurs de mars』は、
琵琶湖に面した石積みの上に建つ蔵カフェ。
店内からは、澄んだ湖面を一望できます!
ちょうど湾の内側にあたるため、水面はおだやか。
晴れた日には、空の色を映して
抜けるような青色に染まります。
店主の井花弥生さんの生家でもある
築130年をこえる蔵を
アットホームなカフェに改装しました。
こちらが、客席から見える景色。
入り口から正面に見える窓の向こうには、
キラキラと光る琵琶湖が!
ゆらめく湖面を眺めながら、
のんびりとティータイムを楽しめます。
この窓に面したカウンターは1席のみ。
混雑時は譲り合って楽しんでくださいね。
手間ひまを感じさせる空間
安心安全にこだわったメニューは、
自身がアレルギー体質という店主の弥生さんが
食材を厳選し、そのほとんどを手作りしています。
この日いただいたのは、
旬のジューンベリージャムをのせたレモンムース。
ムースのほのかな酸味がなんともさわやか!
蔵の太い柱や梁をそのまま活かした店内。
白い漆喰の壁の塗装はなんと、自らコテを持ったのだとか。
弥生さんの生家は、長く地域の産業を支えてきた旧家。
そのため、店内の家具や建具は
どれも歴史のあるものばかり。
初めてきた場所なのになぜか落ち着くのは、
そんな家具たちのおかげかもしれませんね。
琵琶湖からもアクセスできる!
お店から浜へと通じる短い小道。
ここを訪れるときは、
テラスからぜひ浜におりてみてください。
開放感たっぷりの景色に癒されること間違いなしです。
「外にはテラス席に、琵琶湖から来られる方のための
テーブルセットを用意しているんです」と弥生さん。
浜に面した特殊な立地から、
SUPやカヤックで来店するお客さんも多いと話します。
遊び疲れた体に手作りの優しい食事が待っているなんて最高ですよね!
日常を忘れて大自然を独り占め
「お客さまが帰り際に『また来ます!』と
言ってくださるのが嬉しくて」。
そう話す弥生さんは、地域愛と人間愛に溢れるアネゴ肌!
先祖代々受け継いできた蔵を大切に手入れし、
蔵カフェに生まれ変わらせました。
「蔵には不思議なパワーがあるみたい。
感じる人は『ここ、強いね』と驚かれます(笑)」。
目の前に広がる鏡のように静かな琵琶湖と
歴史物語の世界に迷い込んだような
古き良き石垣の家並み。
手作りの料理でお腹を満たしたあとは、
透き通った水に足をひたしたり、
湖面に映った山影をただただ眺めたり。
日常なんかすっかり忘れられるぜいたくな時間を過ごしに
『蔵カフェ Fleurs de mars』を訪れてみませんか。
(写真・文 伊東朋子 編集 しがトコ編集部)
- 記事を書いた人
- 伊東朋子/滋賀県北部のログハウス在住。ライター/ジビエレザー作家。鹿や猪の毛皮を集め、革小物を作っています。家庭菜園にハマってナスを植えすぎてしまい、ナスの食べ過ぎで全身紫色になりそうです。(Instagram@isato.gibier)
『蔵カフェ Fleurs de mars』を地図でみる
海津大崎の桜並木から車で5分!
『蔵カフェ Fleurs de mars』のデータ
- 住所
- 滋賀県高島市マキノ町海津2317
- 定休日
- 月曜、木曜 ほか不定休あり
- 営業時間
- 平日11:30-17:00、土日祝10:30-18:00
- https://www.facebook.com/kuracafefleursdemars/
- https://www.instagram.com/infofleursde/