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琵琶湖の旨さに感動!漁師が営む贅沢旅館『舟倉』

【舟倉(ふなそう)/滋賀県長浜市】

静寂で美しい自然が広がる琵琶湖の北部、
滋賀県長浜市にある『舟倉(ふなそう)』は
4代目漁師が営む贅沢な旅館。

早朝、日がのぼる前から船で漁に出かけて、
店主みずからの手で獲った魚を
旅館の料理として提供してくれます。

とれたての湖魚は、鮮度がたかくて身がぷりり!
琵琶湖の“恵み”の旨さが詰まっています。

琵琶湖を眺めてのんびり宿泊するもよし、
湖魚料理を味わうもよし、
遠くはなれた大切な人にも教えてあげたい、
滋賀ならではの料理旅館をご紹介します!

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目の前には琵琶湖!贅沢なくつろぎ宿

尾上の漁の風景

『舟倉』がある、長浜市湖北町尾上(おのえ)地区には漁港があり、
古くから琵琶湖と密接に結びついた暮らしが営まれてきました。
でも、いま尾上地区で漁師を営むのはわずか3軒だけ。
そのうちの1軒が、舟倉を営む松田さん親子です。

湖魚を専門とした料理旅館は滋賀県初!
琵琶湖の漁師の新しいビジネスモデルとしても注目を集めています。

舟倉客室

まずは、舟倉の部屋の様子をご紹介します。

宿泊は一日二組限定。もちろん部屋はレイクビュー。
視線の先まで琵琶湖の青が広がります。
2階が宿泊専用の客室になっています。
ふたつの部屋の名前は「竹生島(ちくぶしま)」「葛籠尾(つづらお)」。
琵琶湖に浮かぶ島と、地元の岬の名前で
どちらも部屋の窓から見えるように設計されています。

お風呂の窓

もちろん、お部屋から見る琵琶湖の美しさは格別。
窓の大きさや高さにもこだわりました。
この景色を眺めながら、ゆっくりと過ぎる時間は
きっと記憶にのこる思い出になるはず。

お部屋"

ぜひこのお部屋から堪能してほしいのが
「日本の夕陽百選」にも選ばれた尾上の夕景。
一面が茜色に染まる湖面はとても幻想的です。

目にも美しい新鮮な湖魚料理がずらり!

座敷

宿泊せずに食事だけの利用もOK!
ただし、事前予約は必須です!!
「急にお店に来てもらっても、僕は琵琶湖の上にいることが多いので」と笑う松田さん。
本業が漁師ならではですね。

お座敷には「ニゴロブナ」や「ホンモロコ」「ビワマス」など、
琵琶湖の固有種の名前がつけられています。

ビワマスの刺し身

と、目の前にどーん!と運ばれてきたのは
“びわこの宝石”とも呼ばれる「ビワマス」。
鮭科に属する魚ですが、琵琶湖にしか生息していないので
全国的にはあまり知られておらず“幻の魚”とも呼ばれます。

鮮度抜群の天然のビワマスは、上質な脂が口の中でとろけるおいしさ!

湖魚づくしの御膳

フナずし、ニゴロブナの甘露煮、エビ豆など・・・
湖魚づくしの御膳は、どれから手をつけようか悩みます。

その独特の臭いで嫌厭されがちなフナずし。
おそるおそる口に運んでみると
チーズのようなまろやかな味わいで、おいしい!

ふなの刺し身

こちらは、フナのお刺身。
オレンジ色のつぶつぶはフナの卵なんだそう。
ぷちぷちとした食感が新鮮です。

なまずの天ぷら

こちらは、イワトコナマズのからあげ。
ナマズも食べられるんですね!
ふっくらとした白身で、くせもなく食べやすい。

琵琶湖にこんなに美味しい魚がたくさんいたなんて感動です!!

料理人と漁師の二足のわらじで

松田さん

慣れた手つきでニゴロブナをさばく、松田悠樹さん。
調理師専門学校を卒業後、京都の老舗懐石料理店にて修行。
その後、地元のホテル等で料理人として経験を積んできました。

その後、3代続く家業の漁師を継ぎ、
いまは父親と一緒に毎日のように漁へと出かけています。

松田さん家族

「400年の歴史を持つ琵琶湖は、50種類もの固有種を育んでいます。
滋賀ならではの独自の食文化を知って、味わってもらい、
湖魚の魅力を感じてもらえる場所にしたい」。
そう話す松田さんの挑戦は、まだ始まったばかり。

琵琶湖の幸づくしの湖魚料理が楽しめる
漁師旅館『舟倉』のこれからが楽しみです。

(取材・文:しがトコ編集部 写真:林正隆)

『舟倉』の詳細情報

住所
滋賀県長浜市湖北町尾上313-7
電話番号
0749-79-1008
定休日
不定休
公式サイト
https://funasou.com
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