観光

もみじの真っ赤な絨毯に出会える!鶏足寺の紅葉の見頃はもうすぐ

【鶏足寺(旧飯福寺)/滋賀県長浜市】

山奥に佇む静かな境内が、鮮やかな紅葉で彩られます。
200本ものもみじの古木で、辺り一面真っ赤に染まり、
参道はまるで赤い絨毯が敷かれたようにも見えます。

長浜市にある廃寺、鶏足寺(旧飯福寺)は毎年11月
中旬になると、普段は静かな境内がひときわ賑わい
をみせる紅葉スポット。

見頃は11月下旬頃ですが、11月15日(火)~30日(水)
は紅葉対策期間として簡単な模擬店が出店されるなど、
鶏足寺周辺はお祭りムードとなります。

出店もずらり。ちょっとしたお祭り気分も味わえます!

車で行く場合、最寄りの木之本ICからは全ての交差点に
案内看板が立てられています。詳しい場所がわからなくても、
駐車場まで簡単にたどり着けました。

紅葉対策期間中はJR木之本駅から、土日祝は北近江リゾ
ートからもシャトルバスが運行されているので、そちら
もぜひご利用ください。

さっそく駐車場から歩いて鶏足寺へと向かいます。

鶏足寺へ向かう道

駐車場から少し歩くと、田園風景の中に
山へ向かって進む小道が現れます。
鶏足寺へは、この小道に入ってから歩いて15分ほど。

多少の坂があるので、スニーカーなどの歩きやすい靴で
訪れるのがおすすめです!

無人販売所

最近ではあまり見かけなくなった、無人の販売所を発見!
周辺で取れた農作物などを、地元の方が販売。
100円で産地直売のものが買えるのは嬉しいですね。

模擬店

模擬店も出店されており、五平餅などを食べて腹ごしらえができますよ。
ちょっとしたお祭り気分で、お腹も期待も膨らみます!

鶏足寺の人気の理由は「真っ赤な絨毯」

模擬店の場所から山の中へ進むこと約10分、
ついに紅葉の場所に到着!

見頃に差し掛かった鶏足寺の参道

鶏足寺は奈良時代に行基によって開かれ、いったん荒廃する
も最澄が再興したと伝わる、己高山鶏足寺別院のひとつです。

現在は廃寺となっていますが、地域住民の手によって管理され、
秋には紅葉の名所として毎年多くの観光客が訪れます。

特に近年人気が急上昇し、観光ツアーも多く組まれているようで、
団体で来られている方もよく見かけます。

その人気の要因となったのが、鶏足寺の本殿へ向かう参道を
覆う真っ赤なもみじの紅葉です。

撮影日(11月13日)の時点では完全に紅葉はしておらず、
まだ見頃にさしかかろうとする段階でした。

これが見頃になり落葉が始まると、舞い落ちたもみじの葉によ
って、参道は真っ赤な絨毯を敷いたような景色へと変化します。

もみじの絨毯の状態の参道
(写真:Yoshimi Higuchiさん/2015年撮影)

まさに赤色一色!!山奥に佇む境内の中という、
趣深い雰囲気がさらに景色を美しく演出します。

この「真っ赤な絨毯」の鶏足寺をご覧になりたい場合、
見頃はおそらく11月20日以降ではないでしょうか。

一気に落葉する雨上がりのタイミングだと
絨毯のボリュームも増すのでオススメです。

見頃前でも楽しめる!カラフルなもみじも必見です。

カラフルなもみじ
見頃を迎える前でも、このように赤、黄、緑が入り混じり、
この時期ならではのカラフルなもみじは見応え十分!
まだ完全に紅葉しきっていない鶏足寺もオススメです。

鶏足寺は山の中にあるため、基本的に
日の光があまり当たらず暗くなっています。
そのため、紅葉の色にも深みが出て
より美しい色合いで紅葉を楽しめるんですよ。

最近では、冬の気温になる日も多くなってきましたが、
まだまだ日本の秋は残っています。

鶏足寺はそんな日本の秋を、
存分に感じられる場所ではないでしょうか。

ぜひ足を運んで、この絶景を楽しんでみてください。

(写真・文 仲上涼太)

記事公開日:2016年11月16日/最終更新日:2021年6月15日

 

「鶏足寺」を地図でみる

名神高速道路「木之本IC」から車で約15分!

滋賀県長浜市木之本町古橋

→大きい地図で見る

「鶏足寺」のデータ

住所
〒529-0411  滋賀県長浜市木之本町古橋 (→地図
アクセス
木之本ICから約15分(駐車場の台数には限りがあるため、シャトルバスの利用がおすすめ。詳細は下記公式サイト参照。)
電話番号
0749-82-5909
古橋・石道地区紅葉対策実行委員会(奥びわ湖観光協会)
紅葉散策協力金
大人(高校生以上)200円
営業時間(シーズン中)
9:00~16:00(最終入場15:30推奨)
公式サイト
長浜・米原・奥びわ湖を楽しむ観光情報サイト
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