【たかしまクラフトフェア 工藝の庭/イベントレポート】
気持ちのよい晴れ空の下、9/3(土)4(日)に開催された
『たかしまクラフトフェア ~feat. 風と土の交藝~ 工藝の庭』。
今年3月に閉校した旧高島市立広瀬小学校(滋賀県高島市安曇川町)を会場に、
県内や県外から、食器やガラス製品、アクセサリー、
染色品や雑貨など選りすぐりの35店舗が出展し、
たくさんの人で溢れていました。
地元の郷土料理やジビエ料理、有機コーヒーなど
この土地ならではのおいしい滋賀も集まりましたよ。
使われなくなった小学校を人が集まる庭に
外のイベントスペースでは、ちょっとしたライブも!
なんともいえない心地良い音色に癒されます。
入り口には「工藝の庭」の文字が。
会場ではワークショップも開催していました!
廃校したばかりとはいえ、
まだまだ現役の雰囲気の旧広瀬小学校。
中に入ると下駄箱や卒業生の卒業制作などが
そのままの状態で飾られていました。
階段を上がると…
長い廊下と教室です。なんだか懐かしい…!
中をのぞいてみると、生徒さん…
ではなく作家さんのお店が並びます。
各教室にそれぞれお店が並んでいます。
ずらりと並んだ作家さんたちの作品に大興奮!
これはオリジナルのサンダルを
職人さんが作っているところ。
高島でアトリエを構える「琴線」。
ガラス作家・時澤真美さんの作品です。
ガラスの透明感が本当に美しく、静かな存在感がありました。
こちらは「COMMUNE」のシャツ。
彦根でお店で一つ一つ丁寧に、シャツ職人の久米勝智さんが作っています。
質の良い素材とシンプルなデザインや色合いが素敵です。
そして、店主の杉山知子さんが手がける「神保真珠商店」。
一つとして同じ形のものはない琵琶湖真珠のアクセサリーや
母貝となるイケチョウガイのブローチやボタンなど。
その美しさに立ち止まってうっとりです…
神保真珠商店さんのアクセサリや貝ボタンは、
しがトコSTOREでも取り扱いさせてもらっています。
ぜひチェックしてみてくださいね!
ユニークな木のカトラリーやアクセサリーなどを
製作している「トナリ木工」。
このベビースプーンは器に引っ掛けることができるんです。
ころんとしたフォルムがかわいい!
京都で真鍮などのアクセサリーを扱う「toya」。
オーナーは滋賀県出身の佐藤輝典さん。
繊細で計算された美しさがとても魅力的で
佐藤さんのセンスの良さがうかがえました。
鹿の骨を使用したアクセサリーや小物を製作している「hai」。
余計な着色はせずに自然のままの色とツヤが特徴的。
繊細な彫刻に思わず見入ってしまいます。
クラフトフェアで終わらない、充実の内容
他にも菓子皿づくりや消しゴムはんこづくりなどのワークショップや、
学校の放送室をそのまま使った、
イベント間限定の「ニワラジオ」を開局。
絵本コーナーもありました。
これも当時のそのままの状態です。
お子様はここでひとやすみ!?
開催地の広瀬地域の紹介含め、
高島市への移住相談室も設けられていました。
校庭の遊具では子ども達もおもいっきり楽しんでいましたよ。
旧小学校がたくさんの人で賑わった2日間
私はイベント開催中の2日間ともに行ってみたのですが、
作品のクオリティ、質の高さは一見の価値ありでした。
会場全体がひとつの作品みたいで、まさに作家たちの庭
『工藝の庭』というネーミングがぴったりのイベントでした。
今後の開催にぜひ期待したいです!
(写真・文=渕田美絵)