カルチャー

お堂型フォトフレーム『おうちでご開帳!』自宅でも“マイ本尊”が拝める!

【お堂型フォトフレーム『おうちでご開帳!』】

「自宅でも“マイ本尊”に手を合わせていたい。」
そんな思いからスタートして完成した
お堂型フォトフレーム「おうちでご開帳」!
10月14日(日)に長浜市高月町で開催される
『観音まつり』にて限定販売します!
今回はその誕生秘話を公開!

地元のお堂を守る世話方さんと始動!


(※大きさは高さ28×幅17×奥行17cm 絵ハガキ、ポストカードがちょうど納まるサイズです)

全ての始まりは高月観音堂世話方・嶌津さんとの世間話。
「お坊さんや地域の方にお地蔵さんのお堂を作って欲しいという話があってな、
こんなもの作っとるんや。」とお見せいただいたものを見て、びっくり。
なかなか本格的なお堂だったのです。


「嶌津さん、小さいお地蔵堂を作れますか?」

「あぁ、できるで。まだ材も余っているから。」

「作ってください!小さいお堂を、ポストカードや仏さんの御影を安置したいんです。」

嶌津さんの作業場
※嶌津さんの作業場

てっきり建具屋さんとか、仏具屋さんとか、そんなお仕事をしていたのかと思いましたが、
「いやいや、趣味やで。」とのこと。
そんなこんなで2018年6月から製作がスタート!

お家でも仏さんを拝みたい!

仏さま01
※ポストカードは運慶展にて

もともと仏さんのポストカードや写真をファイリングしていたのですが、
それだと普段から目にすることができない。
壁にかけてもなんだか違う。
何よりも仏さんらしさが感じられませんでした。

自宅でも、あのドキドキを

仏さま02
自宅でも仏さんのお顔を拝するときに、あのお堂でお会いしたような
「自然と」手を合わせたくなる雰囲気を作りたいと密かに思っていました。

仏さんとお会いするときの楽しみは、
お堂の扉が、お厨子の扉が開く時だと思います。

あの扉から、ゆっくりとギギギという音を立てながら、
仏さんのお顔が見えたときの嬉しさといったら言葉にできません!

あのご開帳される瞬間のドキドキを、
閉帳するちょっと寂しい気持ちを自宅でも感じていたいです。

おうちでご開帳

試作品が完成する度に、自宅に持ち帰り開帳、閉帳してみました。

すると、ポストカードや写真だけでは手を合わせる機会がなかったのですが、
ついつい「行ってきます!」と声をかけたりして、
日常的に手を合わせるようになりました。

長浜市は「観音の里」と呼ばれ、たくさんの仏さんが、
500年くらい前から地元の人々によって守られています。

そして仏さんが地域を守り、人々は「観音さん」と親しみ、拝みます。

そんな土地から、「手を合わせる機会」を作るきっかけとして、
「おうちでご開帳」があればと思います。

おうちでご開帳、観音まつり限定販売!


製作:高月観音堂の世話方
監修:観音ガール

今回の販売を通して、世話方と拝観者が住むところは違えども、
同じように仏さんを思って繋がりができればと思います。

今回、嶌津さんのもとにある余材を使って、
一つ一つ手作りで製作しているので、多く作ることができません。
(※余材活用のため、作れる数に限りがあります。
恐れ入りますが、ご理解をお願い申し上げます)

現在、観音まつりに向けて20個ほど作っております。

観音まつりでは、門前市と高月観音堂にて販売予定です!

■参照記事
☆【お知らせ】お堂型フォトフレーム・おうちでご開帳! | 観音ガールの南無なむ日々

(写真・文 観音ガール

記事を書いた人
観音ガール/15歳の時に抱いた仏像への憧れを胸に、東京の会社員生活に手をふり”観音の里”滋賀県長浜市に移住。”観音ガール”と呼ばれ、現在は地域おこし協力隊で活躍。長浜独自の観音文化を伝えようと日々奔走中。(blog『観音ガールの南無なむ日々』/Twitter @kannonkohoku  

「観音の里 ふるさとまつり」イベント詳細

「観音の里」とも呼ばれるほど観音様が多い長浜市北部(高月・木之本エリア)は
仏像ファンにとってはまさに聖地。
「観音の里 ふるさとまつり」(通称「観音まつり」)は、
そんな仏像の聖地で行われるイベント。
毎年1年に1度、普段は見られない仏像と出会えます。

■関連記事
 ☆【特集 観音まつり2018まとめ】随時更新!| 観音ガールの南無なむ日々

長浜市高月町周辺で開催

滋賀県長浜市高月町

→大きい地図で見る

DATA

場所
渡岸寺観音堂(向源寺)境内および長浜市高月町周辺【→地図】
日時
10月14日(日) 8:30〜16:30※各観音堂拝観時間
お問い合わせ
観音の里 ふるさとまつりイベントページ
しがトコ採用情報

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