カフェ・お店

食べて地球にやさしくなる。米粉のおやつや地元のたっぷり野菜がおいしい!「ショップマドレ」

マドレ看板

【じかせいふんのこめこのおやつ&something ショップマドレ/滋賀県近江八幡市】

お米のカタチが愛らしい、小さな看板が目印のお店。
そこでは4人の女性たちが、心も体も元気になるような
米粉のお菓子や地元のお野菜をたっぷり使ったごはんを
つくっています。

滋賀県近江八幡市旧安土町にある「ショップマドレ」は、
”食べて地球にやさしくなる”がモットーのおいしいお店。

うっかりすると気づかず前を通りすぎてしまいそうなほどですが、
そのドアを開けると、食にまつわる魅力的な世界が
広がっていました!

こんなところにお店が!?真っ白なお米の看板が目印

マドレ外観

JR安土駅から徒歩5分。
駅前の通りを進むと、ひょっこり現れるお米の看板が目印。
株式会社東洋商会の一角に「ショップマドレ」はあります。

マドレ入口

お米の形の覗き窓があるドアから「こんにちは〜」と中に入ると・・・

マドレ店内

こじんまりとした空間にところ狭しと並べられた商品がずらり!
それぞれが丁寧に陳列され、居心地よさそうに並んでいます。

コスクラン

まず目に入るのは、自家製粉の米粉の焼き菓子。
小さな輪っかの形のかりんとう「コスクラン」はすべて
手作業で仕上げ、滋賀県産の菜種油「菜ばかり」で揚げた
オープン当初からの人気商品だとか。

ぽりぽりこめこさん

「ぽりぽりこめこさん」はひとつひとつ顔がある玄米粉と
米飴をつかったクッキー。
素朴な味わいのふつう味から西の湖のヨシ、キャロブ味など
ぽりぽりぽり…と食べ始めたら止まらない美味しさです。

個性豊かなお菓子たちがずらり!

ショートケーキ

生菓子もいろいろあります。季節のフルーツをつかったその
名も「胸キュンショートケーキ」は、見た目にも華やかです。
(いちごのショートケーキは、小林ファームさんの
いちごがある時期のみ登場するそうです)

琵琶湖シュークリーム

時にはアーモンドのハチがとまっていたり、琵琶湖の形を
していたり…いつも普通とはちょっと違う「妄想シュークリーム」
もおすすめですよ!

タルト

他にも季節の果物を味わえる色とりどりのタルトや

ロールケーキ

西の湖のヨシを使ったロールケーキなど、
行く度ごとに個性豊かなお菓子に
出会えるのもショップマドレの魅力です。

手間暇かけたショップマドレのおいしいごはんたち

ランチ
地元農家さんの野菜をつかったごはんやおかずは栄養たっぷり!

テイクアウト

好みの分量だけ量り売りをしてくれる
デリやお弁当、要予約の「つーちー定食」も人気メニューのひとつ。

デリショーケース

この日のデリは、写真左から「かぶとじゃがいものグラタン」、
「まーぼーなす」、「自家製テンペの南蛮漬け」。

「どれもお肉をつかってないけど、スパイスやハーブなどで
しっかりとした旨味を表現した深い味わいですよ」と話して
くれたのはショップマドレのアユミさん。
どれもとても美味しかったです!

テンペ

南蛮漬けにも入っている「手作りテンペ」は、テンペの魅力を
伝えたい!というアユミさんの熱い思いの結晶。

テンペとはインドネシア発祥の大豆の発酵食品で、海外でテンペ
の美味しさを知ったアユミさんは、帰国後、滋賀県産の無農薬
大豆で作り始めたそうです。

現在は滋賀県在来種の大豆“みずくぐり”を使い、
100グラムから購入することがでるので、
ご家庭の料理に加えてみるのもいいかもしれません。

滋賀のちょっとしたお土産もそろいます

マドレ商品陳列

ショップマドレにはマドレのメンバーが愛情を込めてつくった
“おいしいもの”の他に、滋賀の“すてきなもの”も大集合しています。

マドレお野菜

地元農家さんの新鮮な野菜やお米はもちろん

ジュースやオイル

無農薬の作物でつくられたジュースや調味料、環境に優しい石鹸。

アクセサリー

そのほか滋賀にゆかりのある作家さんのアクセサリーや服、
文房具など…どれもつくり手の
思いが込もった宝物のような商品ばかりです。

ショップマドレができるまで

4人写真

2010年6月、ショップマドレは農産加工事業を手がける東洋商会の
アンテナショップとして誕生しました。
メンバーは写真中央の右からアユミさんとエイコさん。
そして、アユミさんの母であるキヨミさん(左)と
叔母にあたるフジイさん(右)です。

自家製米粉

醸造関係の会社としてスタートした東洋商会。
農家さんの元でたくさんとれた農産物や、
形が悪く出荷できないものを、ジュースやジャムなどに加工できるよう
プランニングするなかで、要望が多かった米粉の製粉機を開発し、
30年ほど前からお店や事業所に導入してきました。

そんな中、自社の製粉機でつくる米粉の魅力をさらに広く
伝えるべく商品をつくり、販売するお店を始めることとなったのです。

そこで、白羽の矢がたったのが当時オーストラリアを
放浪中だった長女のアユミさんでした。

マドレインテリア

2010年2月にアユミさんが帰国。キヨミさんとフジイさんと
ともに、お店の名前を決めるところからスタートしました。

「マドレ」とはスペイン語で「お母さん」の意味。
お母さんが子供たちに安心して食べさせられるものを、
という思いが込められています。

お店がある旧安土町は、織田信長ゆかりの地。
南蛮の文化にも明るかった信長公にちなんで
スペイン語の名前にしました。

運命の出会いから新たなショップマドレがスタート!

ショップマドレに並ぶ商品はどれも素敵ですが、
それはつくり手であるマドレのメンバーが魅力的だから
なのかもしれません。ずっと気になっていた
「今のマドレができるまで」を尋ねてみました。

アユミさん

まずはこちらマドレの原動力アユミさん!柔らかい雰囲気と
内に秘めたメラメラと燃える熱さを兼ね備えるチャーミングな女性です。

アユミさんは大学卒業後すぐにオーストラリアへと渡り、
電気・ガス・水道なしの暮らしを体験するなど旅を
通して様々な文化に触れたそうです。

エイコさん

そんなアユミさんと今ではマドレに無くてはならない存在の
エイコさんが出会ったのは2011年4月のこと。

滋賀県東近江市のファブリカ村で1日限定出店のアユミさんの
カフェに、お客さんとして来店したのがエイコさんでした。

当時のエイコさんは調理師免許を持ち、
飲食の世界に身を置きながらも「何かが少し違う」と感じていました。

あるとき職場だったホテルからの帰り道、
畑で廃棄されるたくさん野菜を見たとき、
特に強く違和感を持ったそうです。


今ではその食材が持つ背景に思いをはせ、
野菜や果物ひとつひとつとも会話をするように接しているエイコさん。

食材の生産者である農家さんとキッチン、
そして料理の作り手とお客さんの距離の遠さが、
エイコさんのなかに違和感を生んでいたのかもしれません。

エイコさん作業中

そんな時、東日本大震災が起こりました。あまりの出来事に、
当時自らの生き方や暮らし方を見つめ直した方は多かったの
ではないでしょうか。エイコさんもその一人。

その日をきっかけにの自分の身の回りや身近でところである
滋賀県内の人や物事に目を向けるようになりました。
そんなとき、出会ったのがアユミさんでした。

アユミがエイコにプロポーズ!2人の出会いで4人のマドレに

2人インタビュー

その日が初のカフェ出店だったアユミさん。アユミさんがつ
くる米粉のお菓子を食べたエイコさんは、
「面白くてめっちゃ魅力的なことをしているけれど、
価格設定とか量とか、正直何かがもったいなかった(笑)」と振り返ります。

一方でアユミさんは、「カフェとか興味はあるけど一人では
できひん」と言うエイコさんに、「そんなことないよ!やり
たいならできるさ!」と伝えたかったそう。

2人でも作業風景

二人とも音楽が大好きという共通点もあり、
キヨミさんとフジイさんの大歓迎も受けてエイコさんは晴れて
ショップマドレの一員となりました。

アユミさんはエイコさんにマドレへの正式加入を依頼するとき、
「めっちゃ緊張しながらプロポーズするような気持ちで誘った」
のだとか。こんなロマンチックなエピソードもマドレならでは
かもしれません。

madore_51

商品が売れ残ったり、こだわりすぎて利益がでなかったり…
困難もありましたがその都度とことん話し合うことで前に進ん
できたマドレ。

県内の様々なイベントに積極的に出店しながら、自分たちで
イベントを主催するようにもなりました。

マルシェちらし

満月の夜に琵琶湖岸で物々交換を楽しむ「キャンドルナイト」
やアユミさんが“自分が買い物したい場所”をコンセプトに声を
かけた滋賀の素敵なお店集まる「マドレ市」、

地元の飲食店と
のコラボレーションなど、その活動は多岐にわたりました。

今では各方面で活躍する“滋賀の素敵な人たち”に出会えたことも、
かけがえのない財産となったそうです。

ヴィーガンは制約じゃなくて自由!

ヴィーガンマフィン

「食べて地球にやさしくなる。」マドレのオープン以来の
モットーです。

できるかぎり地産地消で無農薬・オーガニックの
食材を使い、お菓子やおかずにはヴィーガン(卵・乳製品等動物
由来性食品不使用)仕様のものが多くあります。

さらに米粉を使っているためグルテンフリー(小麦粉不使用)の
商品として、アレルギーなどのために食に制限のある人にも喜ば
れています。

ヴィーガンランチ

イベント出店や口コミなどで評判は広がり、グルテンフリーや
ヴィーガン仕様のお菓子を望む声がさらに多くマドレへ寄せられ
るようになりました。

その声に応え、マドレでは毎月第2週目、店内のすべてのおやつと
ごはんがヴィーガン仕様という「GREEN WEEK(グリーンウィ
ーク)」を開いています。

グリーンウィーク

しかしもちろん、マドレには卵や乳製品をつかったお菓子もあります。
そこには「アレルギーがある方もない方もみんなに米粉のお菓子を
楽しんでほしい」という思いがあります。

madore_30

「アレルギーの子を持つお母さんは、ケーキを作るのに卵・乳製品を
使わないと絶対に作れないと思ってやることもあるけど、そんなこと
なくて。いわゆる白いデコレーションケーキじゃないけど、

それはそれですごくおいしいから、
あんまり悲観せんとおいしいものを心から楽しんでほしい。

世界にはいっぱいおいしいものがあるから大丈夫だよ!
かわいそうじゃないよ!って言いたい」と話すエイコさん。

ヴィーガンケーキ

お客さんの要望から生まれたというエイコさん作の
ベジバージョンのケーキは、生クリームの代わりに
サツマイモやカボチャのクリームを使い、とってもやさしい味わいです。

アユミさんが旅をしたオーストラリアでは、ベジタリアンの文化や
グルテンフリーが広く受け入れられ、レストランやスーパーでも
しっかりと選択肢があるそうです。

アユミさんにヴィーガンに対する考え方を尋ねると、とっても彼女らしくて
ハッピーな答えが返ってきました。

ヴィーガンプレート

「まずはおいしくて楽しいから。お肉や魚を使わない分制限がある
ようやけど、その代わりに何をつかっておいしく作るかっていうと
ころで世界が広がる!アート的で魅力があります。

それに、世界にはいろんな人がいて文化があって、どれが良い悪い
じゃなくて、あるよ!っていうことを知らせたい。選択肢が増えた
らそれだけ自由な世界になると思うんです」。

ヴィーガンケーキ

マドレには、○○が使えない、○○が入れられない…というような悲壮感
が全くありません。おいしそうなお菓子たちが「それも個性、なにが
悪いの?こんなにもおいしいよ!」とにぎやかに声を上げているかの
ようです。

幻のお店から通えるお店へ。変わり続けるマドレのこれからは?

マドレ入口内側
2015年2月にリューアルしたマドレ。
それまでは週に1日土曜日だけお店を開け、他はイベント
出店やその準備に当ててきましたが、現在は月曜から土曜
まで週6日間オープンしています。

知る人ぞ知るお店から、もっと広く知ってもらえるお店に。
それは本当にほしいと思っている人にマドレの商品を届け
たいとの思いからでした。

近くまで来ても見つけられず、“幻のお店”を言われたことも
あったとか。それが今では、初めて来店するお客さんに加え、
日常的に通ってくれるお客さんもいるそうです。

そんなマドレはオープンから7年目に入り、現在大きな
ターニングポイントを迎えているのだとか。
常に変化しながら、滋賀の素敵の一歩先!?を走ってきた
マドレの今後が楽しみです。

さぁ西の湖のほとりの小さなお店のドアを開けてみませんか?
その先には、とても魅力的な世界が広がっていますよ!

(おやつやごはんの写真:ショップマドレ提供)
(その他の写真・文:国領美歩)

「じかせいふんのこめこのおやつ&something ショップマドレ」を地図でみる

安土駅から徒歩5分!

滋賀県近江八幡市安土町上豊浦1397-11

→大きい地図で見る

『じかせいふんのこめこのおやつ&something ショップマドレ』の店舗詳細

住所
〒521-1341 滋賀県近江八幡市安土町上豊浦1397-11 (株)東洋商会内【→地図】
営業時間
午前11時~午後5時
営業内容
月・火・水は※焼き菓子/雑貨/食品のみの販売(12時~13時半CLOSE)
木・金・土は※に加えて生菓子・デリの販売
定休日
日曜日・祝日+不定休
電話番号
0748-46-2158
公式サイト
http://www.shop-madre.com/index.html
ブログ
http://shopmadre88.shiga-saku.net
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