カルチャー

農機具のヤンマーが、本気で作った体験型観光農園『シンビオシスファーム』

カフェエリア建物外観

【SYMBIOSIS FARM by YANMAR(シンビオシスファーム バイ ヤンマー)/滋賀県栗東市】

南国感漂う、一風変わった形の建物。
じつはこれ、農機や建機のメーカー・ヤンマーが作った
体験型観光農園なんです!

“美味しく遊ぶ”をコンセプトに
栗東市にオープンした『シンビオシスファーム バイ ヤンマー』。
収穫して、料理して、食べる。
その一連の流れをおしゃれな空間のなかで
ゆったり楽しめるとあって
いちご狩りシーズンは、土日の予約が
全て埋まるほどの人気ぶりでした。

今回はミニトマトなどの夏野菜を収穫して
ピザやスイーツ作りができる
夏限定プランを体験してきました!

地域と共存するヤンマーの本気度は建物にも

symbiosis看板

農機や建機、小型船舶の製造などで有名な
ヤンマーが手がける体験型観光農園『シンビオシスファーム』は
2024年1月、滋賀県の栗東市に誕生しました。

カフェエリア建物外観

大きなビニールハウスの中にすっぽり収まった
一際目を引くこの建物は、カフェエリアになります。

収穫した果物や野菜を料理して
食べたり、飲んだり、ゆっくり過ごす場所です。

カフェエリア建物内観

施設の中へ進むと自然と調和した
優しい空間が広がっています。

琵琶湖岸のヨシや、裏山から切り出した竹をはじめ
この建物に使われている建築資材は、すべて滋賀県産。

テーブル

ヤンマーといえば、
創業者が滋賀県長浜市出身ということで
長浜市に「ヤンマーミュージアム」を展開するなど
滋賀愛に溢れた企業。

よく見れば、テーブルの形も
琵琶湖がモチーフになっています!

ビニールハウス

もともとこの場所にはヤンマーの農業関連の研究施設があり
10年前から苗や野菜を生産・販売する拠点となっていました。

これからの農業の未来を見据え
もっと多くの人に気軽に来てもらって
農業との接点を増やしたいと
2024年1月に、体験型観光施設をオープンさせることに。

建物が入ったビニールハウスも
以前から農作物の栽培に使われていたものなんだとか。

冬はいちご、夏はプチトマトを収穫

プチトマトの名札

冬季シーズンはいちごを育てているハウスですが
夏季シーズンは14品種のプチトマトが栽培されています。
「チョコちゃん」「ミドリちゃん」なんて可愛い名前の品種や
皮が薄くてつぶれやすいため、
市場には出回らない「プチぷよ」などの貴重な品種も。

プチトマト

赤や黄、オレンジ、緑とカラフルなプチトマトがいろいろ。
食べ頃のトマトの見分け方などを教えてもらいながら
食べられる分だけ収穫していきます。

収穫から料理まで。自分でやってみるとより美味しく!

ピザの材料と道具

作れるピザは1組で4枚。
マルゲリータや夏野菜ピザなどお食事系から
夏いちごを使ったデザート系のピザも作れます。

ピザ生地も道具もすべて揃ってるので
生地を広げたり、トッピングしたり
楽しいところだけ体験できるのも嬉しいポイント!

ピザ窯

トッピングができたら外のピザ窯で焼きます!
あっという間に焼き上がるので
目を離さないように気をつけて。

いろいろな形のピザ

ちょっと焦げたり、形がいびつになっても
自分たちで作れば、それも思い出に。
三者三様のピザが出来上がりました!

ピザだけでなく、夏いちごを使ってクレープを作ったり
トマトアイスなどデザート作りもできます。

自分たちのペースでのんびり楽しめる

コーヒースタンド

ドリンク類はオールインクルーシブで料金に含まれています。
珈琲は豆をミルでガリガリ挽くところから自分で。

滋賀で無農薬・有機栽培にこだわった農業をしている
レイクスファーム」さんのレモンを使った
レモンシロップで作るレモンソーダが絶品でした!

別料金で提供されているノンアルコールビールは
大津市堅田にある「近江麦酒」。

キッズスペース

広々としたキッズスペースには
食にまつわる絵本や木のおもちゃが用意されていて
琵琶湖の魚も泳いでいました。

グループでの料金設定となっていて
収穫をするのも、食事をするのも、一息つくのも
自分たちのペースで楽しめるように配慮されています。

農業の入り口に

ヤンマーシンビオシス太田さん

「普段食べているトマトがどんな場所で育つのか、
どう収穫するのか、そこからどんな風に料理に使われるのか。
トマトが勝手に食卓に並ぶのではなく、その過程に
たくさんの人の手がかかっていることを知ってほしいです」
とシンビオシスファームの太田さん。

子どもたちにわくわくとした体験を提供することが
農業の未来へとつながります。

焼き立てのピザ

ただの観光農園ではなく、
農業について楽しみながら興味や学びが深められる。
このシンビオシスファームはその入口。

お腹を満たして心も豊かにする、そんな体験の数々に
子どもも大人も心が躍ること間違いなしです!

(取材・撮影 しがトコ編集部)

『SYMBIOSIS FARM by YANMAR』の施設詳細

住所
滋賀県栗東市上砥山218
夏営業期間
2024年7月20日(土)~9月8日(日)
10:00~、13:30~
定休日
月・火曜日
予約はこちらから
https://symbiosis-farm-yss-yoyaku.resv.jp/reserve/calendar.php
公式サイト
https://www.yanmar.com/jp/symbiosisfarm/
instagram
https://www.instagram.com/symbiosis_farm_official

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