【flatto/滋賀県大津市北比良】
「琵琶湖の湖西の森を抜けて、ふらっと迷い込んだ先に、素敵なお店をみつけた」
そんなコンセプトのもと、2018年春に北比良にオープンした、
和食器のセレクトショップ『flatto(フラット)』。
京都から移り住んだ山本さんご夫婦が営む小さなお店ですが
暮らしを思い描きながら、センス良くディスプレイされた器を見ていると
日々の生活を丁寧に楽しむ、そんな大切なことを思い出させてくれます。
ふらっと立ち寄ったその扉の向こうには、素敵な世界が広がっていました!
森の雰囲気が漂う北比良の別荘地には、隠れ家的なカフェやショップが点在しています。
青い玄関扉が印象的な『flatto(フラット)』も、その中のひとつ。
高まる気持ちを抑えながらブルーの扉を開けてみました。
けっして主張しすぎず、暮らしに馴染むようにディスプレイされた器。
「必ず作家さんのもとを訪れ、器が生まれる過程もすべて確認してから選んでいます」と山本さん。
毎日の生活でいつも身近に手にする器だからこそ、どこでどんな風に作られたものなのか
話を聞きながらじっくりと選べば、使うのがより楽しくなりそうです。
レトロな雰囲気がかわいい、絵付けの器。
愛媛県の女性作家・石井桃子さんの作品です。
食卓を明るく盛り立ててくれる黄色い器は、福井県の作家・武曽健一さんのもの。
京都で作陶されている人気の女性作家・木下和美さんの器。
でてきた瞬間、テーブルがとても華やかになりそうですね。
滋賀の作家モノもラインナップされています!
東近江市にある『ことうヘムスロイド村』に工房を構える竹口要さん。
やわらかなフォルムと、軽さや口当たりなど使い心地にもこだわって作られています。
信楽焼の作家、福井亜紀さん。
土の質感を残した人気シリーズの器は、料理を引き立てる名脇役になってくれます!
器の魅力を丁寧に紹介し、作家さんとお客様の架け橋に
穏やかな雰囲気の山本さんご夫妻。
お店の始まりはオンラインショップだったのですが、
ひとつ、ひとつを手にとって、じっくり選んでいただきたいと
実店舗オープンを考えていたところ、この北比良の地に巡り合ったそう。
「琵琶湖と山に挟まれた絶好のロケーションです。
近くには近江舞子の水泳場や白髭神社などの観光地もあり、
比良周辺の隠れ家的なショップもいろいろありますので、
観光をかねてふらっと立ち寄ってくださいね」。
実は、お店の奥にはまだ手つかずのスペースもあるんだとか。
いまはキッズスペースとして使われたりしているようですが
今後はここがカフェになったりする可能性もあるような、ないような。。
以前はガーデンデザイナーが住まれていたそうで、緑豊かなお庭もあるんです。
庭を含め、お店がどのように変化していくのかはこの先のお楽しみ。
ディスプレイも定期的に変わるので、訪れる度に新しい顔を見せてくれそうです。
誰かに教えたいような、自分だけの秘密にしたいような、素敵なお店を見つけました。
(写真:デブ子デラックス 文:しがトコ編集部)
「flatto」を地図でみる
志賀バイパス「比良ランプ」より車で約5分!
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