【千成亭ぎゅ~じあむ/滋賀県甲良町】
ミュージアムならぬ「ぎゅ~じあむ」?!
なにやら面白そうなにおいが漂うこちらのお店は、
「近江牛」をテーマにした複合施設『千成亭ぎゅ~じあむ』。
美味しい近江牛を味わえるグルメコートやレストランはもちろん、
ユーモア満載のお土産ショップや、牛の部位の「お肉パズル」、
今日の運勢と近江牛のおすすめ部位まで教えてくれる、
おみくじならぬ「おにくじ」も!
滋賀の新たな観光スポットになりそうな予感がする
話題のお店に行ってみました。
湖東三山の古刹「西明寺」のすぐ目の前
国道307号線沿い、紅葉の名所としても名高い「西明寺」の目の前に
2022年10月にオープンした『千成亭ぎゅ~じあむ』。
近江牛専門店「千成亭」が運営するお店です。
「千成亭」といえば、彦根を中心に複数店舗運営する
県内でも人気の近江牛レストラン。
その新たな試みとして、近江牛をただ味わうだけでなく
近江牛に親しめる場として、複合施設をオープンしました。
思わずくすっと笑ってしまう。ユーモア満載のお土産ショップ
お店に入ってすぐは物販コーナー。
千成亭のオリジナルグッズや、地元の名産品などが販売されているので
お土産やちょっとした贈り物を買うのによさそうです。
美味しそうな霜降り肉!と近づいてみると、
これは生肉模様をリアルに再現した
その名も「近江牛タオル」。
こちらのハンドタオルは
「ナイストゥ・ミート・ユー」
「きっとカツ」
「ステーキになってね」なんて
ユーモアあふれるメッセージ入り。
「おみくじ」ならぬ「おにくじ」もありました!
ただ運勢を占うだけでなく、おすすめの肉の部位も紹介してくれます。
なんだか楽しい気分になってきたところで
ミュージアムへ行ってみましょう!
知ればますます近江牛が好きになる!
近江牛は三大和牛の中でも最も古く、
神戸牛が約130年、松阪牛が約100年と言われる中で
近江牛の歴史は約400年。
日本で最も長い歴史がある和牛だと言われています。
その始まりは江戸時代。
将軍の側近の彦根藩にだけ牛の屠殺(とさつ)が許可されたことに始まります。
当時、牛肉は薬膳として重宝され、彦根藩から将軍に献上されていました。
そんな近江牛の歴史をわかりやすく紹介したパネルが展示されています。
「桜田門外の変」は近江牛が原因だった!?
忠臣蔵の大石蔵之介や福沢諭吉も愛食した、など
興味深い史実もあって、知れば知るほど近江牛を好きになれます。
こちらは牛の部位のパズル。
近江牛のペーパークラフトなど、子どもたちが楽しめる工夫もされていました。
グルメコートで気軽に。ちょっと奮発してレストランで。その日の気分で選べます!
リーズナブルに近江牛を楽しみたいならグルメコートがおすすめ。
牛丼やローストビーフ丼、肉うどんなどが楽しめます。
テーブル席はゆったりと配置されていて
大きな窓もあって開放感抜群。
肉がたっぷりのった「近江牛牛丼」は1,100円。
カルビ丼やすじ丼もありました。
見た目も上品な「ローストビーフ丼」は1,800円。
口の中でとろけるような柔らかさと
ほんのり甘い近江牛が絶品でした!
美味しいものを少しだけ味わい人には
近江牛の握り寿司もおすすめです。
グルメコートの奥には、
本格的な近江牛をすき焼きやしゃぶしゃぶ、
ステーキでいただけるレストランもあります。
予約で個室を借りることもできるので、
特別な日の食事にもぴったり。
観光客だけでなく地元の人も利用しやすいレストランになっています。
(事前予約で夜も利用可能)
テイクアウトで自宅でも近江牛を堪能
コロッケやメンチカツはテイクアウトOK!
注文後に揚げてくれるシステムなので
熱々、サクッがたまりません!
精肉の販売もあります。
千成亭の自社工場で育てられた良質な近江牛が自宅でも楽しめます。
地元の人もふらっと立ち寄れるお店に
店長の橋本さん。
「千成亭は自社ファームがあり、グループ内ですべて完結できるようになっています。
だから、安全で美味しいお肉を自信をもって提供できます。
観光で来られた方はもちろん、地元のみなさまにも親しまれる店舗にしたいので、
今後もみなさんの声を取り入れ、どんどん改良していくつもりです」
と話してくれました。
店内の飾り棚には、世界各国から集められた
牛のオブジェが飾られてます。
こちらもこれからますます増えていく予定。
美味しい近江牛料理はもちろん
近江牛を知って、買って、楽しくなれる
近江牛のミュージアム『千成亭ぎゅ~じあむ』に出かけてみませんか。
(取材・文:しがトコ編集部 写真:林正隆)
『千成亭ぎゅ~じあむ』の詳細情報
- 住所
- 滋賀県犬上郡甲良町池寺1-5
- 電話番号
- 0749-29-9090
- 営業時間
- <店舗>10:00~16:00
<飲食店>11:00~15:00 - 定休日
- 月曜日
- 公式サイト
- https://gyuseum.jp/