観光

コンパクトに見どころ満載!明治天皇も立ち寄った、歩きやすいまち・愛荘町

ルートマップ

【しがトコPR/愛荘町ウォーキングルート】

江戸時代の面影が残る旧中山道沿いに、
明治天皇が巡幸の際に立ち寄った料亭や
カラフルなびん細工手まり、老舗の和菓子屋など
魅力的なスポットがぎゅっと凝縮された愛荘町。

そんな愛荘町の歩き方を紹介したルートマップが完成したということで
早速、しがトコ編集部もマップ片手にまちあるきしてみました。

広い駐車場も完備!中山道愛知川宿のまちあるきスタート

愛知川宿ゲート

まちあるきの魅力はなんといっても、気軽に楽しめること。
思いたったその日にカメラ片手に散策に出かけられます。

街道の風景

普段よく知っているまちでも、のんびり歩いてみると
いつもと違った発見があるかも!

でも現地までのアクセスをどうするかは悩みどころですよね。

中山道愛知川宿観光駐車場

愛荘町の場合は、広い無料の駐車場があります!
電車利用の場合は、近江鉄道愛知川駅を出発地にすれば問題なし。

それでは早速、まちあるきスタートです!

「中山道愛知川宿観光駐車場」
住所:滋賀県愛知郡愛荘町愛知川【→地図】

まちあるきの情報収集や休憩ポイントに!「愛知川ふれあい本陣」

愛知川ふれあい本陣

最初に立ち寄ったのは「愛知川ふれあい本陣」。
こちらの施設は、観光案内所を兼ねています。
ノスタルジックな雰囲気が漂う、洋館の建物が目印!

愛知川ふれあい本陣施設内

この建物は大正時代に建てられた「旧近江銀行愛知川支店」。
内部にも当時の面影が残っています。

愛知川宿の歴史や文化に焦点をあてたパネル展示などもあるので
愛荘町を知るためにも最初に立ち寄りたいスポットです。

びんてまり

ころんと愛らしい「びん細工手まり」は、
愛荘町に江戸時代から伝わる伝統工芸品。

丸くて中が良く見える=丸く仲良く、
というところから縁起物として贈られたりしたそう。

てまりピアス

びんてまりをモチーフにした
ピアスやイヤリング販売されていました!

中庭

施設の奥にはモーニングや鉄板ナポリタンなどの
名古屋グルメが味わえる「なごみ・カフェ」や
「体験交流・滞在施設」もあります。

体験交流滞在施設

14時までは、フリースペースが一般開放されているので
まちあるきの休憩にも利用できますよ。

「愛知川ふれあい本陣」
住所:滋賀県愛知郡愛荘町愛知川38-2
TEL:0749-42-2165
公式サイトはこちらから

愛知川沿いには自然を感じるスポットも

祇園神社

少し歩いてやってきたのは
国道8号「御幸橋北」のすぐそばにある「祇園神社」。

祇園神社参拝

中山道を旅する人もここで道中の無事を祈ったのでしょうか?

「祇園神社」周辺で毎年開催される「祇園納涼祭花火大会」は
滋賀県で最も古い歴史がある花火大会なんだとか。

愛知川橋梁

神社のすぐ横にある真っ赤な橋は「愛知川橋梁」。
明治中期に作られたトラス橋梁ですが、
いまも近江鉄道がその上を走り、現役で活躍中です。

花火大会の日には、ここが絶景写真を狙える場所に!
夜空を彩る花火と電車と橋がコラボした写真が撮影できるかも。

みゆき公園

また愛知川沿いにある「みゆき公園」は
土手沿いに桜も植えられていて、春はお花見する人で賑わいます。

江戸期に歌川広重により描かれた浮世絵
「木曽海道六拾九次之内恵智川」はこのあたりで描かれたと想像できます。

特別感がたまらない!由緒あるお屋敷で堪能する絶品ランチ

竹兵楼外観

中山道の旅籠として江戸中期に創業した「竹平楼」。
明治天皇が巡幸の際、休憩に立ち寄ったこともある由緒ある料亭です。

大座敷

国の登録有形文化財にも指定されている建物は
まさに日本建築の伝統美そのもの。

額縁や掛け軸などの調度品も見応えがあります。

渋沢栄一の書

七代目当主の西村正司さんが指す書は、
NHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公
渋沢栄一の直筆なんだとか!

明治天皇御座所

明治11年の巡幸の際に、明治天皇が休憩されたお部屋も
当時のまま残されています。

貴重な歴史資料もいろいろあって、まるで博物館に来たかのよう!

個室

ここまでの説明だと、少し敷居が高く感じられるかもしれませんが
ランチは3500円からと、意外とリーズナブル!
しかも、ランチでもすべて個室が利用できます。

四季の花が咲く、美しく手入れされたお庭を眺めながら
家族や仲間とゆっくり食事が楽しめますよ。

ひょうたん弁当

今回いただいたのは「ひょうたん弁当」。
焼き物、煮物、お刺身、天ぷら・・・など
手の込んだお料理がたくさん詰まっていて、
けっこうボリュームもありました!

ほうじ茶プリン

デザートは自家製の「ほうじ茶プリン」。
とろっと滑らかなプリンが最高!

日本庭園

ゆったりと日本の風情を堪能することができて
いつもと違った特別感が味わえるお店でした。

「竹平楼」
住所:滋賀県愛知郡愛荘町愛知川1608
営業時間:11:30~22:00(入店は19:30まで)
定休日:水曜日・年末年始
TEL:0749-42-4007
公式サイトはこちらから

歴史ある神社や仏閣も

街路灯

お腹も満たされ、まちあるき再開です!

そもそも中山道とは、江戸時代の五街道のひとつ。
伊勢から多賀大社への参拝する春日局も通ったとか。

街道沿いには、歴史ある神社や仏閣もあります。

紅梅

400年以上の歴史がある寺院「宝満寺」では、
親鸞上人が自ら手植えしたという紅梅が
美しく可憐な花を咲かせていました!

宝満寺ハナノキ

立派な本堂の前に立つ木は
国の天然記念物にも指定されている「ハナノキ」です。

11月中旬になると、葉が紅や黄に染まり、
境内にカラフルな絨毯を敷き詰めたような美しい景色が広がります。

八幡神社

そのすぐ隣には聖徳太子が物部守屋との戦いの際に
身を潜めたと伝わる「八幡神社」もあります。

チャレンジ精神を忘れない老舗の和菓子店「しろ平老舗」

しろ平老舗外観

また、長旅の疲れを癒す宿場町には
昔からお茶屋さんや和菓子屋さんも多く存在していました。
創業150年以上の老舗和菓子店「しろ平老舗」もそのひとつです。

岩佐昇さん

「いらっしゃい!」と愛想よく声をかけてくれたのは
五代目店主の岩佐昇さん。

岩佐さんおすすめの和菓子を特別に店頭で試食させていただきました!

きんかん大福と小桃大福

手前のオレンジの断面が美しいお菓子は、
代表菓「きんかん大福」。
オレンジ色の正体は、きんかんの甘露煮。
ほどよい苦みと酸味が絶妙で後味はさっぱりしています!

その奥は、この時期限定の「小桃大福」。
大きく育つ前の青桃の甘露煮を使ったフルーティな大福。
まったりとした甘みで、和菓子が苦手な人もこれだけは食べれるんだとか!
この季節を楽しみに待ちわびている人も多い人気のお菓子です。

近江しょこら

地元の米粉を使用した和風蒸しカステラ「近江しょこら」シリーズにも
期間限定の商品がありました!

地元の農園で朝摘みされたイチゴをジャムにして混ぜ込んだ
「近江しょこら いちご」。
隠し味に仕込まれたホワイトチョコがいい仕事をしてるんです!
お茶にも、コーヒーにもあう、優しい味わいのお菓子です。

ショーケース

あれもこれも美味しそうで、自然と笑みがこぼれます。
お土産もいろいろ買って、まちあるきは一旦終了です。

「しろ平老舗」
住所:滋賀県愛知郡愛荘町愛知川1504-1
営業時間:8:00~18:30
定休日:木曜日
TEL:0749-42-2733
公式サイトはこちらから

少し足を伸ばして。レトロな洋館で「近江上布」に触れる

ゆめまちテラスえち

駐車場から徒歩圏内には、旧愛知郡役所を保存改修し
地域のシンボルとして生まれ変わった「ゆめまちテラスえち」もあります。

近江上布伝統産業会館

その1階は「近江上布(麻織物)」のショップになっています。

麻織物は、湖東地域で室町時代から続く伝統産業。
なかでも近江上布は、江戸時代には幕府にも献上されていた上質な麻織物です。

高機

現在も昔とほぼ変わらない技術や工程で近江上布が織られています。

麻布

200種類以上の布が販売されています。

麻のイメージを変える、カラフルなバリエーションで
クラフト好きは必見です!

麻のハンカチ

麻の雑貨もいろいろ販売されていますよ。
シンプルなものこそ、布の上質さが際立ちます。

麻の服

服やアクセサリーなど気になる小物もいっぱい!

びわ湖こぎん刺し

琵琶湖をかたどったこぎん刺しもカワイイ!!

機織り体験

昔ながらの「地機(じばた)」を使った機織り体験もできます。
これが結構難しい!
自分の足と腰で機械を操り織り進めていきます。

いまでは地機の存在自体が珍しく、
わざわざ遠方より何度も体験しに来るひともいるそうです。

「ゆめまちテラスえち(旧愛知郡役所)」
住所:滋賀県愛知郡愛荘町愛知川32-2
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜日・祝日・年末年始
TEL:0749-42-3246
公式サイトはこちらから

愛荘町のふるさと納税にも魅力がいっぱい!

歩きたくなる街・愛荘町にいまはまだ訪れられない人も
ふるさと納税を利用して、愛荘町を近くに感じてみてはいかがでしょうか?

さとふるサイトページ

ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」または「さとふる」で、
今回のまち歩きで訪れたお店の商品が返礼品として紹介されています。

麻マスク

例えば、2020年にふるさと納税返礼品として話題になった
「滋賀県麻織物工業協同組合」の「麻のマスク」。

麻のなかでもシャリ感が強いラミーという生地を使っているので
とても涼しいのが特徴です。

きんかん大福

「竹平楼」や「しろ平老舗」の商品も返礼品になっています。

杉玉

鈴鹿山脈の伏流水で造られる日本酒も人気。
愛荘町には「藤居本家」と「愛知酒造」、2軒の老舗の酒蔵があり
それぞれの代表銘酒も返礼品として喜ばれているそう。

ののすてファブリック

ウエスティ工業」の、ののすて柄ファブリックも人気!
和室でも洋室でも、目立ちすぎず、インテリアにしっくり馴染みます。

ほかにも魅力的な返礼品がいっぱい!
ふるさと納税ポータルサイトからお申込みください。

「ふるさと納税ポータルサイト」
ふるさとチョイスはこちらから
さとふるはこちらから

サイクリングルートやドライブルートも完成!

愛荘町観光ルートマップ

今回はウォーキングルートを参考にまちあるきしてみましたが
レンタサイクルを使って巡るサイクリングルートや
湖東三山スマートICからスタートするドライブルートも完成しました!

以下よりPDFでもご覧いただけます。

ウォーキングルート~江戸時代の面影を求めて中山道を歩く[pdf]
サイクリングルート~自然あふれる宇曽川沿いをサイクリング[pdf]
ドライブルート~清流の里で伝統産業に触れる[pdf]

ぜひ“愛荘めぐり”の参考に、手にとってみてください。

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