【賤ヶ岳(しずがだけ)/滋賀県長浜市木之本】
山の清々しい空気を胸いっぱい吸い込んで大パノラマの絶景に癒される!
滋賀県の北エリア、関ケ原にも近い「賤ケ岳」は豊臣秀吉と柴田勝家が戦った「賤ケ岳の合戦」で有名ですが、じつは、奥びわ湖・竹生島から、余呉湖まで一望できる滋賀の絶景スポット。かつては戦国武将たちも、この景色に心奪われたかもしれません。
「賤ケ岳」は、山頂まではリフトも通っているます。それだけに、気軽にハイキング気分で登山を楽しむこともできます。そんな賤ヶ岳リフトの楽しみ方をご紹介します。
リフトなら片道6分で山頂へ
賤ヶ岳リフトには、北陸自動車道木之本ICから車で約5分で駐車場に到着します。高速道路からのアクセスも抜群です!
あざやかな新緑に誘われながら、リフト乗り場へ向かいます。
リフトがオープンするのは、4月中旬~12月上旬。オープン間近の初夏は、真っ白な「シャガ」の花が訪れる人を出迎えてくれます。
賤ヶ岳リフトは、片道約6分の空中散歩。力強く、ぐんぐん登っていくのが心地いい!鉄柱には、賤ケ岳の合戦で活躍した武将が記されているので、その名前をチェックするのも楽しいですよ。
振り返れば、木之本の町並みが一望!
山頂まで遊歩道も整備されています。そのためリフトは「片道券」を買い、行き・帰りのどちらかを歩く、という楽しみ方もできます。
山頂駅に到着!さっそく絶景がお出迎え
山頂駅から少し階段を登ったところに広がるこの景色!
スカッと晴れ渡る空と、日本一の湖・琵琶湖を望むパノラマビューが広がり、思わず声をあげ、写真を撮ってしまうこと間違いなし!
琵琶湖が見晴らせる絶景スポットは、たくさんありますが、ここは琵琶湖の最北部なので、北から見た琵琶湖と美しい山並みが楽しめます。
しかし、さきほどの景色はまだまだ序の口でした…!あと少しで山頂に到着、というところで振り返ると、息をのむような大パノラマが!
新緑に包まれた山と歴史ある町並み、そしてびわ湖が織りなす絵巻物のよう。
ゆったり広い山頂エリアで景色を堪能
山頂駅から景色を楽しみながら、歩くこと約10分。山頂エリアに到着しました!なんだか、空が少し近くなったような、清々しさです。
山頂エリアは、ベンチ、テーブルなども設置されていて休憩しながらゆっくり景色を堪能できます。レジャーシートの上でお弁当を広げピクニックを楽しんでもOK。
ただし、遮るものがなく、風が吹き抜けるので、物が飛ばされないようにご注意を!
戦いの面影を残す古戦場・賤ヶ岳
いまは絶景を楽しめる観光地として多くの人たちが訪れる賤ヶ岳ですが、安土桃山時代には「賤ヶ岳の合戦」があった古戦場。山中には戦いの面影を残す史跡も残っています。
山頂には「戦いのあと」という、岩場に腰かける武者の像も。重い甲冑を身に着け、戦いに挑み、疲弊しきった様子が伝わってきます。
地元ボランティアによる案内も行われていました!
豊臣秀吉、織田信長、小谷城などガイドさんの説明に出てくる言葉は歴史に詳しくなくても一度は聞いたことがあるフレーズばかり。滋賀が戦国の歴史舞台の中心だったことを実感します。
滋賀のもう一つの湖「余呉湖」も見おろせる!
雄大なびわ湖から右側に視線を移すと、そこにはもう一つの湖「余呉湖(よごこ)」が。
冬はワカサギ釣りのスポットとして人気ですが、日本のウユニ塩湖とも称される絶景スポットでもあります。
■関連記事:「世界よ、これが日本のウユニだ」美しすぎる余呉湖の絶景
賤ヶ岳の山頂からは、びわ湖と余呉湖。ふたつの湖が見下ろせるのが醍醐味です。
余呉湖までは、リフトの駐車場から車で15分ほど。賤ヶ岳を訪れたあとに、透き通るような水面をたたえる余呉湖のほとりでゆっくり過ごすのもおすすめです。
滋賀の北エリアも、魅力がたっぷり
北国街道の宿場町として栄えた「木之本宿」や、秀吉ゆかりの城下町「長浜」山と湖の恵みが揃った道の駅など周辺にも魅力的なスポットが満載。
気軽にリフトでのぼって「びわ湖のてっぺん」からの絶景を楽しんだあとは、滋賀の北エリアを周遊してみてはいかがでしょう?
(文・しがトコ編集部/写真・林正隆)
『賤ケ岳リフト』の詳細情報
- 住所
- 滋賀県長浜市木之本町大音
- リフト営業時間
- 9:00~17:00(11月以降は16:00まで)
- リフト営業期間
- 例年4月中旬~12月上旬まで(詳細は公式サイトをご確認ください)
- お問い合わせ
- 0749-82-3009
- https://www.shizugatakelift.jp/