【此処珈琲焙煎所(こここーひーばいせんじょ)/滋賀県彦根市】
滋賀の大学生が店主をつとめる
彦根市にある小さなコーヒー屋さん。
はじまりは、自粛期間中に発信したブログがきっかけでした。
お店のロゴは絵の得意な友人や、大学の後輩が担当。
手作りだけどこだわりは満載!
おはなし好きの店主が、
学業と両立しながらゆるりと営業しています。
手作りの看板が目印
お店があるのは、JR南彦根駅から徒歩10分ほど。
目の前にはスーパーもあり交通量の多い道路沿いに立つ
手作りの看板が目を引きます。
お店の引き戸には、マグカップに入ったトリさんが!
入口の空気感で、ほっこりしてしまいます。
はじまりは自粛期間中に発信したブログから
店主は、滋賀県立大学四年生の大原悠人さん。
コーヒーショップを始めたのは、
自粛期間中に発信したブログがきっかけでした。
当時ハマっていたコーヒーについて発信したところ、
読者が急増したことをきっかけに、
友人と自家焙煎のコーヒー豆を販売する
ネットショップからスタートしました。
ネットショップの運営と並行し、塾講師、コーヒーショップでアルバイトをしながら
資金と知識を貯めて2021年7月1日、
この場所に「此処珈琲焙煎所」をオープン。
内装はまったくの素人から
YouTubeを見ながら勉強したそうで
カウンターやテーブルだけでなく
壁や床までDIYの手作り空間。
店内のちょっとした棚も、もちろん自作です。
「明日も明後日も、一週間後も飽きずに飲み続けられる
角のないコーヒーにしたかった」と、手作りのメニュー表には、
産地ごとに4種の豆から3つのブレンドが並びます。
パッケージデザインは、友人や後輩が担当
店内のあちこちにで見かける、
かわいいオリジナルキャラクター「こころう」。
パッケージのデザインは絵の得意な友人や
デザインを学ぶ後輩が担当してくれたそう。
このカップも、ひとつひとつ手描き!
ときどき描いては置いていってくれるとか。
あちこちに感じられる手作り感が、
このお店の優しい雰囲気をうみだしています。
大学生店主ならでは。さまざまな人が集まるお店
「友人たちと集まれる、リビングが開放されているような
お店にしたかったんです」。そう話す大原さん。
最初は、大学生しか来ないだろうと思っていたそう。
「でも、立て看板を見た地元の人が、引き戸を開けて
入ってきてくれるんです。
それが二度三度となれば、もう本当にありがたいです」。
滋賀県立大学の仲間に、お店を貸し出したこともあるそうで、
「1日だけここがお弁当屋さんになったこともありました」と笑う大原さん。
学生の交流の場でもある一方、
ブログの読者が、遠方から足を運んでくれたこともあるとか。
学生や地域の人、SNS発信でつながる人びとが訪れる。
大学生が営むコーヒー店ならではの風景がそこにはありました。
(取材・文:しがトコ学生インターン 清水まい 写真:しがトコ 編集:しがトコ)
『此処珈琲焙煎所』を地図でみる
JR南彦根駅から徒歩約10分
『此処珈琲焙煎所』の施設情報
- 住所
- 滋賀県彦根市戸賀町240(→地図)
- 営業日
- Instagramハイライトにて発信
- 営業時間
- 12:00-20:00(月曜: 14:00-20:00)
- https://www.instagram.com/cococoffee_flat/