観光

『びんてまり』『近江の麻』からの料亭ランチ!想像以上に大満足の愛知川宿に行ってきました!

愛知川宿めぐり

【しがトコPR:愛知川宿/滋賀県愛知郡愛荘町】

江戸時代、京と江戸を結んだ街道のひとつ「中山道」の65番目の宿場町「愛知川宿」。

県民なら読めて当たり前でも、県外の人ならどう読むのか知らない人も多いのでは!?
「愛を知る川」と書いて「えちがわ」と読みます。

街道めぐりというと、なんだか渋い印象がありますが
SNSでも人気の色鮮やかな“びんてまり”や“きんかん大福”、“恋愛パワースポット”など
愛知川宿周辺には女子にも人気のスポットが点在しています。

実際に、しがトコ編集部で巡ってみました。

有名な観光地まで行かなくても、半日でも楽しめる穴場スポット

愛知川宿街灯

そもそも中山道とは、江戸時代の五街道のひとつ。
伊勢から多賀大社への参拝のため通行した春日局をはじめ、
徳川家の参勤交代や6750人規模の皇女和宮の行列、
徳川吉宗に献上する象も中山道を通ったとか。

街道沿いにある老舗料亭『竹平楼』には
明治天皇が立ち寄られたことも。

中山道の町並み

今も、風情ある建物が残る街道。
歩いてもわずか10分ほどの道のりですが
歴史やものづくりの精神が息づいていてじっくり巡れば面白い!

愛知川ふれあい本陣

2018年8月にオープンした『愛知川ふれあい本陣』。
こちらの施設は、観光案内所も兼ねているので、最初に立ち寄ってみるのがいいかもしれません。

愛知川ふれあい本陣中庭
中庭は休憩スポットになっているので、
ぶらり散策の途中にここで一息もおすすめ。

なごみカフェ店内

モーニングサービスのあるカフェもあります!

「愛知川ふれあい本陣」
住所:滋賀県愛知郡愛荘町愛知川38-2
TEL:0749-42-2165
公式サイト:https://www.group-sanwa.co.jp/fureaihonjin/

紅梅や花の木が美しく彩る『宝満寺』

宝満寺

次は『愛知川ふれあい本陣』のすぐ近く(徒歩1分)にある『宝満寺』へ。
少し奥まった路地の先にあります。

宝満寺お堂

400年以上の歴史があるお寺。
お堂も立派で、一般の方でもお参りできます。

親鸞聖人像
その昔、親鸞聖人が旅の途中で愛知川の氾濫にあい
川を渡れず、この寺に泊まったという民話が残されているのだそう。

紅梅

春には、親鸞上人が自ら手植えしたという紅梅が美しく可憐な花を咲かせます。

宝満寺花の木

境内にある花の木は11月中旬になると、葉が紅や黄に染まり
カラフルな絨毯を敷き詰めたような美しい景色が広がります。

「宝満寺」
住所:愛荘町愛知川1562
拝観時間:6:00~16:30(拝観無料)
TEL:0749-42-3906

レトロな柄がおしゃれなモノクロの折り紙

ののすておりがみ外観

今回の街めぐりで楽しみにしていたお店がこちら!
モノクロの折り紙『ののすておりがみ』の販売をされています。

ののすておりがみ店内

ののすておりがみとは、愛荘町内にあった
近江上布の機屋「野々捨商店」で使われていた型紙の模様をプリントしたもの。

折り紙の作品がそのまま和モダンなオブジェに!
額に入れて飾ったり、ふすまや屏風紙に使ったり、折り紙以外にもアレンジは自由自在です。

ののすておりがみアクセサリー

アクセサリーにだってなるんです!

ののすておりがみ 川井さんと関さん

こちらがののすておりがみの生みの親、川井さんと関さん。
地域おこし協力隊で愛荘町にやってきたお二人が、
町に残っていた野々捨商店の型紙の存在を知り、
もっと多くの人に気軽に触れてもらいたいと考え、作り出したのがののすておりがみです。

ののすておりがみバッグ

愛荘町にある『コクヨ工業滋賀』が製造するヨシ紙を使い、
琵琶湖の環境にもやさしい折り紙になりました。

「ののすておりがみ屋&刺繍屋ポイトコセ」
住所:愛荘町愛知川1764-1
営業時間:11:00~18:00
定休日:火曜日~木曜日(臨時休業あり)
TEL:0749-29-1948
公式サイト:https://nonosute-origami.tumblr.com/

見た目も味も大満足な『きんかん大福』

しろ平老舗外観

創業150年以上の老舗和菓子店『しろ平老舗』。
旅の休憩ポイントである宿場町には
昔からお茶屋さんや和菓子屋さんが多く存在していたとか。

しろ平老舗ショーケース
歴史を感じる店内ながらも、
手土産にも喜ばれそうな和菓子がずらり。
「どれ買って帰ろうかな〜」

きんかん大福
ショーケースの中でもひときわ目立っていたのがこちら。
しろ平さんの代表的な銘菓『きんかん大福』。

店主
「滋賀県産の最高級もち米、滋賀羽二重糯を使った求肥餅に、
甘さ控えめの自家製白あんと
甘露煮したきんかんをまるごと一個包んでますよ」と店主の岩佐さん。

特別に店頭で試食させていただきました!

きんかん大福試食
「ん!きんかんがゴロっと丸ごと入ってておいしい」
甘味と苦みと酸味が絶妙で後味はさっぱり!

きんかん大福お土産

もちろん、お土産もしっかりGET!

「しろ平老舗」
住所:愛荘町愛知川1504-1
営業時間:8:00~18:30
定休日:木曜日
TEL:0749-42-2733
公式サイト:http://www.shirohei.com/

近江商人の豪邸で庭を眺めながら、湖魚料理を満喫

近江商人亭外観

ランチは『近江商人亭』へ。
近江商人の豪商として知られた田中家の別邸として建てられた
大正期のお屋敷を利用した料亭です。

外観は質素倹約の近江商人らしい佇まいですが・・・

近江商人亭玄関

一歩足を踏み入れると、外からは想像もつかない贅をつくしたお屋敷になっています。

近江商人亭大広間

本物の素材の良さを生かし、細部の造作にまでこだわった上質な大広間。
近江商人の心意気が伺えます。

中庭

回遊式の美しい庭園。
建物だけでも一見の価値ありです!

野点膳

美しいお庭を眺めながら
鯉の煮付など近江の伝統料理をゆったりと味わいました。

「近江商人亭」
住所:愛荘町中宿51
営業時間:11:30~14:30、17:00~21:00(要予約)
定休日:水曜日
TEL:0749-42-3131
公式サイト:http://www.ohmishonintei.com/

と、出発地点からここまでで、わずか1km足らず。
まっすぐ歩けば10分ほどの距離ですが、魅力的なものがいっぱいありますよね!

もう少し足を伸ばして、愛知川宿から今度は車で3分(徒歩15分)の場所にあるスポットへ。
愛荘町に伝わる『びんてまり』や『近江上布』に触れられる施設にも立ち寄ってみます。

びんてまりの作り方が公開されているのはここだけ!『びんてまりの館』

びんてまりの館展示風景

可愛らしい小瓶に入ったびん細工手まり。
愛荘町に江戸時代から伝わる伝統工芸品です。

びんてまり

丸くて中が良く見える=丸く仲良く、
というところから縁起物として贈られたりしたそう。

てまりが伝わる地域は全国にもたくさんありますが
ぴったりサイズの瓶に入っているのは愛荘町だけ!
どうやって瓶の中に入れるのか気になりませんか?

びんてまり制作風景

偶然にも保存会のみなさんの活動日だったようで
実際に作る現場も見学させてもらえました!

たくさんのびんてまり

一時期は伝承者が途絶える危機もあったそうですが、
現在は地元の有志の方々が保存会を結成され、製作、展示会等の活動を行っています。

デザインも定番の菊をはじめ、桜やバラ、鶴やひまわりなど
作り手の個性がいろいろあって楽しい!

びんてまり制作風景

緻密な柄だと、1~2ヶ月かかるそう。根気のいる作業ですよね。
手まりを瓶の中に入れる方法は、びんてまりの館では紹介されていますが
基本的には秘伝なので、ここに来ないと教えてもらえないものなんです。

びんてまりの不思議な可愛さに魅了され、年間3万人以上が訪れているとか。
年に1度開催されるびんてまり教室には
全国から多数の応募が集まるほどの人気ぶりです。

「愛知川びんてまりの館」
住所:愛荘町市1673(入館無料)
開館時間:10:00~18:00
定休日:月・火曜日、毎月最終水曜日、祝日、年末年始、年一回特別整理期間
TEL:0749-42-4114
公式サイト:https://www.town.aisho.shiga.jp/toshokan/goannai/1041.html

湖東地域に伝わる極上の麻織物『近江上布』

ゆめまちテラスえち

続いて向かったのは、旧愛知郡役所を保存改修し
地域のシンボルとして生まれ変わった『ゆめまちテラスえち』。

近江上布伝統産業会館

その1階に「近江上布伝統産業会館」があります。

麻織物は、湖東地域で室町時代から続く伝統産業。
なかでも近江上布は、国の伝統的工芸品に指定されている上質な麻織物です。

高機

現在も昔とほぼ変わらない技術や工程で近江上布が織られていて
その様子が見学できます。

麻布

館内では200種類以上の麻布が販売されています。

麻のイメージを変える、カラフルなバリエーションで
クラフト好きは必見です!

麻のハンカチ

麻の雑貨もいろいろ販売されていますよ。
シンプルなものこそ、布の上質さが際立ちます。

びわ湖こぎん刺し

琵琶湖をかたどったこぎん刺しもカワイイ!!

機織り体験

いまでは存在自体が珍しくなった地機での機織り体験もできます。
旅の思い出づくりに、自分だけの作品を作ってみるのもいいですね。

「ゆめまちテラスえち(近江上布伝統産業会館)」
住所:滋賀県愛知郡愛荘町愛知川32-2
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜日・祝日・年末年始
TEL:0749-42-3246
公式サイト:https://omi-jofu.com/

神聖な空気に包まれた恋愛のパワースポット『豊満神社』

豊満神社 楼門

さらに車で3分(徒歩13分)ほど行けば、鎮守の森に包まれた
恋愛のパワースポットもあります!

ハート石

こちらの「ハート石」、愛を知る川、愛知川で採れた奇跡の石なんだそう。
触れればご利益あるかも!?

美人の木

本殿奥の鎮守の森にある「美人の木」。
別名、告白の木とも呼ばれているそう。
ここで愛の告白・・・なんて、ちょっとロマンチックですね

美人守

「美人守」なんてのもありましたよ。
ご利益が楽しみです(笑)。

「豊満神社」
住所:愛荘町豊満392
拝観時間:境内自由
定休日:なし(ただし授与所は不定休)
TEL:0749-42-3448
公式サイト:https://toyomitu.jimdo.com/

愛知川駅のびんてまりポストが目印!『るーぶる愛知川』

びんてまり
『豊満神社』を後にして、車で5分(徒歩20分)足らずで愛知川駅に到着。
みてください、この巨大びんてまり!
じつはこれ郵便ポストなんです。

愛知川駅に併設されている『るーぶる愛知川』では、
観光案内所として愛荘町の魅力を教えてくれるだけでなく、
じつは、びんてまりも購入できます!

るーぶる愛知川

本物のびんてまりは2万円前後しますが、カプセルホルダーだと880円!
小さくてもひとつひとつ手作りの本格的なものです。

レンタサイクル

『るーぶる愛知川』ではレンタサイクルの貸し出しも行っているので(受付は午後3時まで)
1日かけて、ゆっくり町歩きを楽しむのもいいし
レンタサイクルで愛知川エリアをひとまわりするのもいいですね。

「るーぶる愛知川」
住所:愛荘町市895-3
営業時間:8:00~17:00
定休日:年末年始
TEL:0749-42-8444
愛荘観光なび:https://www.aisho-kanko.com/sisetusyoukai/rubleechigawa/

夕暮れ

取材しながら回ったら、あっという間に夕暮れ。
コンパクトに見所が点在する愛知川宿は、ぶらり歩きにぴったりでした。
有名な観光地に行かなくても、こんな近くにじゅうぶん楽しめるスポットがあるなんて!
地元名物のお土産もたくさん買って、大満足の1日でした。

まだまだ見どころいっぱいの愛荘町!
愛荘観光なびを参考に巡ってみませんか?
https://www.aisho-kanko.com/

愛荘町の歴史文化を紹介する観光動画も公開されています。

https://youtu.be/xaXa4GJ7J8I

きんかん大福

愛荘町の素敵なモノが紹介されている「ふるさと納税」も
チェックしてみてください。

ふるさとチョイス:https://www.furusato-tax.jp/city/product/25425
さとふる:https://www.satofull.jp/town-aisho-shiga/
楽天ふるさと納税:https://www.rakuten.co.jp/f254258-aisho/

記事公開日:2018年10月28日/最終更新日:2022年11月25日

関連記事

老舗の「酒蔵見学」から人気の「工場見学ツアー」まで!愛荘町のものづくり現場をめぐりました!

提供:愛荘町 

しがトコ採用情報

関連記事

  1. 炎の人 公園の中にアートがいっぱい!陶芸をテーマにしたアートスポット『陶…
  2. 【滋賀区】東京日本橋にも足跡を残す滋賀発の商人「近江商人」を学ぶ…
  3. 近江八幡左義長祭り 織田信長も愛した“天下の奇祭”!湖国に春の訪れを告げる『左義長ま…
  4. 比良山系を背景にしたアップの菜の花 菜の花と雪山のコラボ!滋賀県ならではの絶景を見に行こう!
  5. 琵琶湖に浮かぶ“身近な離島”沖島に行ってきました!
  6. 琵琶湖の新たな絶景スポット「BIWAKOモニュメント」をご紹介!…
  7. もみじの真っ赤な絨毯に出会える!鶏足寺の紅葉の見頃はもうすぐ
  8. もぎたての完熟梨がごろっとパフェに!琵琶湖のほとりで旬を満喫でき…
滋賀を自慢したくなるカレンダー2024 ご注文受付中
PAGE TOP