カルチャー

「ラ コリーナ近江八幡」に巨大松明が出現!千年続く松明文化を未来へ繋ぐ『たいまつ展示2022』

たいまつフェス
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フォトジェニックな世界観で人気の観光スポット
たねや・クラブハリエのフラグショップ店
「ラ コリーナ近江八幡」に
今だけ限定で、巨大な松明が出現しています!
これは、地元・近江八幡で千年以上、
大切に受け継がれてきた、松明文化を多くの人に知ってほしいと設置されたもの。

独特な掛け声をかけながら、結い上げられる巨大松明に
観光で訪れた人たちも熱視線。
『たいまつ展示2022』の模様をレポートします!

自然とお菓子が調和する世界で「たいまつ」づくり

芝におおわれた三角屋根の建物が特徴的な
「ラ コリーナ近江八幡」。

まるでジブリの世界に迷い込んだような
フォトジェニックな風景が広がる
滋賀の人気観光スポットです。

ラコリーナとびたくん

焼きたてのバームクーヘンの優しい匂いに
導かれるように奥へと進んでいくと
中央の広場の方から、
威勢の良い掛け声が聞こえてきました。

「ヨッ、ホイ!…ヨッ、ホイ!」

巨大松明

広場へ向かう途中、少しずつ形が違う
巨大な松明も数基立っています!
じつはこの松明はすべてここで作られたもの。

近江八幡に残る“松明結い”の伝統を広く啓発するため
多くの観光客が訪れる「ラ コリーナ近江八幡」で
毎年秋に「たいまつ展示」が開催されているんです。

先ほどの掛け声は、松明を結うときに
力を合わせるためのもの。

びわ湖に自生する「ヨシ」を束ねて、
松明を結い上げていきます。

近江八幡になくてはならない「松明文化」


(提供・「文化遺産としての松明を次世代へ贈る会」)

近江八幡市内では毎年春に行われる「八幡まつり」をはじめ、
現在でも市内で大小200基の松明が結われ
各地域の神社で奉納されています。

このような全市的な火祭りは珍しく
「近江八幡の火祭り」として
国選択無形民俗文化財にも登録されています。
いわば松明は、近江八幡になくてはならない伝統文化。

来春公開の木村拓哉さんが織田信長に扮する、
映画『レジェンド・バタフライ』にも
安土の町(現在の近江八幡市)を描くシーンで
多くの松明が登場するそうです!

高校生たちが松明結いに挑戦!

この松明の魅力を知ってもらおうと、
全部で4基の松明を結って設置する
「たいまつ展示」が11月19日と20日、
「ラ コリーナ近江八幡」で開かれました。

地域の人たちと松明づくりにチャレンジするのは、
地元の高校生や、たねや・クラブハリエのスタッフ、
日本航空の客室乗務員さん
(JALふるさと応援隊)、などなど。

みなさんで力を合わせての“松明結い”
上手くできるでしょうか!?

取材に訪れた11月20日は、
近江八幡市南津田町で受け継がれてきた
直径1mにもなる大型の「曳きずり松明」と、
火を点けながら手で振りかざす「振り松明」を作る日でした。

飾りを除く素材はすべて「ヨシ」。
びわ湖の水質と生き物を守る、
生態系にとって、なくてはならない存在です。

そして、この「ヨシ」がなければ松明もつくれません。
この日、松明づくりに参加する高校生らは、
2月に行われた「ヨシ刈り」にも参加したそう。

しっかり乾燥した「ヨシ」を束ねて、
重しをかけながら綱でまとめていきます。

こうした“松明結い”は、すべてが共同作業。
地域の人たちは、身体に染み付いているかのように、
テキパキと作業を進めていきます。

一方、高校生たちからは…。
「え!何本束ねるんやった?」
「結ぶの難しいー!」

と一筋縄ではいかないようです。

そんな高校生たちは、地元・近江兄弟社高校の部活、
「インターアクトクラブ」のメンバー。

クラブの副部長を務める山岸優介さん(2年生)は、
「簡単そうにやっている作業が、
実際やってみると、全然簡単ではなくて」と。

でも、「地域で受け継がれてきた伝統の技を
知ることができ、地域の人たちとの交流も楽しいです」と
さわやかな笑顔で話してくれました。

完成までもう少し!

幾重にも重ねて太くなった「ヨシ」の束に、
今度は木の杭を打ち込みます。

「カーン!」

木槌の小気味よい音と、掛け声。
出番を代わりながら、だんだんと完成形に近づいてきます。

最後に設置をして作業は完了!
一見すると無骨で力強さを感じる松明ですが
細部には綱などで装飾も施されているので
ぜひじっくり観察してみてください。

見慣れない不思議な形の松明は
千僧供(せんぞく)町で受け継がれてきた
「据(すえ)松明」。

たいまつ展示

左は島町の「ほんがら松明」、右は白王町の「笠松明」です。
すべて形が違って面白い!

「ラ コリーナ近江八幡」の自然の情景にもしっくり馴染んでいます。

4基の松明はこれから、12月末まで展示される予定です。
今しか見れない風景をお楽しみください!

結い手が減少し、継承が難しく

「たいまつ展示」は、市民有志でつくる
「文化遺産としての松明を次世代へ贈る会」が
毎年、取り組んできたものです。

地域それぞれの技術が脈々と受け継がれてきた
松明結いは近江八幡が誇る伝統。
しかし、結い手の高齢化や後継者不足は
年々深刻な問題となっています。

「松明を協力しあって結う時間は
地域の人の絆を深めるためになくてはならないもの。
なんとしても次の世代にも引き継いでいきたい」
と話すのは会長の大西實さん。

「松明結いは、設計図がなく
すべてが“口伝え”で受け継がれています。
町によって形が違うのもそのためです。
近江八幡の松明の魅力を少しでも多くの人に
知っていただきたいですね」。

「たいまつ展示」を重ねるごとに、
参加者の腕も上がっているんだそう。
伝統を受け継ごうとする輪は、
少しずつ、けれど確実に広がっているようです。

『ラ コリーナ たいまつ展示2022』の詳細

開催期間
2022年11月19日(土)~12月下旬(期間中無休)
開催場所
ラ コリーナ近江八幡(滋賀県近江八幡市北之庄町615-1)
主催
文化遺産としての松明を次世代へ贈る会

提供:滋賀県 「滋賀をみんなの美術館に」プロジェクト http://bino-shiga.net/

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