イベント

かるたの聖地「近江神宮」に世界の強豪が集結!競技かるたの世界大会をレポートします!

【おおつヒカル君杯競技かるた世界大会/滋賀県大津市】

和歌を読む読手(どくしゅ)が上の句を詠みあげると
勢いよく畳を叩く音と同時に、札が飛んでいきます!
かるたの聖地、大津市の近江神宮に11月3日(土)世界の強豪が集結し
情熱をぶつけあう熱戦が繰り広げられました!

『秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ』
小倉百人一首の第1番を詠んだ天智天皇を祭神とする近江神宮。
漫画『ちはやふる』の大ヒットでかるたの聖地として、
一躍世界的に有名になりました。

そして満を持して開催された『第1回おおつヒカル君杯かるた世界大会』。
記念すべき第1回目となる大会の模様をレポートします!

熱戦の舞台は近江勧学館!世界8カ国から10チーム36人が参加!

近江勧学館
大会の舞台は近江神宮境内の近江勧学館。
毎年1月にはかるた日本一を決めるクイーン戦が行われる
かるたファンにはまさに聖地。


その聖地にイタリア、フランス、ハンガリー、ブラジル、
アメリカ、中国、タイから1チームずつが集結しました。
それぞれ、国で練習を積んできた強者ばかりです。
日本からは滋賀県と奈良県の小中学生のジュニアチーム2チームと、
大津市内の留学生とかるた愛好者のチームが出場し、
1チーム3人の団体戦を戦いました。

熱気あふれる開会式

交流
会場には朝早くから多くの選手たちが集まり、
各国の選手が交流する姿も見られました。

選手宣誓
競技に先立って行われた開会式では、
越大津市長も英語と日本語で挨拶した後、
ブラジル代表のトゥーリオ・オリヴェイラさんが
日本語で選手宣誓。


おおつヒカル君も選手たちを激励に登場し、
会場も沸きました!

緊張感ではりつめる会場

暗記時間

いよいよ競技が始まります。
会場ははりつめた雰囲気に。
選手たちのまなざしも真剣そのものです。
こちらにまでひしひしと緊張が伝わってきます。

緊張感

競技スタート!
もちろん札の詠みあげも日本語です。

かるたはスポーツ!各国語で飛び交う声援

かるたをとる

和歌を読む読手(どくしゅ)が上の句を詠みあげると
勢いよく畳を叩く音がして、札が飛びます。


参加した海外選手の日本語能力はまちまちですが、
日本語ができない人は、和歌のひらがなだけを覚えて、
まるで歌を聴くように、和歌の句に耳をすませていました。
日本人におきかえると、英語の歌をちょっと覚えるみたいな感じです。

試合風景

1試合は1時間を超える長丁場。
集中力を保つのも大変なのでは?と心配になってしまいます。
しかし、選手たちは集中力を切らすことはありません。
さすが代表選手ですね。


「加油!!(ジャーヨウ)」(中国語で頑張れの意味)
「USA!USA!ファイト!ファイト!USA!」
という声援や選手同士励まし合う言葉が各国語で飛び交い、
かるたが世界的なスポーツであることを実感しました。

かるたを揃える

試合が終わると丁寧におじぎ。
日本語で「ありがとうございました」とあいさつして、
お互いの健闘を称えあっていました。

海外選手にインタビュー!始めたきっかけは『ちはやふる』だった?!

イタリア代表
イタリア代表のフランチェスコさん(右)とエリアさん(左)。
1回戦に見事勝利!

エリアさんがかるたを始めたきっかけは『ちはやふる』を読んだこと。
かるたがかっこいいと思ってすぐ好きになったそうです。

大学院生のフランチェスコさんは、大学の先輩にかるたを教えてもらって、
その魅力のとりこになったそう。大学のかるたサークルに所属し、
みんなで練習しているのだとか。
大学では日本文学を勉強していて、かるたを通して和歌を読み、
日本文化を知ることができるのがおもしろいと話してくれました。

近江神宮階段

実はフランチェスコさんが近江神宮に来たのは3回目。
本殿に向かう階段を上るといつも清々しい気持ちになるのだとか。
また、第2回世界大会にもぜひ来てほしいですね!

中国代表

中国代表の李さん。
かるたをはじめたきっかけは李さんも「ちはやふる」だそう。
「かるたの聖地である近江神宮に来ることができてうれしいです。
かるたを通して、世界の人々と交流できるのが魅力です」と笑顔で話してくれました。

優勝チームはフランス代表

フランス代表

激戦を制したのはフランス代表。
日本代表の奈良のチームを下し、初代王者に輝きました。
おめでとうございます!

かるたを通して世界はつながる!世界のKARUTAになる!

ふだ

世界中の人が楽しんでいるかるた。
かるたは日本語が話せなくても、ひらがなが読めて、歌の意味がわかりさえすれば
誰でも十分楽しめる文化的なスポーツなのです。

JUDO、KARATEなど日本発祥の世界的なスポーツは多々ありますが、
その仲間にKARUTAがはいる日もそう遠くないのかもしれません。

かるたを愛する人々が大津に集い、
かるたを通して、交流を深めたおおつヒカル君杯かるた世界大会。
この日生まれた素敵な大会がこれからもずっと続きますように。

(写真・文 若林佐恵里

記事を書いた人
若林佐恵里/滋賀県高島市出身。京都市在住。ン十年前に田舎すぎる滋賀が嫌で飛び出すも、結婚、出産、子育てを機に、故郷滋賀の魅力にハマる。日本語教師として勤務するかたわら、滋賀の自然を愛し、キャンプ場を渡り歩くアウトドア派。ひそかに移住(?)も画策中(Blog「言葉だけじゃたりない?!」 /Instagram @wakaba78/Twitter @saeriwakabaya78

「近江勧学館」を地図でみる

京阪電車「近江神宮前駅」から歩いて約10分!

近江勧学館

→大きい地図で見る

「近江勧学館」の詳細

住所
〒520-0015 滋賀県大津市神宮町1−1
→地図
電話番号
077-524-3905
公式サイト
http://tendizaidan.jp/
母の日に滋賀を贈ろう。しがトコSTOREにて母の日ギフト販売中

関連記事

  1. 「身体は表現の原点だ!」成安造形大学・秋の芸術月間『playin…
  2. “陶芸の里”に170名以上の作家が大集結!『信楽作家市』でこだわ…
  3. かつての『天井川』が市民の憩いの場に!草津川跡地公園が4/1オー…
  4. 琵琶湖大橋さんとのデートシーンが新鮮でキュート!Webサイト『惚…
  5. 秋空のもと様々な作品と出会えた2日間。「工藝の庭」イベントレポー…
  6. 静かな冬の森に“自然“を愛する作家が集う『森のアクセサリー展』は…
  7. 器のワークショップ見本 琵琶湖やオオカミにカイツブリも登場する『森のアクセサリー展』が1…
  8. 八幡堀まつり~町並みと灯り~ まるで時代劇のワンシーン!風情あふれる夜の町並みに約3000個の…



【しがトコ】滋賀を自慢したくなる!2019年カレンダー作ります!!
PAGE TOP