【美の滋賀trip!2019#03】
色とりどりで個性豊かなサケグラスが、歴史的な建造物にずらり!!
長浜の街全体をガラスの美術館に変えてしまう『グラスアート展㏌長浜2019』が
今年も開催されています。
歴史ある慶雲館には『北近江サケグラス公募展』で全国から集まった100点以上が並び、
観光の中心地・黒壁スクエアには日本の伝統的なガラス工芸の『切子』が大集合。
一緒に展示されることがめったに無いと言われる江戸切子・薩摩切子・大阪切子が、
今回は時別に同じ空間に並んでいて見ごたえたっぷりです!
風情ある長浜の街並みを観光しながら、ガラスの魅力を再発見できる『グラスアート展㏌長浜2019』。
しがトコ編集部が実際に巡って、見どころをご紹介します。
メイン会場の慶雲館で出会う個性豊かな『サケグラス』の数々にワクワク!
出展:https://www.kurokabe.co.jp/
長浜の街全体がガラスの美術館に変わるグラスアート展。
今年で4回目を迎えました!
メイン会場となっている『慶雲館』本館には
今年も『北近江サケグラス公募展』で集まった作品が、ずらりと並んでいます。
昨年に続き100点以上も応募があり、初心者から有名な作家まで
様々な作品を見ることができます。
素材や技法の違い、作家さんの個性やこだわりが詰まり、
一つとして同じものはないガラスの作品。
「この器で飲むとこんな気持ちになるかな」、
「これはこんなシーンで使いたいな」と想像してワクワクしていまいます。
こちらはエングレーヴィングという技法を使い、ガラスに細かい英語が刻まれています。
いったいどんな物語が語られているのでしょうか。
今年も来場者の投票で優秀賞が選ばれます。
ただ見るだけではなくどの作品に投票するか、真剣に考えながら鑑賞するのも楽しいですよね。
会場では北近江の歴史ある4つの蔵元のお酒も紹介されています。
日本を飛び出し『サケ』として多くの国で親しまれている日本酒。
サケを愛する人たちとって、酒器=『サケグラス』もお酒の楽しみ方の大切な一部です。
実行委員会の田中仁さんは、
「酒造りが盛んで、ガラス文化が根付いているこの長浜だからこその公募展です。
『サケグラス』を通してガラス作品の作り手、世界中のお酒を愛するお客様、
蔵元などお酒の関係者が一緒に盛り上がっていけたら嬉しい」と力強く語ります。
今年はどの作品が優秀賞に選ばれるのか。
イベント終了後の結果発表も楽しみですね!
慶雲館新館では、『~黒壁所蔵~ドイツ現代ガラス展』も開催されています。
「これもガラス?」、「何を表現しているの?」と、つい時が経つのも忘れて見入ってしまいます。
ぜひ新館へも足を運んで、現代ガラスアートを楽しんでみてくださいね。
3つの『切子』が特別に大集合!伝統の技に思わずため息。
観光の中心地にある黒壁スクエアでは
『~江戸・薩摩・大阪~粋と極みの切子展』が開催されています。
日本の伝統的なガラス工芸『切子』ですが、
薩摩・江戸・大阪の切子が一堂に会することはめったにないのだとか。
繊細な輝きを放つ切子は、まるで宝石のようにも見えてきますね。
作家の特色を感じることができる大阪切子。
現代的なイメージで、切子が一気に親しみやすい印象になりますね。
ガラスの展示ならではの”映り込み”が美しく思わずため息がもれます。
NHK大河ドラマ『西郷どん』にも出てきたという、歴史的な作品のレプリカや
伝統的な文様を用いた現代作品まで、幅広く楽しむことができます。
子ども達の夢のグラスが現実に!!『みんなのグラスデザイン画コンペティション』
古民家の壁一面に貼られているのは、子ども達による275枚のグラスデザイン画!
そして優秀作品に選ばれたデザインが、実際にガラス作家の手によって制作されて展示されています。
「かわいい!!」と言わずにはいられないような華やかなグラスも。
昨年の表彰式では「私の絵よりも上手に作ってもらってる」なんて名言(?)も飛び出たのだとか!
夢溢れる、個性豊かな作品の数々は、見ているだけで元気になってきます。
ぜひぜひ足を運んで笑顔になってくださいね。
長浜駅を中心に、ぶらりと歩き回れる距離感も魅力!
各展示会場は、すべて長浜駅から徒歩15分圏内。
「歴史ある街並みを散策しながら、食べ歩きやアートを楽しむ」なんて、
まさに秋ならではの休日の楽しみ方ですよね!
雰囲気のある路地を進むと現れる『ギャラリーAMISU』では
『現代ガラス工芸7人展』が開催されています。
洗練されたショップの奥に広がるのは、静かな展示空間。
切子の手法を取り入れたものからモダンな作品まで、
ゆったりと過ごしながら鑑賞することができます。
『黒壁体験教室』では体験メニューも充実しています!
期間中はオリジナルのサケグラス作れますが
予約優先となっていますので、まずは問い合わせをしてみてくださいね。
出展:https://www.kurokabe.co.jp/
散策しているとお腹がすいてきますよね。
今年は4つの飲食店から、グラスアート展の期間限定メニューが登場!
その一部をご紹介します。
インスタ映えするスイーツで人気の『96CAFE』。
こちらでは、期間限定の『カラフル!グラスジュエリースイーツ』が登場です。
歴史を感じる店構えの『そば八』では、
『ガラス器で楽しむだったん蕎麦のアイス』をぜひ味わってみてください。
この他にも見どころたくさんの『グラスアート展in長浜2019』。
年々パワーアップし、参加者も来場者も増え続けるこのイベントは、
長浜の秋の風物詩になりつつあります。
ガラスの街のアート展で、ガラス工芸の奥深さに触れながら、
秋の休日を満喫してみませんか?
「慶雲館」を地図でみる
JR琵琶湖線「長浜駅」から徒歩3分!
→大きい地図で見る
『グラスアート展in長浜2019』の詳細情報
- 会期
- 2019年10月26日(土)~11月10日(日)
- 時間
- 各施設によって異なるので公式サイトでご確認ください
- メイン会場
- 慶雲館(滋賀県長浜市港町2-5)(→地図)
- 料金
- 各施設によって異なるので公式サイトでご確認ください
- お問い合わせ
- 株式会社黒壁 0749-65-2330
- 公式サイト
- グラスアート展in長浜2019
※「美の滋賀trip!」は『しがトコ』が企画・取材を担当し制作しています。この記事は、滋賀県公式のポータルサイト『美の滋賀trip!』でも公開されています。
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