【しがトコPR：新しい生活・産業様式】
これまで通りを続けるだけじゃない。
今を、これからを、未来へと繋げていくために。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、
“新しい生活様式”と言われる対策が浸透するなど、
いま、社会のルールが大きく変化してきています。
滋賀県内のさまざまな業種・店舗でも、
できること、できる範囲の軌道修正をしながら、
安全安心な営業を続けるため、
工夫をこらした取組が増えてきています。
安心して毎日を過ごせるために。
新しい取組をしている県内のお店をご紹介します！
老舗の惣菜店も新しい変化！近江八幡市・三松の取り組み
夕暮れ前の“お買い物時”には、
おかずを求めるお客さんで賑わう、近江八幡市の三松。
八幡堀を中心とした近江八幡旧市街地で、
湖魚やえび豆など、滋賀ならではの惣菜などが大皿に盛りつけられ、
ずらりと並ぶお皿から選ぶ楽しさが魅力のお店でした。
■参考記事：「顔の見える安心感がうれしい地元のおそうざいやさん『三松』」
しかし、現在では、飛沫感染防止の観点から、
ほとんどのお惣菜をパック詰めか
真空パックで販売するようにスタイルを変更。
湖魚の佃煮や天ぷら、揚げ物などは、
個包装にすると潰れてしまい、見た目も悪くなってしまうため
透明シート越しに、店員さんに欲しい分だけ取り分けてもらいます。
対面での接客を避けるため、
もともと陳列用に使っていた古箪笥を分割し、
木材を組み、透明シートを張り、カウンターとして設置。
お店の魅力である“取り分け”を継続するための工夫は、
お客さんからも好評だそう！
レジにもしっかりとした高さのシートが貼られています。
色付きテープの縁取りは、ご年配のお客様のために。
透明シートが見づらいのでは？という配慮から、見やすい色付きに。
常時換気する必要性から、お店の引き戸の一部も網戸に変更。
随所に感染拡大防止の対策がされています。
なんと、これらの木枠や網戸などは、
お店の手作り！
「一人でも多くのお客様が安心して来店できるように」ということから、
緊急事態宣言のあった4月ごろから、
少しずつホームセンター等で材料を買い、試行錯誤しながら
こつこつとDIYして設置したそうです。
自宅食が増えた昨今、
変わらず、安心して美味しいお惣菜が買えるのは
こうしたお店の努力あってのもの。
三松には、今も変わらずお客さんがその味を求めて足を運んでいます。
細かな配慮の行き届く店内で、変わらず”美”を叶える美容室
今年で10年目を迎えた南草津の美容室「abusapartment」。
自粛ムードでどこか落ち込みがちの気持ちを
ぱっと明るくしてくれる美容室でも、
細やかな対策がおこなわれています。
店内は、ヴィンテージ調の落ち着くインテリアで統一され、
ゆったりと過ごせる席の配置。
接客前のうがい手洗いを徹底し、
席数12に対し10名以下となるよう、予約数を調整。
座席やシャンプー台は、施術ごとに次亜塩素酸水で消毒しています。
予約時にお願いすれば、個室対応も可能。
窓も営業中は常時開放し、換気を徹底。
非接触型の精算機AirPAYも導入。
現金の受け渡しのない精算は、
便利さに加え、安心にもつながります。
次亜塩素酸水を使い、ウイルスを99%カットする
空気清浄機能付き加湿器「ziaco」。
お店の広さに合わせて3台設置し、
10分に一度、加湿する設定で稼働させています。
細やかなコミュニケーションを必要とする美容室だからこそ、
安心して来店してもらえるように、しっかりと対策しています。
一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、これまでと変わらずに
理想のヘアスタイルを叶えてくれます。
手作り感が嬉しい。道の駅ならではの”シュッ”としたくなるしかけ
写真提供：道の駅 伊吹の里・旬彩の森
米原市にある道の駅「旬彩の森」では、
木製の消毒スプレー台が！
ペダルを踏むと、スプレー容器がプッシュされて
アルコールが出てくる仕組みです。
木でできた”手作り感”も、道の駅ならではの
どこかホッとする感じです。
手を触れずにアルコール消毒ができるのは、安心ですね。
思わず踏んでみたくなるしかけに、
子どもたちも積極的に”シュッ”と
やってくれるのではないでしょうか。
＜事業者の方へ＞最大10万円の助成金！「新型コロナウイルス感染対策助成金」が始まります！
（画像：滋賀県 新しい生活・産業様式 確立支援事業ウェブサイトより）
このような、「新型コロナウイルス感染症の対策」として
設備、備品等の購入に対し、
滋賀県内事業者に向けた助成金制度の申請が始まっています。
申請期間は、令和2年11月20日（金）まで。
12月25日（金）まで延長になりました。（※予算額に達し次第、申請受付終了）
郵送申請：12月15日（火）必着
オンライン申請：12月25日（金）23:59まで
アクリル板やマスク、消毒液はもちろん、
エアコンや換気扇、空気清浄機などの換気設備や
キャッシュレス機器、セルフレジなどの非接触型対応の機器、
サーモカメラなど、幅広い商品が対象です。
助成額は、限度額 上限10万円／下限5万円。
1法人または1個人事業主当たり1回の申請とする。
詳細は、滋賀県の新しい生活・産業様式 確立支援事業ウェブサイトに
掲載されています。
＜事業者の方へ＞幅広い助成対象！ぜひ対策を始めましょう！
「新型コロナウイルス感染対策助成金」の助成対象となる経費は
幅広く設定されています！
例えば・・・
消毒・清掃しよう
消毒液・アルコール液や次亜塩素酸水などの購入費用、
オゾン発生装置などの消毒費用が対象です。
消毒作業の外注費用も対象です。
また清掃費用として、手袋・漂白剤・使い捨てスリッパなども対象です。
飛沫対策しよう
最近、ようやく店頭にも並び始めたマスクや、ゴーグル、
フェイスシールドや衛生エプロンも対象です。
また、記事中でご紹介してるアクリル板、透明ビニール、仕切り板や、
商品防護ケースなども対象です。
換気費用も対象です！
エアコンの購入費・設置費、サーキュレーター、空気清浄機、網戸の新設なども対象費用。
換気扇クリーニング外注費用も対象費用です。
換気、大事です！
キャッシュレスも！非接触型対応費用も！
キャッシュレス機器や、セルフレジなどの導入費用も対象です。
キャッシュレスはいま、マイナンバーカードでマイナポイントが付与される
「滋賀応援ポイント」の事業も始まっています。
ぜひこの機会に導入されてはいかがでしょう？
その他
トイレ用ペーパータオル、使い捨てアメニティ用品／体温計／サーモカメラも対象です。
また、ポスター／チラシ、のぼり／ステッカーなどコロナ対策PR費用も対象になるとのこと。
＜事業者の方へ＞オンライン申請がスタートしてます！
申請には領収書やレシート等が必須です。
破棄しないようにご注意を！
また、中古品（新古品）の購入やオークションでの購入、
商品券での購入など、「対象外となる条件」も詳細に決められています。
対象となる経費・対象外となる経費条件については、対象となる経費（pdfが開きます）をご参照ください。
申請方法は、特設サイトからのオンライン申請。
令和2年8月20日より、申請の受付がスタートしています。
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、
事務局での申請受付はおこなわれません。
事業の詳細説明、申請手続きはこちらのサイトから
https://www.shiga-joseikin.com/
助成金についての問い合わせは、以下のコールセンターまでお願いします！
お問合せ先：
滋賀県新しい生活様式支援コールセンター
電話番号:0570－005－516
受付時間:平日9：00～17：00（土曜・日曜・祝日を除く）
新しい生活様式で、新しい滋賀の暮らしを！
社会状況の急激な変化に戸惑うことも多い現在。
それまでの”当たり前”が、じつは、かけがえのないものだったと
感じる方も多いのではないでしょうか。
考え方や価値観をすぐに変えることは難しいけれど、
身近なお店も少しずつ工夫して、商売のカタチを変化させながら、
安全安心を提供しています。
また、この「新しい生活・産業様式確立支援事業」をきっかけに、
滋賀県内に、感染症対策の環境を整えたお店が、
これからますます増えていくと思います。
滋賀県各地で浸透する新しい生活様式は、その現場を体験するたびに
“当たり前”という新たな価値の基礎を作ってくれるはず。
お店を営む人も、お店を利用する人も、
それぞれの立場で、次の時代の”当たり前”を、一緒につくっていきましょう！！
（写真・文 しがトコ編集部）
