【山本園 WITH TEA/滋賀県甲賀市】
滋賀県甲賀市信楽町の国道307号線を走っていると
見えてくる、段々に広がるお茶畑。
緑が豊かなこの地は、お茶の産地として有名な「朝宮」。
歴代天皇に献上されてきた”本物のお茶”が、ここにあります。
その上質なお茶「朝宮茶」を使用したスイーツも
年々人気を博し、他府県からも訪れるほど。
今回は朝宮茶の老舗『山本園』へと向かいました。
さっそくお茶畑が見えてきました。
1200年もの歴史を持つ、日本五大銘茶の「朝宮茶」
今から約1200年前、最澄(伝教大使)が
中国よりお茶の種を持ち帰り、
信楽町朝宮の地に植えたのが「朝宮茶」の
始まりとされています。
朝宮は標高350~400mの山間部に位置し、
この地の昼夜の気温差の大きさが
お茶の栽培に適しているようです。
香り高い「朝宮茶」は
日本五大銘茶(朝宮・狭山・宇治・静岡・大和)の
一つに数えられ、歴代の天皇に献上されてきた
伝統的なお茶なのです。
朝宮茶を製造販売する『山本園』は、明治3年創業の老舗。
お茶の販売はもちろん、こだわりの朝宮茶スイーツが味わえる
ティールーム『WITH TEA』が隣接しています。
お茶屋だからこそ、できること。数々の賞を獲得した話題のスイーツ
「一般的な抹茶かき氷とは、使っているお茶の量が全然違う。
濃くて、お茶の味がしっかり味わえる」と話す代表の山本さん。
その言葉の通り、蜜に朝宮茶の抹茶をふんだんに
使用したかき氷「あさみや金時」。
氷も、いくつかの種類を実際に食べ比べて選ばれたものを使用。
趣のある信楽焼の器でいただきます。
抹茶蜜は茶畑を、小豆は自然の恵みを受けた土を、
添えられた白玉はお茶の芽を刈り取る人の姿を現している
「あさみや金時」は10月頃まで味わえます。
お茶屋だからこそできる贅沢なスイーツは、他県からの
ファンも多く、1~2時間かけて来店する人もいるそう。
サラサラと風になびく、
涼し気な笹の小径に誘われるように進むと・・・
広い庭に出ました。
自然をダイレクトに感じられるガーデン席からは、
野生の鹿も時々姿を見せるという、
あるがままの自然の風景が眺められます。
その広さは約1,800坪。
訪れた人からはが思わず「わぁ!」と声があがるほど。
「豊かな自然の中で癒され、いつもの日常と違う時間を
過ごしてほしい。」
慌ただしい日々や都会の喧騒から離れ、鳥のさえずりを
聴きながら、ここで癒しの時間を過ごしてみませんか。
高級抹茶のティラミス「あさみやお茶畑」。
上ほうじ茶とセットでいただきました。
ころんとした、まるいフォルムと、贅沢なまでに使われ
ている抹茶が印象的!
見て下さい!この鮮やかな抹茶の緑を。
ティラミスだけでなく、お皿一面に広がる抹茶は
SNS映え必至。
実際SNSに投稿されたものを見て、大阪や神戸から
来店される事も多いのだとか。
高級抹茶を、これほどまでに贅沢に使えるのは、
栽培から製造まで一貫しておこなっている
お茶屋さんだからこそできるワザ。
眺めの良い店内でくつろいで
庭が眺められ、解放感のある店内。
お茶はもちろん、お茶を生地に練り込んだクッキーや
ドーナツなどのお菓子、スイーツ、
信楽焼の器などお土産も充実。
大阪市内より車で約1間半。
ドライブやツーリングにもオススメ。
銘茶「朝宮茶」と、茶畑の広がる壮大な風景を楽しみに
出かけてみてはいかがでしょうか。
(記事公開日:2018年7月25日/最終更新日:2023年7月27日)
『山本園(WITH TEA)』を地図でみる
新名神高速道路「信楽IC」から車で約20分
『山本園(WITH TEA)』の店舗詳細
- 住所
- 滋賀県甲賀市信楽町上朝宮275-1
- 営業時間
- 11:00〜17:00(L.O16:30)
- 定休日
- 月曜日(月曜が祝日の場合、翌日) 第四火曜日(変動の場合あり)
- 電話番号
- 0748-84-0014
- 公式サイト
- 山本園(WITH TEA)