カルチャー

滋賀から未来へ!地球のために「今」できること

【しがトコPR:しがエネルギームーブメント】

長年にわたって、「CO2削減」が地球の未来のために問題視され続けている中、
滋賀県でも、新たな技術の研究や取り組みが広がっています。
滋賀県内のさまざまな取り組みの中から4つの事例を紹介したインタビュー動画
「しがエネルギームーブメント」より、その内容を要約してご紹介します。
暮らしの中で、少しだけ「地球に優しい」を意識してみませんか?

廃材からマンゴーができるって本当?!


米原市に本社を置く山室木材工業は、木材廃棄物を受け入れ、
自社開発の大型リサイクルラインで木製チップの生産や出荷を行なっています。

その取り組みの一環として、長浜市にある農園芸事業部「みつなりのさと」は、
「木造温室ハウス」を運営しています。廃棄木材を利用して造られた
木造温室ハウスで造られているのは、マンゴーです。

廃材を細かいチップにして、バイオマスボイラーで燃やし、
その熱で沸かしたお湯が木造温室ハウスに送られます。
このお湯に風を当てて、ハウスに設置してあるダクトから出た熱
でハウス内を温めるという仕組みです。

作られたマンゴーの中でも、小さかったりなどの理由でB級とされるマンゴーを、
同社が経営しているお菓子屋さんで、
マンゴーケーキやタルトとして販売されています。


現在、日本は化石燃料の調達を海外輸入に依存しています。
木材バイオマス資源を使うことは、地域森林資源の使用に繋がるので、
地元に利益をもたらすという利点もあります。

廃棄木材も、B級のマンゴーも無駄にしない。
化石燃料を使用しないことでCO2排出を防ぎ、
さらには地域木材を利用することで地元に利益をもたらす。
どんな食材や素材も、廃材で終わらせないという考え方で、
これからの未来を変えることができます。

★動画はこちらから視聴できます
>>>>廃材からマンゴーができるって本当?!〜地域の未利用エネルギー編〜

水素が未来のエネルギー?


草津市にある、パナソニック株式会社の水素ステーション「H2 Kusatsu Farm」では、
近年「究極のクリーンエネルギー」として注目されている、
水素エネルギーを供給しています。水素エネルギーは、
太陽光発電や風力発電などのクリーンな電気を使って、
水を分解することで生まれます。エネルギーとして利用した時に
排出するのは水のみで、二酸化炭素を一切排出しません。


パナソニック株式会社では、Co2ゼロ工場を目指す取り組みのひとつとして、
水素エネルギーで動くフォークリフトの実証実験を行なっています。

フォークリフトにエネルギーを供給する「H2 Kusatsu Farm」で採用されているのは、
「水電解水素」という、太陽光発電の電力を使って水を分解するクリーンなシステムです。


パナソニック株式会社では、ガスから水素を取り出す
「家庭用燃料電池エネファーム」と、ガスを使わずに水素を供給して発電する
「純水素型燃料電池」の2つの方法で、
一般家庭や商業施設などにも水素エネルギーを供給しています。

未来のエネルギーの利用にワクワクする気持ちが、
滋賀から世界に伝えられているのです。

★動画はこちらから視聴できます
>>>>水素が未来のエネルギー?〜水素エネルギー編〜

ゼロ・エネルギーのビルって何?


高島市の高島市役所では、「豊かな庁舎整備」を基本方針として、
「ZEB」(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング)という、
環境、省エネに配慮した取り組みを行なっています。

建物内で作り出したエネルギーを使って建物を運用することで、
限りなく外部からの供給エネルギーをゼロにすることを目指しています。


高島市役所の建物に採用されているのは、
「太陽光発電」「自然採光」「自然通風」「井水熱利用」の4つの機能です。

太陽光発電で、建物の電気供給をまかない、
南向きに窓を多く設置することで太陽光を多く取り入れ、照明の使用を節約しています。

照度を測って、自動で照明の明るさが調整されるシステムを導入したり、
庇(ひさし)を利用して、上手に自然採光を取り入れることでも、
無駄な電力消費を防ぐことができます。


また、卓越風を建物内に取り入れたり、安曇川の伏流水を有効活用して
冷媒を温めたり冷やしたりするという、高島市特有の工夫もされています。

このように滋賀県では、地域の資源を生かした
環境への取り組みが始まっています。
あなたの暮らす場所ではどんな取り組みができるでしょうか?

★動画はこちらから視聴できます
>>>>ゼロ・エネルギーのビルって何?〜ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング(ZEB)編〜

地球の未来がピンチ!?


滋賀県では「”しがCO2ネットゼロ”ムーブメント」という取り組みが行われています。

「ネットゼロ」とは、プラスマイナスゼロという意味です。
2050年までに、CO2排出ゼロを目指すにあたり、
排出を減らすのはもちろん、植林などでCO2を吸収することで、
排出量をプラスマイナスゼロにしようという取り組みです。


CO2の排出が一番多いと言われているのが火力発電です。
太陽光パネルを設置して、少しでも火力発電所の稼働を減らしたり、
電気のロスを防ぐために地元の電力を使ったりという工夫が必要とされています。

都市部では、熱の反射を防いでヒートアイランドを食い止める、緑化活動も有効的です。


温室効果ガス排出量を26%削減するという目標のために、
身近な所からいますぐ始められるアクションを選ぶ「COOL CHOICE」という取り組みがあります。

冷蔵庫をすぐしめる、お風呂の追い炊きをしない、エアコンの設定温度を見直すなど、
「我慢」ではなく「工夫」で、環境に優しい選択を心がけていきましょう。

★動画はこちらから視聴できます
>>>>地球の未来がピンチ!?〜しがCO2 ネットゼロ ムーブメント編〜

近年は世界中で技術革新が進み、地球に優しい選択をしやすい社会になりつつあります。
滋賀県では今日も、地球の未来を守るためのを率先して行なっています。
滋賀から世界へ、次々と地球に優しい技術や選択が広がっています。

(文:しがトコ編集部)

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