【I ma art + cafe(アイマアートカフェ)/滋賀県米原市】
地元の鹿肉を使ったジビエ料理が楽しめる
『I ma art + cafe(アイマアートカフェ)』は
アーティストの貴詠(たかえ)さんが、
仕事場の1階部分を改装してオープンしたお店です。
“あいま”をゆったり過ごすカフェ
米原の山東庁舎の向かいのビルに
『I ma art + cafe』があります。
お店の入り口は、こちらの木の扉。
重厚感のある扉を開けて、早速中に入ってみましょう!
アイアンと木材が調和するカフェスペース。
洗練されたインテリアが印象的です。
ゆったりと配置された客席は、
テーブルとカウンター、個室を合わせて17席。
以前からこの場所でデザインの仕事を続けてきた貴詠さん。
近江長岡名物のホタルを見ようと
駐車場で日暮れを待つ人の姿や
向かいの停留所でバスを待つ人の姿も
気になっていたのだそう。
「それならここに、待ち時間をゆっくり過ごせる場所を作ろう」。
待ち時間に、アートに触れてほしい。
そんな充実した”あいま”を過ごせる場所を目指して
誕生したのが『I ma art + café』です。
大人気の鹿肉料理!地元猟師の心意気をジビエメニューで応援
カフェの壁に存在感たっぷりの鹿の角!
これは一体・・・?!
「鹿肉をとってきてくれる猟師さんがくれたんです」と貴詠さん。
鹿肉で地域に貢献したいという地元猟師の想いに共感し、
試行錯誤を重ねてメニューを開発したそう。
メニュー開発の中でも、特に時間をかけたという
「鹿肉の特製Imaカレー」。
鹿肉ミンチを使った、スパイシーなカレーです。
自ら栽培した自家製ハーブと一緒に鹿肉を炒め、
長時間煮込んで仕上げています。
スライスして焼いた鹿肉もトッピング!
低脂肪・高タンパクで、鉄分豊富な鹿肉。
臭みはなく、コクと旨味を感じます。
素材の味を活かし、手を加えすぎないように仕上げているそう。
木箱の中に並ぶのは、お持ち帰りできる『鹿肉の燻製』。
新鮮なうちに素早く血抜き・加工した鹿肉を、
米原の薬木で猟師自身が燻製したものなんだとか。
自家製ケーキやコーヒーとともに
ゆっくりカフェタイムを過ごすこともできます。
こちらは、自家製ハーブの『あいまモヒート』!
アイマアートカフェでは、
土曜日のみ23時までのバータイムも営業しています。
お酒とジビエ、そしてアートを楽しむ
贅沢なバータイムを過ごせそうですね。
「お酒とアートには、共通項がある気がします。
アートとは何か、と聞かれると、まだ言葉にできないんですけどね。」
貴詠さんは、そう話してくれました。
アートをもっと身近に。感性を刺激するギャラリー空間
店内すぐ右手には、ギャラリースペースがあります。
貴詠さんは、絵画に立体アート、映像作品まで
幅広く活躍するアーティスト。
貴詠さんの作品、『百・花・為・誰・開』。
はしごのかかった月は、願いが叶うことを表しているのだとか。
かたち・色彩・言葉から、刺激を受け、触発される。
アートに触れる体験を、もっと身近なものにしていきたい。
貴詠さんはそう語ります。
大切な”いま”を丁寧に扱い、誰かの未来を応援する場所
カフェの運営をサポートしているのは、
貴詠さんの旧友の大橋さん。
ジビエを活かしたメニューの開発にも、
二人三脚で取り組んでいます。
「お互い好き勝手しゃべるから、噛み合わへん。
でも、楽ですね(笑)」と、顔を見合わせるお二人。
アートと料理だけじゃなく、カラリと明るい空気感も、
アイマアートカフェの魅力のひとつです。
「お客さんがここにきてくれる時間は、
仕事の合間や家事の合間、大切な”いま”です。
そういう大切な合間にここへきて、
情報交換をしたり、刺激を受けたりしてもらえたら。」
「Ima」に込められた意味は、もうひとつ。
英語で、「〜したい、〜するつもり」など
少し先の未来について話すときに使う
「Im going to〜」。
縮めると、「I ma」という言葉になるんだとか。
飲食や空間を通して、誰かの背中を押したい。
誰かの「やりたいこと」「やろうとしていること」を応援したい。
そんな思いが込められています。
現在の営業日は、金土日のみ。
今後は、通し営業も視野に入れて、体制を整えていくそう。
地元の魅力を発信する拠点として、
コミュニティの生まれる場として、
育てていきたい思いもあるんだとか。
この場所で発信される米原の魅力から、目が離せません!
ほんのわずかな時間でも、週末のゆったりした夜でも。
自分の何かを触発する、そんな刺激を受け取りに。
『I ma art + café』を訪れてみてはいかがでしょう。
心が動く瞬間を見つけられるはずです。
(取材・写真・文 伊東朋子/編集 しがトコ編集部)
- 記事を書いた人
- 伊東朋子/滋賀県北部のログハウス在住。ライター・webデザイナー。滋賀県産の鹿革を使うジビエレザー作家。びわ湖の見える作業場所を見つけてはローカルノマドに勤しむ。趣味は節約レジャー、カメラ、カフェ・ラーメンめぐり。自分なりのスローライフを探しています。 (Instagram@slow_life_quest)
『I ma art + cafe』を地図でみる
JR『近江長岡』駅から徒歩5分!
→大きい地図で見る
『I ma art + cafe』のデータ
- 住所
- 滋賀県米原市長岡1213-3
【→地図】 - 営業日
- 金・土・日曜日(8月13〜15日はお盆休み)
- 営業時間
- 金・日 11:00〜19:00 (ラストオーダー18:30)土 11:00〜23:00 (ラストオーダー22:30)
- 公式サイト
- https://ima-2021.com/
- 公式Instagram
- https://www.instagram.com/Ima.art.cafe/