カフェ・お店

俳人・高浜虚子も愛したロケーション!蔵元直営の料亭『余花朗』

※お出かけの際は、マスクの着用や手洗いの徹底、ソーシャルディスタンスを保った行動など、感染予防の徹底をお願いします。また、お住まいや、お出かけされる都道府県の要請をご確認ください。各施設の最新の営業状況については、公式ホームページをご確認ください。

【余花朗(よかろう)/滋賀県大津市】

雄大な琵琶湖を借景に、整えられた日本庭園。
昭和初期に建てられた家屋でいただくのは、
大津市堅田で200年以上続く酒蔵「浪乃音酒造」直営
ならではの地酒と相性のいい、うなぎ料理。
蔵元のお酒がたのしめる『余花朗』は、
酒造りの最盛期である冬場を除いた
期間限定でオープンする料亭です。

近江八景の一つ「堅田の落雁」のすぐ近く

余花朗 浮御堂

琵琶湖岸の8つの風景地「近江八景」の一つ、
西岸に位置する「堅田の落雁」の名所「満月寺浮御堂」から、
歩いて5分ほどの所に『余花朗』はあります。

余花朗 料亭

『余花朗』は、創業1805年の「浪乃音酒造」現当主、
10代目蔵元・中井孝さんが、祖父の暮らした家屋をほぼそのままに活用し、
蔵元のお酒がたのしめる料亭として2003年に開店しました。

高浜虚子も訪れた風情ある建物とロケーション

余花朗 玄関

門をくぐると、趣のある昭和初期の建物が現れます。
玄関には高浜虚子が揮毫(きごう)した「浪乃音」という書。
実は店名の由来となった“余花朗”とは孝さんの祖父の俳号であり、
虚子の弟子だったことから親交が深まりました。

玄関
虚子もこの屋敷に滞在し、
余花朗さんのおもてなしに感銘を受けたとか。

余花朗 欄間

奥間にはひときわ目を引く近江八景を象った飾欄間、
今ではあまり見られない、葦戸。
昭和モダンと日本伝統様式が融合した落ち着いた雰囲気です。

余花朗 書と絵

虚子をはじめ、ゆかりのある人の書や絵が多く飾られていて、
落ち着いた雰囲気に、より風情を与えるしつらえです。

余花朗 庭

座敷から琵琶湖方面を望むと、美しい日本庭園。
京都・東福寺の庭を手掛けた重森三玲氏の作庭で、
重森氏が酒蔵前に放置されていた、灯篭を気に入り、
三上山をバックに灯篭を配置して整えました。
年代もののガラス越しに見る、琵琶湖を借景とした庭は
ゆったりとした時間を演出してくれます。

蔵元直営だからこそ味わえるお酒と相性ピッタリのうなぎ料理

余花朗 酒器選び

楽しみにしていた、地酒とうなぎ御膳。
まずは、浪乃音最高峰のお酒・大吟醸「金井泰一流」をいただく
酒器を選びます。
すっきりとした甘みの綺麗な大吟醸で、
このお酒をいただけるというだけで、気分が上がります。

余花朗 肴盛り

食前酒は、かぼす果汁と浪乃音の日本酒を掛け合わせた
和のリキュール「かぼスッキリ」。爽やかな飲み口からスタートです。

お酒と楽しむ、角盆に並べられた肴の盛り合わせには、
琵琶湖の恵みを生かしたえび豆や、小鮎の南蛮漬け。
浪乃音の純米大吟醸の酒粕に漬け込んだクリームチーズなど、
お酒がすすむ料理が、月替わりで並びます。

余花朗 お酒

「金井泰一流」をいただいた後は、孝さんに相談すると、
その日に合わせたお酒を提供してくれます。
貴重な蔵元コレクションが登場することも!?
蔵元直営だからこそ味わえるお酒を楽しんでくださいね。

待ってました!!
贅沢に大きなうなぎが載った、うな丼。
香ばしくて、ふわふわな身に、お酒もすすみます!

余花朗 うなぎ

そして、なんと次に出てくるのが、うなぎ茶漬け。
うな丼にうなぎ茶漬け!?って思いませんでしたか。
これが、だしとうなぎの濃厚さが混ざり合って
また別の美味しさ!さらさらとお腹に入ってしまいます。

余花朗 デザート

コースの最後は、蔵元にちなんだスイーツがお目見え!
滋賀県東近江市の「工房しゅしゅ」とコラボして作られたチーズケーキは、
純米大吟醸の酒粕を使用し、チーズと酒粕の濃厚な甘味が特徴です。
お近所の「利兵衛」とのコラボ、酒粕と生姜のクッキーは、
蔵元の和リキュール「プレミアムジンジャー」を作る際に出た
生姜を利用し、黒コショウを効かせた、大人なクッキー。
最初から最後まで「浪乃音酒造」を堪能できるコースに、大満足!

食後には、すぐそばの店舗でお酒の購入も可能!

余花朗 店舗

『余花朗』からすぐそばの酒蔵兼店舗では、
人気の「ええとこどり」シリーズや、滋賀県産のお米を使用した新商品、
「ALMOST SHIGA~湖の辺にして~」など、お酒の購入も可能です。

余花朗 量り売り

毎月第4金曜・土曜日には旬のお酒をブレンドした量り売りを実施。
2日間で、200人ほどが訪れるという人気イベントで、
毎月、違ったブレンド酒を購入できるとあって、常連さんも多いのだとか!

「古壺新酒(ここしんしゅ)」伝統を守りながらも新しいことにチャレンジ!

余花朗 中井孝さん

200年以上続く「浪乃音酒造」は、
孝さんが19歳の時に父である先代蔵元が急逝。
その後、能登杜氏の金井泰一さんの指導を受け、
2002年から長男・孝さん、次男・均さん、三男・快(やすし)さんの
三兄弟が一丸となって、丁寧な酒造りを続けてきました。

「三兄弟を始め、親族やスタッフが、みな仲良くそろって一つになり
酒造りをしています。優しい上品な甘みが浪乃音の酒の魅力です」と孝さん。

余花朗 中井親子

蔵元が理念として掲げるのは「古壷新酒(ここしんしゅ)」。
虚子の造語で古い壷に新しい酒を入れる、すなわち
伝統を守りながら新しいことにチャレンジし続けていくという意味。

昨秋には孝さんの長男・充也(みつや)さんが、
福島県での4年の修行を終え、酒造りに加わり、
新ブランド「てとて」を立ち上げました。
滋賀の酒米を使って、日本酒初心者にも飲みやすいお酒にと、
充也さん自ら醸造、評判も上々です!

伝統を受け継ぎながら、
次世代の展開もたのしみな「浪乃音酒造」のお酒と、
料理とのマリアージュを、ぜひ楽しんでみてください!

※『余花朗』今年度の営業は11月まで(8月休業)。
完全予約制ですので、ご注意くださいね。

(写真:鎌田遥香 文:安部愛子

記事を書いた人
安部愛子/滋賀県大津市出身・在住。びわ湖から唯一流れ出る川・瀬田川を身近に感じながら育ちました。大学進学を機に県外に出るも、びわ湖のない土地に窮屈さを感じ、びわ湖のありがたみを実感!
滋賀の地域情報紙記者を経て、現在は子と共に育ちながら滋賀の魅力を再発見しています。

『余花朗』を地図でみる

JR堅田駅から徒歩約20分

『余花朗』の店舗情報

住所
〒520-0044 滋賀県大津市本堅田1-6-16
電話
077-573-0001(完全予約制)
HP
https://naminooto.com
Instagram
https://www.instagram.com/naminooto_shuzo/
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