【嶋屋のいちご大福/滋賀県大津市本堅田】
昭和60年に開店した、昔ながらの小さな和菓子店。
毎年11月中旬を過ぎると、
滋賀県で一番おいしいと噂の『いちご大福』を求めて
ひっきりなしにお客さんが訪れます。
滋賀県大津市本堅田の住宅街の中に
ひっそり佇む『御菓子処 嶋屋』。
ここの名物『いちご大福』は、
甘さ控えめの白あんの中に、
大粒のいちごがゴロリ!となんとも贅沢な味わい。
好きな食べ物ベスト3に『いちご大福』が入る筆者が
噂の美味しさを求めて『嶋屋』さんにお邪魔しました。
入手困難な『いちご大福』がずらり!眺めているだけで幸せな気分に
「本当にこの道であってるのかな」と不安になるような細い道を進むと、
看板が見えてきてほっと一安心。
こちらが『いちご大福』で有名な『御菓子処 嶋屋』。
余計な飾り気のない、シンプルで昔ながらの佇まいに
懐かしさを感じながらさっそく店内へ。
陳列棚には丁寧に並べられた、美味しそうな和菓子がずらり。
こちらが大人気商品の『いちご大福』。
今年は11月19日から販売が開始され、取材中にもお客さんが
次から次に買い求めに来ていました。
さあ、気になるそのお味は??
甘さ控えめの白あんの中に大粒のいちご。
そして柔らかいお餅とのバランスが最高です。
なんと言ってもボリュームがすごい!
噂通りとっても美味しくて、大満足の味わいでした。
シーズンの初めと終わり頃に出会える、嬉しい一品
いちご大福の販売期間は11月中旬~4月中旬。
いちごの旬の始まりと終わり頃は、
粒の小さめないちごもあるそうです。
その小さめのいちごを使用して作られる”小さめのいちご大福”が
詰められた『おやついちご大福』。
ネーミングも可愛いですね。
左から小・中・大と、いちごの大きさに合わせて作られています。
(大きいサイズが、通常販売されている嶋屋のいちご大福です)
小は5つ、中は4つを袋をかけずにこのまま箱に詰めて販売。
お家でのおやつタイムにピッタリ!
限られた期間しか販売されないこの『おやついちご大福』。
出会えたらラッキー?!
素材へのこだわりが人気の秘訣?!
お水からこだわり、素材には一切妥協をしない!
皮や餡もオリジナルブレンドで、
いちごはあの有名な「あまおう」を使用しています。
一つ一つ手作りなので、1日に作る数量は限られています。
それでも「出来るだけ沢山の方に食べて頂きたい」という想いで、
毎日丁寧に作っているそうです。
百貨店の催事などでは飛ぶように売れてしまい、
入手困難と言われている嶋屋のいちご大福。
こちらの店舗では「日によるけれど、夕方くらいまでは
購入してもらえるように頑張って作っています」とのこと。
取材の間も、次から次へとお客さんが!
近所の常連さん、移動の途中に立ち寄ったサラリーマン、
遠方からわざわざ訪れた方、、、
1組のお客さんにお話しを聞いたところ、
10年程前に嶋屋のいちご大福に出会って以来、
毎年この時期を楽しみにしているのだそう。
車で40分程かけて買いに来られたそうで、
なんと二人合わせて30個ほど購入!
せっかく来たから、とみんなへのお土産だそうです。
全国菓子大博覧会「名誉総裁賞」など、輝かしい受賞歴!
初代の嶌 欣丈さんが、嶋屋の歴史について語ってくれました。
開店から約1年後に販売し始めたいちご大福が、
3年程で爆発的に売れるようになったそうです。
「お客様へのお持たせにしたい!」、「遠方の方への贈り物にしたい!」
との声が沢山寄せられ、このパッケージでの販売が開始。
全国への発送も始められました。(1日では届かない地域を除く)
平成14年に「全国菓子博覧会 名誉総裁賞」を受賞したいちご大福。
他にも沢山の賞を受賞されており、店内には賞状が沢山並んでいます。
こちらも受賞歴のある「バナナとくるみの大福」。
いちご大福に次ぐ人気商品だそうで、
しっかりとしたバナナの味と香ばしいクルミが
嶋屋の皮と餡にマッチしていてとても美味しい!
他にも季節の大福やオリジナルの商品が沢山並んでいて、
どれを買って帰るか真剣に悩みました。
お店周辺の道は少し狭いですが、お店のほど近くに
2台分の駐車場も用意されているので、車でも安心して来店出来ます。
こちらの店舗から車で5分程の場所に浮御堂があり、
その前に喫茶スペースもある『御菓子処 嶋屋 浮御堂前支店』もあります。
こちらでは商品の購入はもちろん、
その場で大福が食べられるセットなどがありますので、
ゆっくりお店で味わうのも良さそうですね。
この時期にしか食べられない『いちご大福』。
お家でのおやつに、お友達のお土産にいかがですか?
(写真・文:しもばやしなつこ)
『御菓子処 嶋屋』を地図でみる
浮御堂前に支店もあり!
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