【滋賀県立美術館/滋賀県大津市】
“公園の中のリビングルーム”をコンセプトに
誰もが気軽に立ち寄れる美術館に生まれ変わった
『滋賀県立美術館』。
カフェやキッズスペースなどもあって
美術館の枠にとらわれない
滋賀の新たなお楽しみスポットの誕生です。
2021年6月27日のリニューアルオープンに先駆けて
行われた記者会見の様子とともに
『滋賀県立美術館』を紹介します。
“応接室”から“リビングルーム”へ。公園に向けて開かれた美術館
(写真:辻村耕司)
記者会見が行われたのはエントランス。
大きな窓から明るい光が差し込み、開放感抜群です!
以前、玄関前にあった植え込みも芝生となり
公園と美術館が垣根なく繋がりました!
美術館の開館当初のコンセプトは“県民の応接室”だったそうですが
今回のリニューアルを機に、みんながくつろげる“リビングルーム”へ。
(写真:辻村耕司)
エントランスやロビーは無料で自由に利用でき
美術や滋賀に関連したショップや
アートインフォメーションも設置予定。
おしゃれなカフェも誕生します!
美術館のあるびわこ文化公園を訪れた誰もが
気軽に入ることができる“ウェルカムゾーン”となっています。
(写真:辻村耕司)
2階にはキッズスペース。
部屋の中央にはびわ湖をモチーフにした遊び場もありますよ。
ひとまわり小さめに作られたテーブルや椅子も
お菓子みたいでかわいい!!
(写真:辻村耕司)
授乳室もあるファミリールーム。
公園内にこんなに設備の整った場所があるって
小さい子どもと一緒のお出かけには嬉しい限りです。
信楽焼のぬくもりが随所に詰まった館内
(写真:辻村耕司)
スタイリッシュでありながらも、どこかぬくもりを感じる
信楽焼の案内サイン。
(写真:辻村耕司)
館内の照明やベンチも、信楽を拠点にする「NOTA&design」で
特別に作られたもの。
居心地の良さを感じる空間が演出されています。
柱に取り付けられた大きな照明は
光が透過する特別な土「信楽透土」を使っているんだとか。
柔らかな灯りがステキです!
作品の世界観に浸れる展示スペース
年間を通してさまざまなプログラムが開催される
展示室も床や壁・天井が張り替えられ美しく蘇りました!
ガラスの映り込みを軽減させたり、
演出効果の高いLED照明を取り入れるなど、
より作品の世界観に没頭できる空間になっています。
(写真:辻村耕司)
滋賀にゆかりのある小倉遊亀(おぐらゆき)や志村ふくみをはじめ
アール・ブリュット作品など、特長あるコレクションは健在です。
2021年6月27日のリニューアルオープンからは
企画展「Soft Territory かかわりのあわい」と
常設展「ひらけ!温故知新 ─重要文化財・桑実寺縁起絵巻を手がかりに─」
が開催されることも発表されました。
(2023年11月現在に開催中の展覧会は滋賀県立美術館のHPにてご確認ください)
(写真:辻村耕司)
滋賀県立美術館ディレクター(館長)の保坂健二朗さん(写真中央)は
「大きな公園の中にある美術館ということで
公園に遊びに来たひともふらりと立ち寄ってくつろげる
みんなのリビングルームでありたいと思っています」と話していました。
子どもたちがアートに触れ、新たな興味を持つ場となりうる
滋賀の新しいお楽しみスポットの誕生に期待が高まります!
(記事公開日:2021年4月18日/最終更新日:2023年11月6日)
『滋賀県立美術館』を動画でみる