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天下統一の夢の跡!織田信長の足跡をたどりに幻の安土城に行ってきました!

【安土城跡/滋賀県近江八幡市】

戦国武将、織田信長が天下統一の足がかりとして築いた「安土城」。
現在の滋賀県滋賀県近江八幡市安土町に、
今からおよそ400年前に建てられました。

現在放映中のNHK大河ドラマでも、いよいよ安土城が舞台の
重要なシーンが登場予定です。

当時は豪華絢爛で天に高くそびえるような城だったとか。
その場所はいまどうなっているのか?
信長の足跡を辿るべく安土城跡を訪れました。

(写真投稿:luckymarcyさん)

3年をかけて築いた城は3年で焼失。”幻の城”はどんな姿だったのか?

途方もないほどの民の力と権力を結集して建てられた安土城。
本能寺の変のあと、謎の出火により焼失してしまいます。

3年をかけて建てられた安土城が存在したのは、
なんとわずか3年!


天主があった場所は、いまではこのような空間が広がっているのみ。

豪華絢爛と言われた、幻の安土城がどのような城だったのか、
気になり、復元図を探してみることに。
様々な機関をあたりましたが、今回、特別に
広島大学大学院の三浦正幸教授から復元図を提供していただきました。

それがこちらです!

安土城復元
(復元:広島大学大学院 三浦正幸 CG:株式会社エス)

豪華絢爛で、個性的ですね。
これが400年前のデザインとは信じられません。

安土城鳥瞰
(復元:広島大学大学院 三浦正幸 CG:株式会社エス)

全体像も提供していただきました。

当時を記録するものはとても少なく、
何が真実かはっきりしないことも多いとか。
こんな謎に満ちた安土城跡が、
現在はどうなっているのでしょうか。

のどかな風景にとけこむ安土山。マイ杖とともにいざ登城!

名神高速道路蒲生スマートICから20分ほど車を走らせると、
こんもりとした山が見えてきます。
安土城跡がある安土山です。

安土城跡
そののどかすぎる風景は、かつて都のように栄えていた
安土城下とは信じられないくらい!

受付
車を止めて入山料を払ったら、
「下りがキツイからよかったら杖をもっていって~」
と受付のお姉さん。
「え?そんなにハードなの?」と不安がよぎります。

杖選び
自然の木を利用した杖でないと、
石段の石が割れてしまうのだそう。
ここからの相棒・MY杖を選んでいざ出発!!

羽柴邸
入ってすぐのところには、家臣である羽柴秀吉と
前田利家の屋敷跡がありました。
こうして城を守らせていたのですね。

羽柴秀吉邸石垣
こちらが羽柴秀吉邸跡。
それにしても立派な石垣ですね!

今も残る安土城のシンボル。天主へと続く大手道を登る。

大手道

羽柴秀吉邸と前田利家邸の間には、
安土城のシンボルでもある大手道が。
この道は天主までまっすぐ続いています。
(普通、天守と書きますが、安土城の場合のみ天主と表記されています)

城というのは敵の侵入に備えて、ぐねぐねと曲がった道が普通です。
ところが、この安土城は天にも続くかのような一本道!

信長は天下統一が成った暁には、
天皇をこの安土城に招こうと考えていたという説も。
ここを敵からの”防御施設”というより、
”宮殿”のように考えていたのかもしれません。

400段
階段はどこまでも続きます。
なんと天主まで400段!!

休憩スポット
最後まで登れるか不安でしたが、
ところどころにこんな素敵な休憩スポットもありました。
ゆっくり休みながら、天主を目指しましょう!

織田信長本廟にお参りしたら、天主はすぐそこ。そこに待っているのは絶景!

本廟
二の丸跡には織田信長本廟があります。
織田信長を偲んで後年、建てられたもののようです。

絵馬
信長のイラスト入りの絵馬もかかっていましたよ。

天主
そしてついに天主に到着。
当然ですが、今はがらんとした空間が広がっているのみで、
あの豪華絢爛な天主が建っていたとは想像もできません。

琵琶湖を臨む
しかし、そこから見える景色は格別!
遠くには琵琶湖が臨めますが、当時は三方を
琵琶湖の内湖に囲まれていたのだそう。

400年前は信長もここに立ち、
天下統一の夢を描いていた……。
目を閉じれば、その風景がありありと浮かんできそう。

安土城跡はただの城の跡ではなく、
今もなお歴史を肌で感じられる場所です。

総見寺の三重塔と仁王門もお見逃しなく。

信長亡き後、廃城となった安土城。
しかし、信長が築城時に建てた総見寺はそのまま残り、
信長の菩提を弔い続けたとか。

三重塔

天主からの下り坂を歩いていると、
突如現れる三重塔。

仁王門

しばらく行くと、仁王門に到着。
どちらも重要文化財に指定されています。

このあたりは現代のものがまるで見当たらず、
どこからか馬の蹄の音が聞こえてきそうな感覚におちいります。

上に行けば行くほど、大きくなる石垣。滋賀の穴太衆にも思いをはせて。

石仏
石段を上っているときに、こんなものを目にしました。
なぜこんなところに?と思いますよね。

安土城建設当時は、山に沿うように建てられた”山城”が主流でした。
ところが、戦国のイノベータ―信長は
石段を高く積み上げた城を作ろうとしたのです。

大阪城や姫路城、現代人が「城」と言われてイメージする城の形。
あのはじまりは、なんと安土城だったのです!

そんな城を作るには、とにかく石が大量に必要となります。
そこで、石仏も墓石もすべて石垣にしたのだそう(諸説あり)。

石垣

安土城の築城を描いた映画『火天の城』では
こんなエピソードが描かれています。

「蛇石は神様だから、その場を動かしてはいけない」という石工に、
「城づくりに協力できない者は斬る」と息巻く信長。

すったもんだの末、蛇石を動かすことになりました。
その時、石を引っ張る縄が切れ、
150人ほどの人が亡くなってしまいます。

これほどまでに過酷であるとは、
まさに戦国時代のプロジェクトX。


(出典:youtubeムービー

ここで活躍したのが、
坂本の穴太出身の石工集団、穴太衆(あのうしゅう)です!
今も「穴太」は地名として残っていますね。

安土城普請で大活躍した穴太衆はその後も、
日本全国各地で石垣を造り続けました。
安土城跡や、全国の城の石垣を見る際には、
ぜひ穴太衆にも想いを馳せてみてください。

『信長の館』では天主の復元や、VR映画も!

「天主まで登るはちょっと、、」という方、
登った後に安土城のことをもっと知りたい!という方にも、
安土城跡からほど近くの『信長の館』がオススメ!

信長の城
館内では安土城の天主が、なんと原寸大で復元されています。
金銀がふんだんに使われ、有名な絵師に描かせた屏風絵なども再現。
1994年のセビリア万博で出品されたものを
譲り受け、保存・展示しているのだそう。

他にも、安土城のVRの映画が見られるなどみごたえたっぷり。
VRの映画のダイジェスト版はこちら。


(出典:安土城天主 信長の館

安土城を建てた棟梁の岡部又右衛門が、宣教師のルイス・フロイスを
案内するストーリーになっていて楽しめますよ!
安土城跡と合わせてぜひ足を運んでみてくださいね。

安土に来れば、当時を生きた人々の気配を感じ、
ここに建っていた城の名残が感じられるはず!
ぜひ安土城跡に来て、戦国ロマンを感じてみてはいかがでしょうか。

(写真・文 若林佐恵里)

「安土城跡」を地図でみる

名神竜王ICから20分

安土城跡

→大きい地図で見る

「安土城跡」のデータ

住所
〒521-1311  近江八幡市安土町下豊浦
→地図
電話番号
0748-46-4234(安土駅前観光案内所)
入山料(シーズン中)
大人700円/子ども200円
営業時間(シーズン中)
季節により変動あり
詳細
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/831
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