【信楽 高原のうつわや 藤陶/滋賀県甲賀市】
大自然を一望しながら、多種多様な信楽のうつわに触れる。
そんな贅沢な時間を味わえるお店が、陶芸のまち”信楽”にあります。
滋賀県甲賀市にある『高原のうつわや 藤陶』。
美しい景色と、ここでしか出会えない厳選されたうつわが楽しめる、
セレクトショップとショールームを兼ね備えたお店です。
自然に囲まれた、丘の上に。
お店は、信楽の山あいを進んでいった、丘の上にあります。
味のある看板が目印です。
建物はガラス張りで、落ち着いた佇まい。
周囲のしんと静かな雰囲気にマッチしています。
洗練された雰囲気の店内。2階はまるで秘密基地!?
店内に入ると、色とりどりの、鮮やかなうつわがずらり。
編集部メンバーのテンションも一気にあがります(笑)
シックなものからカラフルで目を引かれるようなものまで、
普段使いができるリーズナブルな商品がそろえられています。
2階にあがると、一見バックヤードのような場所が。
実は、こちらの商品も購入することができるのです!
倉庫の中からお気に入りを見つけるワクワク感!
編集部一同、まるで探検するように次々とうつわを見ています。
景色を一望できる3階で、贅沢なひとときを。
3階につくと一気に視界がひらけ、壮大な景色が現れます!
ガラス張りの窓からは、目の前に豊かな自然と遠くの街並みを一望できます。
大自然を背景に、うつわを楽しむのがこのフロアの醍醐味。
約18年前に建てたころはショールームとして使用する予定だったものを、
お客さんに景色を楽しんで喜んでもらえるよう、一般の方にも開放したそうです。
ゆとりのある空間には上質な時間が流れ、どこか非日常のようです。
このようなロケーションや雰囲気を活かして、
シンガーソングライターのMVの撮影地に使われたことも!
ぜひチェックしてみてくださいね。
個性豊かな作品がずらり
3階にあがると出迎えるのはこの作品。
陶芸作家の前川幸市さんの作品です。
陶器でありながら、動物ならではのふわふわとした質感に思わず笑みがこぼれます。
続いて、安見勇人さんの作品。
生活に寄り添ってくれそうな土の温かみを感じます。
ひとつひとつを丹精こめた、丁寧な仕事ぶりを感じさせられる作品の数々。
じっくりと眺めて、触れて、味わいます。
遊び心をくすぐられるような、とてもかわいらしい作品もあります!
「自分の部屋に飾るならどこだろう?」
そんなことを考えながら商品を選ぶのも、楽しみの一つです。
『うつわや藤陶』のこだわり
長年、全国雑貨店への卸販売業を中心としながら、
現在までうつわを届けてきた、藤田家のご家族。
藤田義一さん(写真左下)によると、
出来上がったものを大量生産するのではなく、
なんと企画段階から作家・デザイナーと一緒に、意見を出し合いながら作り上げるとのこと。
そうであるからこそ、オリジナリティがあり、挑戦的、
それでいて高クオリティな作品の数々を
取りそろえることができるのだそうです。
「”らしくない”って言われるんですよ」と話すのは、藤田幸子さん。
重厚感があって落ち着いた、いわゆる代表的な信楽焼の風合いではなく
ポップで、色彩ゆたかで、それでいて従来の型にはまらない。
そんな作品が、若い女性など、新しい客層の心をとらえるのだそうです。
ここ最近は特に、信楽が舞台となるNHK朝ドラ”スカーレット”の反響も大きく
足を運ぶお客様が増えているとのこと。
購入した品は、オリジナルの紙袋に入れていただけます。
丁寧に丹精を込めて、という
スタッフの方々の思いが伝わってくるようです。
手間暇がかかっても、こだわりぬいた高品質なものを。
これまで親しまれてきた理由はそこにあるのではないでしょうか。
ここでしか味わえない、信楽の思い出を
信楽焼と聞くと、少し渋いイメージがあるなか、
『信楽 高原のうつわや藤陶』では、
今まで知らなかった、うつわの魅力を知ることができます。
景色とうつわ、そして日常とは違った特別感を体感しに、
ぜひ気軽に足を運んでみてくださいね。
(写真・若林美智子 文・片山紀香)
「信楽 高原のうつわや 藤陶」を地図でみる
高台の閑静な住宅街にたたずむ、美しいうつわのお店
→大きい地図で見る
『信楽 高原のうつわや 藤陶』の店舗詳細
- 住所
- 〒529-1851
滋賀県甲賀市信楽町長野1485番地68【→地図】 - 営業時間
- 午前9時~午後5時
- 定休日
- なし(不定休有り)
- 電話番号
- 0748-83-1177
- 公式サイト
- 信楽 高原のうつわや 藤陶