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50作品の美術の渦!圧倒的な迫力を体感する『CAF.Nびわこ展』【美の滋賀trip! #01】

【美の滋賀trip! #01】

さまざまな感性がひとつの空間で共鳴する。
現代美術作家、総勢44名による作品展『CAF.Nびわこ展』が
大津市歴史博物館を会場に26日(水)まで開催されています。
鉄でありながら、浮遊感のある繊細な立体作品や、
針を筆のように使って描かれた平面作品など、
質感の錯覚がみせる不思議な驚きに溢れた
個性豊かな作品が展示されています。

琵琶湖が見渡せる開放感あふる会場

琵琶湖の見える会場
会場となるのは、大津市歴史博物館2階。
階段をのぼるとそこに広がるのはパノラマの琵琶湖!

琵琶湖の絶景
「琵琶湖のみえる場所で作品を展示したい」という県外の作家の声に応え、
滋賀で開催し今年で9年目を迎える『CAF.Nびわこ展』。
開放感あふれる景色に歓迎されながら、さっそく会場へ!

44名の個性が会場にあふれる

巨大な鉄の作品
入ってすぐ目に飛び込んでくる巨大な鉄の作品は、
「びわこ展」の最年少作家で26歳の谷友也さんの『boundary』。
広々とした空間に鎮座する、その不動の存在感に圧倒されます。
作品の総重量は、なんと230kg!
2tトラックで搬入したと言う過程を考えただけでも、
作品に込められた熱量は相当なものです。

平面作品
深い青が印象的な作品は最年長作家である80代の美術作家、
鳥居宏さんの『あまかもどき』。
医者としても勤務する鳥居さんは、
針をまるで筆のように使って描き、独特の世界観をつくりだしています。

自然の風のファンダジー
こちらは、小・中学生が高島市にある藤樹の里文化芸術会館のワークショップで作ったという
『自然と風のファンタジー』。
木の枝を使って作られた真っ白なやじろべえが、
ふわふわと揺れる様子が、夢の世界を連想させます。

立体作品
漆を使った独特のつやが会場に鋭い光を放つ、
こちらの作品は種池仁志さんの作品。
『流線型』の作品名に納得する美しいフォルム!
空間に突き刺さるような、なんともいえない質感が迫ってくるようです。

弱くみえてじつは強い。質感の錯覚がみせる不思議な驚き

立体作品
写真手前にある細い線で組み立てられたオレンジ色の立体物。
こちらは彫刻作家である藤原昌樹さんの『テツノネ』という作品。
遠くからみるとふわふわと風に飛ばされてしまいそうな、繊細な雰囲気。
しかしこれ、じつは鉄で作られたもの。
鉄でありながら、景色に溶け込むような細いラインで
境界線が曖昧になり、質感さえも溶けてしまうような錯覚に。
そして、写真の奥に見えるのは、
広々とした空間に不安定にそびえる謎の立体作品。


近寄って見ると、すべて新聞紙でつくられています。
倒れてしまうのでは?と思わせる不安定さながら、
ロウで固められ、見た目とは違う芯の強さを秘めている作品。
まつもとやすこさんによるこちらは、その名も『概念の再構築』。
作品名を見て思わず「なるほどなぁ」とつぶやいてしまいました。


こちらが今回の『びわこ展』の実行委員メンバーでもあり、
現代美術作家の藤原昌樹さん(右)と藤原和子さん(左)。
写真は、力強い赤が印象的な和子さんの作品『こころのかたち』の前で。
じつは親子でもあるおふたりですが、
写真手前の真っ白な陶器作品は藤原昌樹さんの奥様でもある
うらゆかりさんによるものだそう。
生粋のアーティスト集団でありながら、
「子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで
たくさんの人が気軽に訪れる場であってほしい」。
美術という垣根を取り払った身近なアートの存在を伝えていきたいと話します。

誰もが子どもの頃、本能的に持っていた「つくることの喜び」。
生き生きとした躍動感で溢れている美術作家たちの作品から、
そのエネルギーを感じ、きっと感性が揺れ動くはず。
琵琶湖が見える開放感あふれた場所で、
心豊かな時間を過ごす。そんな日を意識的に取り入れて
日常をより色鮮やかにしてみませんか?

(写真:辻村 耕司  文:亀口美穂)

美術の入り口に!ワークショップイベントが面白い

9月22日(土)23(日)24(月・祝)の3連休は、
「くるりんスティックを作ろう!」「巨大シャボン玉」など
子どもも楽しめワークショップが開催されます!
(写真は2017年の巨大シャボン玉ワークショップの様子です)

子どもの美術の入り口として、アーティストと一緒に
楽しめるワークショップへ、この連休はぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。

◼︎くるりんスティックを作ろう!
9月22日(土)11:00〜12:00、13:30〜14:30、
9月23日(日)13:30〜14:30
対象:小学生以上
定員:各回若干名
場所:展覧会会場(各回時間内に入替制で数回実施)
参加費:無料(予約不要)

◼︎巨大シャボン玉〜消える彫刻美術館を創ろう!〜
9月23日(日)10:30〜12:00
対象:年齢問わず
定員:30名程度
場所:大津市歴史博物館南側駐車場
参加費:無料(予約不要)

◼︎詩とアートが織りなす新たな世界へようこそ!
9月24日(月)10:30〜12:00
場所:展覧会会場
参加費:無料(予約不要)

◼︎ギャラリー散歩〜みる人つくる人みんなで語ろう!〜
9月24日(月)14:00〜15:30
場所:展覧会会場
参加費:無料(予約不要)

「2018 CAF.Nびわこ展」を地図でみる

駐車台数 約70台

大津市歴史博物館

→大きい地図で見る

「2018 CAF.Nびわこ展」のデータ

会期
2018年9月19日(水)~9月26日(水)
開場時間
9:00~13:30(9月25日(火)は定休日)
場所
滋賀県大津市御陵町2−2【→地図】
料金
無料
お問い合わせ
CAF.Nびわこ展実行委員会事務局 077-596-2155
公式サイト
2018 CAF.Nびわこ展

※「美の滋賀trip!」は『しがトコ』が企画・取材を担当し制作しています。この記事は、滋賀県公式のポータルサイト『美の滋賀trip!』でも公開されています。

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