【たまごや比良の郷/滋賀県大津市】
ご飯の上に乗っているは、ふわっふわのメレンゲ!
卵とご飯というシンプルな組み合わせで
たくさんの人に愛される“卵(T)かけ(K)ご飯(G)”
さらにメレンゲでいただくとしゅわしゅわマイルドな新食感に!
比良山の麓にある『中村養鶏場』のこだわり卵に、
ご飯は比良産の『キヌヒカリ』、そこに守山の『遠藤醤油』かけて。
滋賀県産にとことんこだわり抜いた卵かけご飯の専門店でいただく“TKG”。
夏バテ気味なこの時期にも、
卵はぜひ食べてほしい栄養満点な食材なのです!
新食感のメレンゲTKG!こだわり卵の専門店
JR堅田駅のすぐ近くに、昨年9月にオープンした『たまごや比良の郷』は、
『比良の卵』の味をシンプルに楽しめる卵料理専門店。
ここでちょっと変わった卵かけご飯が
食べられると聞いてやってきました。
店内は小さな定食屋さんのよう。
各テーブルの上に置かれた茶色の瓶が目に留まります。
そう、こちらは卵かけご飯専用のお醤油。
“TKG”と呼ばれ、老若男女から愛される卵かけご飯がお店のメイン料理です。
料理といっても白米の上に卵をのせるだけなのですが、
どうしてあんなに美味しいのでしょう…。
このお店では比良山の麓にある『中村養鶏場』のこだわり卵を
滋賀県産の『キヌヒカリ』と組み合わせ、
天然醸造で作られた守山の『遠藤醤油』をかけていただく。
滋賀の美味いモノが揃った、究極の“滋賀の卵かけご飯”です。
こちらがその“TKG”。ご飯の上に乗っているのは、ふわっふわのメレンゲ!
厚みのあるメレンゲで埋め尽くされ、ご飯が見えません…!
インパクト抜群な卵かけご飯膳「スノームーン」。
まさに積もりたての雪のようにふわふわとしたメレンゲの上に、
黄身がすっぽりとおさまっています。
とりあえずお醤油をかけてみると…
お醤油がメレンゲに吸い込まれていきます。
隠し出汁を入れて作っているというメレンゲ。
白身をこれだけしっかりと立ててご飯に乗せるだなんて、
自宅では面倒でなかなか真似できませんよね。
黄身をつぶして混ぜてみても、メレンゲはふわふわのまま。
一口食べてみると、口の中にしゅわしゅわが広がる新食感!
しかも卵は食べ放題!
もちろんメレンゲではないスタンダードな卵かけご飯もありますよ。
黄身だけ追加することも可能で、過去には卵とご飯のお替り(+100円)を繰り返し、
20個も食べた強者もいたのだとか。
夏バテ対策にも注目!比良の里から届ける“栄養満点”な卵
比良の里『中村養鶏場』の卵は、
比良山麗からくみ上げたミネラルたっぷりの地下水と、
竹炭粉や良質な海藻を加え、抗菌物質などを使わずに作った自家製の飼料で育てた
元気な鶏から生まれたもの。
卵そのものが濃厚な味わいで、ほとんどくさみがないのが特徴。
京都の老舗料亭『菊乃井』の料理人もその美味しさを大絶賛したほど!
『中村養鶏場』の直売所と京都の『菊乃井』、
そして『たまごや比良の郷』のみで食べられる卵なのです。
「卵はビタミンC以外の栄養素が全部とれるって知ってましたか?」
そう話すのは、店主の川畑勇さん。
卵は、タンパク質やミネラルなどが含まれた栄養満点な食材。
暑い時期は食べる機会が減ってしまう傾向がありますが、
ぜひ夏バテ防止のためにも食べてほしい食材だと言います。
川畑さんはこの卵の美味しさをたくさんの人に知ってもらうため、
滋賀県産のお米やお醤油と組み合わせ、
素材そのものの美味しさを楽しめるシンプルなメニューでお店を始めました。
「炭水化物のご飯と、栄養満点な卵を合わせた卵かけご飯は
日本人のスーパーフードですよ!」と川畑さんは笑顔で言い切ります。
ふわふわメレンゲで作るスイーツもおすすめ
それにしても卵一つ分の白身で、これだけメレンゲが立つのも衝撃。
そして時間が経ってもふわふわなのは、栄養満点な卵を使っているからこそ。
川畑さんは、このふわふわメレンゲを活かした料理も企画中。
そんなお話をしていると、良い匂いが漂ってきました!
ちょうど焼きあがったこちらは、シフォンケーキではなく『シフォンパン』。
ベーキングパウダーを使わずメレンゲのみでふくらませる
“エンゼルシフォン”という生地で、
シフォンケーキのふわふわしっとりの食感に、
パンのような食べ応えを備えたオリジナルメニューです。
お店には、もともとある「シフォンケーキ」や、
黄身だけで作った「カスタードプリン」など、
テイクアウトできるスイーツを求めてやってくる人もたくさんおられました。
生産者の想いが込められた卵の美味しさを広めたいと川畑さん。
卵とご飯でシンプルに栄養満点な食事をいただく。
こだわり卵で作る、とっておきの卵かけご飯を味わってみませんか。
(写真・文 安積里沙)
「たまごや比良の郷」を地図でみる
JR湖西線「堅田駅」から徒歩3分!
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