カフェ・お店

コーヒー好きの拠り所。琵琶湖のほとりの大人の隠れ家『MATSUBARA COFFEE』

【MATSUBARA COFFEE/滋賀県大津市】

大津港から徒歩10分。
観光地からほど近い場所にありながら、
店内に入るとシン…と静かな空気が流れます。
それはまるで、風ひとつない琵琶湖のよう…。
日々の喧騒を忘れ、自分やコーヒーと向き合える
『MATSUBARA COFFEE』を訪ねました。

純粋にコーヒーを楽しむ店を開きたい

大きな窓からは琵琶湖が望め、
コーヒーを淹れる音が聞こえるほど静かな店内がなんとも心地いい…。

2022年の冬にオープンした『MATSUBARA COFFEE』。
祖父の代から続くレンタルボート店の一角に、
松原夫妻が念願だったコーヒーショップと菓子工房としてオープンしたお店です。
夫の寛明さんがコーヒーを、
パティシエの経験を持つ妻の翔子さんが焼き菓子を担当しています。

店内

広い店内には机やイスはほとんどなく
「お客さんには、パーソナルスペースを確保しながら
思い思いの時間とコーヒーを楽しんでもらいたくて、
あえて何も置きませんでした」と話します。

テラス席

暖かい季節には外のテラスで
風景を楽しみながら飲むこともできるそう。

天気や季節、時間ごとに様々な表情を見せる琵琶湖の景色は、
ずっと眺めていても飽きることはありません。
夕日が差しこむと、湖面のゆらめきが店内の白い壁にうつり
なんともいえない美しい模様が現れるとか。

まさに店の顔!こだわりの味を実現する最新の大型焙煎機

焙煎機

店内奥のガラス張りスペースに鎮座しているのは、
スペシャリティコーヒーの核ともいえる焙煎機。
ドイツのメーカーPROBATの最新機種で、
新型コロナウイルスや紛争などの影響で納品に1年かかったものの、
どうしてもゆずれなかったといいます。

ドリップ

「この焙煎機で出せる”甘み”がすごく好きなんです。
自分がコーヒーに関わるようになって初めて触れた焙煎機が
このメーカーのものだったというのもポイントでした。
ぜひ、ドリップで味わってみてほしいです」。

コーヒー豆

『MATSUBARA COFFEE』では
浅煎り、中煎り、深煎りと取り扱っていて、
すべてに共通するのは、甘みと透明感。

浅煎りは明るいフルーツ感、
深煎りはすっきりとした苦みなど、
その日の気分や好みによって選ぶことができます。

珈琲

豆の産地も数種類置いてあり、
豆の個性を消さない焙煎を心がけているのだとか。

奥まった立地は「理想の味を研究する」にはうってつけだった

外観正面

観光地の大津港から徒歩10分という好立地ではあるものの、
店舗は国道から少し奥へ入った場所にあり、
ヨットハーバーが見えてくるとその並びに
「COFFEE」と書かれた看板が一つ。

グーグルマップを使っても迷ってしまうほどひっそりしたこの場所は、
お店をする上ではデメリットかと思いきや「むしろ最高」だと言います。

店内

「私たちの求めていた静かな雰囲気のお店づくりができそうだと思いました。
それから、焙煎やお菓子作りをするとどうしても香りがたってしまうため、
人通りが少ないのは自分の理想のコーヒーや焼き菓子の味を
追求できるという点では大きなメリットでした」。

焼き菓子

妻の翔子さんが作るお菓子は、
コーヒーとのペアリングを楽しむのにぴったりな焼き菓子が中心です。

スコーン

メニューにフードがないことから、
マフィンやスコーンはすべて大きめに作られているそう。
クリームチーズや旬のフルーツをジャムにして添えてあるので
最後まで飽きずに楽しめます。

「コーヒーと一緒に、朝食代わりに買っていかれる方も多いです」。

ふらっと立ち寄れる「第二の居場所」

コーヒー

取材中もお客さんがひっきりなしに訪れていました。
ぐびりと飲んですぐに立ち去る人もいれば、
カウンターで談笑を楽しむ人、奥のイスでゆっくりする人など、
店内での過ごし方は十人十色です。

外の風景

オープンから1年という短い期間でありながら、
すでに『MATSUBARA COFFEE』は自宅以外のリラックスできる
「第二の居場所」として、コーヒー好きに愛されていました。

※MATSUBARA COFFEEは、基本的にテイクアウトメインの珈琲店です。
お喋り目的のカフェ利用はできません。
また、立ち上がっての写真や動画の撮影は禁止されています。
本記事は許可を得て撮影しています。

(写真・文 しがトコ編集部)

『MATSUBARA COFFEE』の詳細情報

住所
滋賀県大津市浜大津4丁目4−8
営業時間
8:00-17:00
定休日
木・金
instagram
https://www.instagram.com/moheron_studio/
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