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江戸時代の手掘りのトンネルを探検!歴史ロマンを感じる貴重な史跡『西野水道』

【西野水道/滋賀県長浜市】

滋賀県の北東部、長浜市にある『西野水道』。
そこは江戸時代に治水のために手掘りで作られたトンネルです。

なんと現在でも通り抜けることができ、
その独特の雰囲気からちょっとした“探検”のようだと、
知る人ぞ知るスポットなんです。

その先に広がる琵琶湖の景色も素晴らしいと聞き、
わくわくしながらさっそく訪れてみました。

探検の前に事務所で身支度。ヘルメット、長靴スタイルで探検気分!

JR高月駅、木之本ICからそれぞれ車で10分。

駐車場の奥に公園の事務所があるので、
まずはそこで身支度をします。

事務所のヘルメットなど
身支度??と思われましたよね。
西野水道を見学する方のために、
貸出用の事務所にはヘルメット・懐中電灯・長靴が用意されています。

事務所のパネル
西野水道は長さ220メートル、幅約1.2メートル、高さ約2メートル。
この装備が必要ということは、足場も悪いのか?
もしかして危険?とドキドキしてきます。

準備が整ったら、さっそくトンネルに向かいます。

探検する家族連れ
前を歩く小さな冒険家達もヘルメット装着!
公園の奥の小道を降りていくと、

入口発見
入り口を発見!
いよいよ西野水道に入ります。

真っ暗な水道の中は、ドキドキの連続!

入口から入る家族連れ
トンネルに入る前から、あたりにはひんやりとした空気が。
先は真っ暗。苔むした壁やうっそうと生い茂る草の雰囲気に
少し怖気づいてしまいます。

水道の内部
中は真っ暗!!
トンネル内ではキラキラしている岩肌を観察したり、
上から落ちてくる水滴や飛び立つコウモリに驚いたり、
反響する声を楽しんだり。
ドキドキしながら一歩ずつ前進します。

水道の最後の部分
トンネル内の天井が急に低くなり、
補強された区間も通り抜けます。
(※これは出口側から内部を撮影した写真です)

トンネルを抜けると広がる別世界!

トンネルの外の緑
トンネルを抜けると、眩しいほどの緑が出迎えてくれました。

古代遺跡のような雰囲気
ここだけ時が止まったかのような、
古代遺跡のような雰囲気が漂います。

そして、少し進むと目の前に広がるのはこの景色!!

琵琶湖の眺め
穏やかな琵琶湖と雄大な山々。
滑らかな湖面に景色が映りこみ、
いつまでも眺めていたくなるような絶景です。

水中木と水鳥
遠くにたくさんの野鳥も見えます。
琵琶湖は野鳥の宝庫。
季節によってやってくる野鳥の種類も違うので、
バードウォッチングに訪れるのも楽しそうですね。

歴史ロマンを感じる重要な史跡

西野水道の石碑
江戸時代後期、たび重なる大洪水とそれによる大飢饉の発生で
壊滅的打撃を受けた西野地区。

こうした惨状を救うため、西野の充満寺住職・恵荘上人の呼びかけで
多くの労力と経費を費やし、固い岩盤を手作業で掘り貫きました。
5年余りという年月をかけて作られた放水路がこの『西野水道』。
滋賀県の指定史跡にも登録されている貴重な遺跡です。

新しいトンネル
トンネルの向こう側の景色が気になるけれど、
狭くて暗いところは苦手、という方でも大丈夫!

西野水道には全部で三本の放水路があり、
二本目として利用されていた放水路の内部も歩くことができます。
こちらは広くて大きく、反対側の出口まで見通せるため、
懐中電灯がなくても歩けますよ。

熊注意の看板
事務所の入り口付近にはこんな看板が。
人の少ない時間帯や熊が活発に動き回る時期は
少し気をつけたほうがいいかもしれません。

事務所内にはベンチやテーブルもあり、
身支度を整えたり、西野水道についての音声案内を聞くことができますよ。

私たちが取材に訪れた日は夏休み中だったためかトンネルに入る方も多く、
ヘルメットや懐中電灯などの貸出アイテムは残りわずかでした。
持参できるものは、なるべく持ってきておいたほうがいいかもしれません。

穏やかな琵琶湖
江戸時代に作られ、今でも残っているトンネルを歩けるなんて
なかなかできない体験ではないでしょうか。
しかも、そのトンネルを抜けるとそこには雄大な琵琶湖だなんて、
とっても滋賀らしい贅沢な探検ですよね。

歴史に思いを馳せたい方、珍しい観光地を訪れたい方、
ちょっとした探検気分を楽しみたい方。
そんな方はぜひ一度、西野水道を訪れてみてください!

(文:keika/写真:shin・keika)

『西野水道』を地図でみる

高月駅・木之本ICより車で約10分

西野水道

→大きい地図で見る

『西野水道』のデータ

住所
〒529-0273滋賀県長浜市高月町西野
→地図
時間
終日
定休日
無し
詳細情報
西野水道
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