【滋賀の面白神社】
きのこの神様やタニシの神様まで?!
滋賀県各地には、珍しい神様を祀った神社が点在しています。
今回はその中でも栗東と守山にある面白神社をご紹介!
きのこの神社?菌神社で健康祈願
滋賀といえば鮒寿司、鮒寿司といえば発酵、発酵といえば菌!
ということで、きのこの聖地!?栗東の『菌(くさびら)神社』にお参り。
面白い名前ですが、ポッと出の神社ではなく、
1300年以上前に勧請された由緒ある神社。
飢饉の際に一夜にしてキノコが生えて人々を救ったとの伝説があるとか。
境内にキノコは生えていないようでしたが、
家族の健康と滋賀県の長寿日本一が続くことをお祈りしました。
蜊と書いて何と読む?タニシが神の使い?!
守山市笠原の野洲川河畔近くに『蜊江(つぶえ)神社』があります。
蜊とは、タニシのことで、名の由来は野洲川の決壊で流出した神輿を
タニシが守った、と伝えられることからです。
境内には奉納された”タニシ”さまの姿がありました。
古くから暴れ川で氾濫を繰り返して来た野洲川河畔の住民は、
水害が発生しないよう御蜊様(おつぶさま)を大事に神の使いとしてお祀りしてきたのです。
また、この地域の方々はタニシを決して食べないとのことです。
(今ではタニシを食べる人はそもそも少ないですが)
『蜊江神社』は、名前のインパクトのほか、
鳥居のすぐあとに茅葺の山門がどーんと建ち、
本殿拝殿と仏殿が並び建つ、
神仏習合を色濃く残した神社でもあります。
ついでに”たにし飴”もゲット!
ついでに、タニシ繋がりということで、
瀬田名物!?のたにし飴を辻末製菓舗でゲット!
まさか原材料にタニシを使っているのか!?と思ったら、
原材料ではなくフォルムと色がタニシそっくりなのでたにし飴、なのでした。
安心したような、ガッカリしたような。
味は、ニッキが結構キツい、大人のお味でした。
(写真・文 森中高史)
- 記事を書いた人
- 森中高史/東京の霞ヶ関から滋賀県に出向中の公務員であり一児のパパ。週末ごとに滋賀のあちこちへ出かけては”面白い”をリサーチし、見つけた情報はアッという間に記事化してしまうライターなら誰もがうらやむ才能の持ち主。個人のフェイスブックで情報を発信しているところを、しがトコ編集長にスカウトされ原稿を(しぶしぶ?)寄稿。
『菌(くさびら)神社』を地図でみる
R琵琶湖線 「栗東駅」下車 徒歩15分
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- 住所
- 滋賀県栗東市中沢【→地図】
- お問い合わせ
- 栗東市観光物産協会
- 電話番号
- 077-551-0126
『蜊江(つぶえ)神社』を地図でみる
JR守山駅から近江バス服部線「守山北高前」下車徒歩5分
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『辻末製菓舗』を地図でみる
唐橋前駅下車 徒歩約10分
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- 住所
- 滋賀県大津市神領1丁目12-11【→地図】
- 営業時間
- 9:00~18:00
- 定休日
- 月曜
- 電話
- 077-545-0021