カルチャー

「ラ コリーナ近江八幡」に期間限定で巨大な松明が登場!『たいまつ展示2023』が始まっています

松明展示2023

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こ、これは!?
滋賀の人気No.1スポット「ラ コリーナ近江八幡」の中に
あらわれた巨大な松明(たいまつ)。
訪れる観光客の注目を集めるその姿は、
まるでおとぎ話の中の一ページ。

高さ5m以上にもなる大迫力の松明は、
じつは近江八幡の各地で1,000年以上受け継がれてきた、
伝統的な取り組みのひとつです。
いま、地域の方々と、ラ コリーナのスタッフ有志にて、
力を合わせながら展示が進められています。

お菓子と自然が調和する世界で「たいまつ」づくり

まるで物語の世界に入り込んだかのような、
幻想的な風景が広がる「ラ コリーナ近江八幡」。

焼きたてバームクーヘンの優しい香りが漂う
お菓子と自然が調和した世界観が人気です。

三角屋根の建物の中へと入り、奥に進んでいくと…

中心の広場に、さまざまな形の巨大な柱が!

これが、近江八幡の松明です。
展示されているのは全部で5基。

近江八幡の松明文化を多くの人に知ってもらうため
毎年この場所で、地域の人たちが、
たねや・クラブハリエのスタッフや有志らと作り上げ
期間限定で展示しています。

ひとくちに松明と言っても、5基の松明はそれぞれ、
形や作り方が異なります。

竹や琵琶湖に自生する「ヨシ」、菜種などを使って、
すべて手作業で作られる松明は、
各地域で口伝えで受け継がれてきました。

写真は近江八幡市・千僧供(せんぞく)町で作られる「据(すえ)松明」。
30mにもなる長いしめ縄で結いあげられた、独特な形です。

しめ縄の最後は、「華鬘(けまん)結び」と呼ばれる、
繫栄長寿を願う、神聖な「結び」。
太いしめ縄の「結び」は迫力があります。

横に延びる細いしめ縄は12ヶ月を表す12本。
1年間の安寧への祈りが込められています。

写真の左側に映るのは、同市島町の「ほんがら松明」。
竹で作られた太い筒が中心を通っています。

通常は高さ7mにもなるという巨大な松明。
松明の下から火をつけると竹の空洞を火が走り、
上から猛烈な火を噴くという、大迫力の松明です。

中心の空洞を作るのが非常に難しく、
50年間という長い間、松明づくりが途絶えていた「ほんがら松明」。
2007年に地域の人たちの熱い想いで復活を果たし、
今も、その伝統を引き継ぐ奮闘が続けられています。

手にもって運ばれてきたのは、南津田町の「振り松明」。
太く大きい「曳きずり松明」とセットで作られるもので、
どちらも火をつけて、奉納されるものです。

この松明は「275年に、町を訪れた応神天皇の行手を
案内したのが始まり」と、伝えられています。
なんと、今から1700年以上も昔のこと!

それぞれの町で受け継がれてきた奉納の形が、
綿々と続いています。

自然の材料だけで結いあげられる松明

でも、こんなに巨大な松明をどうやって作るのでしょう。
実際に松明をつくって設置する、
「たいまつ展示」の様子を見せてもらいました。

今年、松明づくりに参加したのは、
各町の人たちと、たねや・クラブハリエ、キャンディーファームのスタッフ、
地元の近江兄弟社高校の生徒さんたち。

みなさんで力を合わせての“松明結い”
上手くできるでしょうか!?

松明の作り方や形は各町によってそれぞれですが、
竹や木、琵琶湖の「ヨシ」や、「菜種」など、
使う材料が自然素材なのは同じです。

少しづつ束ねた「ヨシ」をまとめて、
力いっぱい締め上げます。

“松明結い”は、すべてが共同作業。
工程が身体に染み付いているベテランと、
まだうろ覚えの若手が、
コツを教えたり、力を合わせて、
テキパキと作業を進めていきます。

完成した白王町の松明を担ぎ上げ、設置場所まで運びます。
しっかり締め上げられた松明はずっしり重い。

綱でひいて倒れないようバランスを取りながら、
大きな松明を立てます。
危険も伴う作業に、掛け声にも緊張感が。

無事に据え付けが終わると、
見守っていた観光客らも安堵の表情。

作業を終えたみなさんの笑顔から、達成感も伝わってきました。

自然あふれる空間に、違和感なくなじむ松明。
熱い想いと努力が、今年も松明を完成に導きました。

近江八幡になくてはならない「松明文化」


(提供・「文化遺産としての松明を次世代へ贈る会」)

近江八幡市では春に行われる「八幡まつり」をはじめ、
現在でも市内で大小200基の松明が結われています。

巨大な松明に火をつけ、
各地域の神社に奉納される様は大迫力。
このように全市的な火祭りは珍しく
「近江八幡の火祭り」として
国選択無形民俗文化財にも登録されています。

このように近江八幡にはなくてはならない松明文化を
次の世代へ受け継ぐため
市民有志でつくる「文化遺産としての松明を次世代へ贈る会」が、
ラ コリーナで「たいまつ展示」を始め、
今年で7年目を迎えました。

「単に松明を作っているだけではないんです」
と話すのは同会会長の大西實さん。

「松明結いは、設計図がなく
すべてが“口伝え”で受け継がれています。
松明を協力しあって結う時間は
地域の人の絆を深めるためになくてはならないもの。
共同体や地域の仲間づくりと密接にかかわっています」。

一度、途絶えれば、その復活は並大抵のことではありません。
少子高齢化やコロナ禍、など時代の荒波を越えて、
松明づくりを、次の世代にも伝えたい…。

町を思う、情熱家たちの挑戦はまだまだ続きます。
「ラ コリーナ近江八幡」に展示されている
松明からその情熱を感じてみてください。

『ラ コリーナ たいまつ展示2023』の詳細

開催期間
2023年11月19日(土)~12月中旬(期間中無休)
開催場所
ラ コリーナ近江八幡(滋賀県近江八幡市北之庄町615-1)
主催
文化遺産としての松明を次世代へ贈る会

提供:滋賀県 「滋賀をみんなの美術館に」プロジェクト http://bino-shiga.net/

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