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見るだけじゃ、もったいない!五感で“遊ぶ”美術館『ためして、みる展』始まっています

【滋賀県立美術館「ためして、みる展」/滋賀県大津市】

美術館は静かに作品を見る場所…?
そのイメージ、もしかすると古いかもしれません。

滋賀県立美術館で4/17(金)から始まっている企画展
『ためして、みる展 』は、作品を“見る”だけじゃなく
“体で感じる”全く新しい体験型の展覧会なんです!

展示されているのはすべて美術館自慢の収蔵品。

案内役のキャラクター「とらいさん」に誘われて、
見慣れたはずの名作たちと「10のトライ」で向き合えば、
驚くほど新鮮な表情が見えてきます。

寝ころぶ、歩く、のぞく。まずは“見方”を壊してみる

この展覧会、最初に試されるのは「自由になること」。

畳の上にあがって、寝ころぶ。
床に近い目線で、作品を見上げてみる。

それだけで、作品の印象はガラッと変わります。
例えば、下から見ると“空にのぼっていく”ように感じる絵や、
ただの素材だったものが、生き物のように見えてくる瞬間も。

さらに、作品の上を実際に歩いてみる体験も。
「触れてはいけない」が前提だった美術館で、
あえて踏むことで、作品との距離が一気に近づきます。

自分も作品になる?フォトスポットも発見!

さらに、作品の中に入って自分も作品になることができる?!
作品と一緒に写真を撮るコーナーもあります。
この黄色い人間たちは一体…?
成安造形大学の名物であり「成安といえばこれ!」と言われるほど
親しまれている今井祝雄の彫刻「ヴォワイアン」。


その黄色い人間たちの列に加わって、同じ椅子に座ってみてください!
一緒に写真を撮れば、あなたはもう観客ではなく作品の一部。
ここでは「鑑賞」は「参加」へと変わります。

双眼鏡で、迷子になる

次に待っているのは、“のぞく”体験。

双眼鏡を使って作品を見ると、
遠くからでも細部までくっきり見える。

でも同時に、「今どこを見ているのか分からない」という不思議な感覚にも陥ります。

細部と全体を行き来することで、
作品の中を“歩いている”ような体験に変わります!

光ひとつで、まったく別の作品に


この展示のハイライトのひとつが「光」。

ボタンを押すと、スポットライトが当たる。
それだけで、作品の見え方が劇的に変わります。

見えなかった文字が浮かび上がったり、
金や銀が突然きらめいたり。

普段の美術館は、作品にやさしい“控えめな光”。
でもここでは、あえて光を変えてみることで、
「見えていなかったもの」に気づかされます。

真っ暗な空間で見えるものとは?


そしてクライマックスは、暗闇。

会場はほぼ真っ暗。
頼りになるのは、自分の手に持った懐中電灯だけ。

光を当てたところだけが浮かび上がる世界。
同じ作品でも、人によって見えるものがまったく違う。

つまり、
「何を見るか」は、自分次第。

美術館なのに、ちょっとした冒険みたいな感覚です。

さわって伝わる五感の情報

この企画展では、
一部の作品に実際に触れることもできます。

「触れてはいけない」が常識の美術館で、
あえてその壁を壊すトライも待っています。

神山清子氏の信楽焼や、屏風・巻物の見本を実際に手にとって、その質感を確かめる。
視覚だけでなく、手のひらから伝わる情報の豊かさに驚くはずです。

美術館はこんなに自由でいい!

この展覧会が面白いのは、
「正しい見方」を教えてくれないこと。

代わりに、「試してみて」と背中を押してくれます。
寝てもいい。歩いてもいい。
のぞいても、触ってもいい!

そうやって体を動かしているうちに、
いつの間にか作品との距離がなくなっていきます。


小さな子どもから大人まで楽しめるよう設計された『ためして、みる展』。
美術館は「静かにしないといけない場所」ではなく、
会話しながら、体を動かしながら楽しめる空間という
新たな価値観を提供してくれる企画展です。

ただ楽しいだけじゃない、
美術館のハードルを、ぐっと下げる試みでもあります。
「美術館は、本当はもっと自由でいい」。
そんな開放感を、ぜひ滋賀県立美術館で体感してください。

(写真・文:しがトコ編集部)

『ためして、みる展』の詳細

会場
滋賀県立美術館(展示室3)
期間
2026年4月17日(金)〜6月21日(日)
住所
滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
開館時間
9:30〜17:00(入場は16:30まで)
休館日
毎週月曜日(※5/4は開館、5/7は休館)
観覧料
一般 950円 / 高校・大学生 600円 / 小学・中学生 400円(※未就学児無料)
※企画展チケットで常設展も無料で観覧可能
電話番号
077-543-2111
公式サイト
https://www.shigamuseum.jp/
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