カフェ・お店

「せんねん灸」は滋賀で誕生。薬草の宝庫「伊吹山」との深いつながりも?!

【せんねん灸でござる 長浜曳山店/滋賀県長浜市】

お灸といえば「せんねん灸」を連想する人も多いのでは?
じつは、せんねん灸は滋賀生まれ!
お灸の原料である「薬草」は、
滋賀の薬草の山、伊吹山がふるさとなんです。
戦国時代には織田信長が伊吹山に
薬草園を作らせたという逸話も残るほど。
いったいお灸と滋賀の深い関係とは?
『せんねん灸でござる 長浜曳山店』をたずねてみました。

伊吹山山麓はお灸の故郷

外観

長浜観光のメインスポットのひとつ「黒壁スクエア」
そのシンボルともいえる「曳山博物館」の向かいにある
『せんねん灸でござる 長浜曳山店』。

山を象(かたど)ったワインカラーの屋根が目印。
入口にはマスコットの「せんねん君」が
お出迎えしてくれます。

店内

1949年に現在の長浜市浅井町で「押谷靜慰商店」として創業。
伊吹もぐさの製造と全国販売をスタートし、
現在は「せんねん灸セネファ」として展開する老舗店です。

店内2

店内には緑の草が茂り、小川が流れています。
そして、奥の壁には伊吹山の写真!
伊吹山のふもとの自然を取り入れた店内のレイアウトに驚いていると、
「せんねん灸」に勤めて10年以上のベテラン社員、
杉山さんがにっこりと笑って教えてくれました

お灸の原料は、薬草のよもぎから

お灸

「伊吹山周辺には昔から多くの薬草が自生していました。
戦国時代には織田信長が伊吹山に薬草園を作らせた!
という話も伝わっているんですよ」。

意外と知らない人も多いのでは?
じつは、お灸の原料は薬草なんです。

もぐさといって、よもぎから作られます。
よもぎはお団子に入れて食用にしたり、
身近な薬草として血止めやかゆみ止めとしても使われてきました。
ハーブの女王とも言われ、乾燥よもぎは入浴剤としても人気です。

製造工程

店内には、人形によるお灸の製造工程が展示されています。
お灸をつくるのはとても手間がかかる仕事。
よもぎから作られるお灸の原料もぐさは、
乾燥したよもぎの1/200の量しか取れないのだそう。

梅雨が終って花の咲く前のよもぎを刈り取り、
乾燥したものを臼(うす)で砕き、
葉や茎を取り去るという作業をくり返し行うことで
フカフカのもぐさになります。

熱くない、手軽にできる!お灸を体験できるショールーム

お灸の歴史

長い歴史のあるお灸ですが、試してみたいと思いながら、
「熱そう」「使い方が難しそう」など、
ハードルを感じている人も多いのではないでしょうか。

『せんねん灸でござる 長浜曳山店』では、
気軽にお灸を試せるので、
自分にあったお灸に出会う「はじめの一歩」にぴったりなんです。

せんねん灸オフ ソフト灸

こちらは「せんねん灸オフ ソフト灸」。
台座の上の棒の部分にもぐさが詰まっており、
火をつけて肌に貼ると温熱が台座に伝わっていきます。

台座のシールをはがして火を点け、
ツボに貼るだけという手軽さが好評で
冷えているカラダに悩む女性を中心に、一気に利用者が増加。

最近は健康のみならず、美容・美肌づくりにも
効果が期待できるとされ、
お灸を愛好する「お灸女子」も増えているそう。

お灸ずらり

現在は、火を使う従来のお灸のほかに、
火を使わないお灸、香りが選べるお灸、
煙の出ないお灸など種類も豊富。

症状や好みに合わせて選べる楽しみもあるほか、
入浴剤や健康食品など、50種類以上もの商品が並んでいます。

東洋医学にもとづいたお灸は、ストレス社会にもおすすめ

お灸の様子

体中には気の道(経路)が張り巡らされ、
気の出入り口に当たるとされる部分がツボと呼ばれます。
お灸をすえるのは、まさにそのツボ。

こちらは、「合谷(ごうこく)」と呼ばれる
手のツボにお灸をすえている様子です。
こちらの製品は香りも選べるので、
嗅覚からもリラックスできます。

キュートなパッケージ

他にも、猫のキャラクターが描かれた
パッケージがキュートな製品も!
なんとなく年配の方がするイメージのあるお灸ですが、
ずっとカジュアルにトライできそうです。

お灸のふるさと、伊吹山のそばで

お灸はツボを温めることで血行をよくし、
体が本来持っている自然治癒力を高めて
諸症状を回復するというもの。

病院に行くほどではない不調を改善し、
健康な状態を保つための方法の一つとして、
お灸を暮らしに取り入れてみるのもいいかもしれません。

昔から愛される「伊吹もぐさ」を今に伝える
『せんねん灸でござる 長浜曳山店』。
長浜観光の際には、気軽に訪れてみてはいかがでしょうか。

※お灸を使用される際は、必ずお使いの商品に合った使用上の注意をご覧ください。

(写真・文 松島頼子 編集:しがトコ編集部)

記事を書いた人
松島頼子/岐阜県在住で、限りなく滋賀に近い所に住んでいる、滋賀と琵琶湖が大好きなフリーライター。先祖は滋賀から岐阜に移ったらしい。夏よりもどちらかといえば冬が好き。湖北の冬を取材したい。紙のお仕事もしてます。

「せんねん灸でござる 長浜曳山店」の店舗情報

住所
滋賀県長浜市元浜町5-16
電話番号
0749-63-9950
営業時間
10:00~16:00
定休日
火曜日
公式サイト
https://www.sennenq.co.jp/

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