イベント

『鳥人間コンテスト』会場でわかった4つのこと

【鳥人間コンテスト/滋賀県彦根市】

滋賀の夏の風物詩のひとつが、鳥人間コンテスト!
彦根市・松原水泳場で大会用のプラットホームの建設が進むと
「本格的な夏が来る!」と感じる彦根市民も多いとか。⠀

「夏休みに家族で見るテレビ番組」という印象から、
ほのぼのしたイベントと思ったら大間違い!
熱い集団同士の本気の闘いが繰り広げられているのです。

(写真:HIDEGONさん)

意外と長い待ち時間!観戦席はピクニックで大盛り上がり

飛行を見守る人たち
(写真:HIDEGONさん)

コンテスト当日の会場は毎年多くの観客、
選手達とそのご家族、地元の方々で賑わいます。

炎天下で観ることになるので、
プラットホームから少し離れた木陰に陣取り、
レジャーシートを敷いて観戦スタート!

実際に観戦してみて驚いたのは、
「待ち時間が長い!!」ということ。
テレビ番組では編集がされ、
どんどん飛んでいるシーンが流れるので、
待ち時間など感じたことはありませんでした。

鳥人間コンテスト2022
(写真: falcon_w_さん)

しかし、実際は順番が来たチームがプラットホームの
先端まで機体を運び、それからさらに風などの
タイミングを待つので、数十分間も待つことも!

というわけで、観戦しに来た方達は、
わいわいとピクニックをしながら
和やかに飛ぶ瞬間を待ちます。
長いけど、この時間を毎年楽しみに
いらっしゃる方も多いそうですよ。

飛んで行った時の感動は、想像以上!

さあ、いよいよ飛び立つ瞬間がやって来ました。

飛び立つ飛行機
(写真:なおきちさん)

待っていた分、感動もひとしおです。
しかし!!
テレビのハイライトで見ていたように、
すーっと飛んでいく機体は残念ながら多くはありません。

多くの人力飛行機が飛び立ってすぐに、
ぼちゃんと湖面に着水。その瞬間、
観戦席でも「あーーーーー!」という大きな溜息がもれます。

飛び続ける機体が現れると、興奮は想像以上!!
見ず知らずのチームでも「いけー!とべー!」と
大声で応援したくなるほどです。

実は同窓会会場?観戦席では“通”なトークが聞こえてきます

実はこの鳥人間コンテストの会場、
かつて出場した、また出場を目指していた方々の
同窓会の場にもなっているのです。

全国に散らばったかつての仲間たちが
年に一度ここに集結し、現役の選手達の勇姿を見ながら、
思い出話に花を咲かせる。素敵な楽しみ方ですよね!

また、毎年必ず観戦しに来る常連さんも
多数いらっしゃるので、観戦席では
「あの機体は〇〇のチームのだな!」、
「あのチームは距離のばすぞ!飛ばなくても見ればわかる。」
など、とっても“通”なご意見も耳に飛び込んできます。

機体を間近で見れて、その繊細な造りに驚き!

待機中の飛行機
湖岸では、準備中の機体を間近で見ることができるんです!
ここで各パーツを組み立てて、順番が来るまで待機。
もちろん、触ったり、近づきすぎるのは厳禁ですよ!

「こんな薄いビニールや発泡スチロールみたいな素材で
本当に大丈夫なの??」と、素人が見るとハラハラするくらい、
軽量化を重ねられた機体。

間近で見ていると、「この中に入って空を飛ぶなんて、どんな感覚なんだろう」と
想像してドキドキしたり。各チームのテキパキとした作業にも感心しっぱなしです!

公式YouTubeでは、迫力満点の大会ダイジェスト動画を公開中!

2023年で45回目を迎える鳥人間コンテスト。
テレビで毎年、楽しみにしているという方も多いのではないでしょうか。

番組公式YouTubeでは、大会の人力プロペラ機部門、滑空機部門、
それぞれのスペシャルダイジェストや
各大学のアツい練習、準備風景の動画が公開中。
パイロット目線を360度で体感できる、臨場感たっぷり VR動画も視聴できますよ。

熱気、ドラマ、感動が詰まった鳥人間コンテストは、
見ているだけでこちらまで元気がもらえる夏のイベント。
飛ぶことを夢見るたくさんの熱い想いに
きっとこの夏の暑さも忘れてしまうほど。
琵琶湖を舞台に繰り広げられる数々のドラマを、
みなさんも目撃してみませんか?

※写真は過去の開催風景も含みます。

(文・しがトコ編集部)

<記事作成日:2017年7月18日/最終更新日:2023年7月24日>

『大会会場 松原水泳場』を地図でみる

来場は公共交通機関、シャトルバスで!

『第45回鳥人間コンテスト2023』の詳細

開催日
2023年7月29日(土)「人力プロペラ機部門」6:30開始予定
2023年7月30日(日)「滑空機部門」6:00開始予定
開催場所
琵琶湖東岸
滋賀県彦根市 松原水泳場
シャトルバス
JR彦根駅から会場までの無料シャトルバスを運行(西口5番乗り場付近より発車予定)
公式サイト
http://www.ytv.co.jp/birdman/
しがトコ採用情報

関連記事

  1. 立石善規さん作品 大自然に抱かれた滋賀県高島市で作家のアトリエを巡る『風と土の工藝…
  2. トップロゴ webメディア「しがトコ」が日常へ!地元商店街を遊びつくす『商店…
  3. ワイワイモダニズムポスター 芸術は難しくない?!県立近代美術館と成安造形大学のコラボ『ワイワ…
  4. 幽霊ビル爆破に毒ヘビ騒動…滋賀出身のふたりが地元の”…
  5. リニューアルした守山市立図書館で、しがトコ発のアートイベントが2…
  6. 【速報】すべては滋賀県民のため。「イナズマロック フェス2021…
  7. 創作の起源を辿る企画展 『 ルーツ・ルーツ・トラベラーズ』が成安…
  8. 梅田ルクアイーレに”びわ湖”が登場!滋賀の魅力が詰まった10日間…
滋賀を自慢したくなるカレンダー2024 ご注文受付中
PAGE TOP