※こちらのお店は、現在休業中です。
【cafeネンリン/滋賀県湖南市 菩提寺】
誰もが振り返る、不思議な形の大きな建物。
静かな住宅街のなかでもひときわ目立つ存在ですが、
どっしりと大地に根を張るような、
落ち着いた佇まいが印象的です。
滋賀県湖南市菩提寺にある「ネンリン」は、
地域のつながりの中でゆるやかに時を刻む、
人の温もりに溢れた居心地の良いカフェ。
近所のおじさんが、ひとりでゆっくりコーヒーを飲んでいたり、
子どもと一緒に楽しそうに過ごす家族連れのお客さんや、
遠方から訪れた学生さんがカフェの建物に興味津々の様子だったり…。
年齢や性別を越えて“みんな”がるゆやかにつながりながら、
思いおもいの時間を過ごせる場所。
(※営業は水木金と毎月最終土曜日となりますのでご注意ください)
地元のみなさんで作った特徴的な建物
琵琶湖の「ヨシ」を外壁に使った特徴的な建物は、
職人さん指導のもと、地元住民のみなさんが一緒になって壁を塗り、
たくさんの人たちが協力しながら完成しました。
半円形を描くシルエットが古代の住居のような不思議なデザインです。
入り口に置かれたカフェの看板。
太陽の光が「cafeネンリン」の文字を影絵のように映し出します。
店内やメニューにも、こだわりがいっぱい!
店内は地域のみなさんと協力しながら塗ったという土壁で、
ここにも琵琶湖の「ヨシ」が練りこまれています。
店内に入ってすぐ、レジの横にあるショーケースには
おいしそうな顔ぶれが並びます。
天然酵母で作ったドーナツや、安心・安全にこだわったケーキのほか
こだわりのベーグルがメニューに登場します。
また、季節のランチプレート(サンドイッチ、副菜2~3種類、スープ)1,280円
として、旬の食材が気軽に楽しめるランチメニューも。
ドリンクはほうじ茶ラテ520円やほうじ茶豆乳ラテ570円、
しそジュース450円など、どれも体に嬉しい内容です。
(※季節によってメニューも変わります)
お水はセルフサービス。
カウンターに並ぶ器から、好きなものを選んでご自由にどうぞ。
風合いのある器や雑貨のディズプレイも、土壁によく馴染んでいます。
人と人とがつながり成長し続けるカフェ
子どもが生まれたことをきっかけに、地元とのつながりと、
その大切さを実感したという店主の岡西りまさん。
「地域の憩いの場所でありたい」という想いから
カフェのオープンを思い立ったといいます。
小さなお子さんを育てながら営むカフェだけに、
営業は水木金の平日3日間だけ。
(※2016年からは毎月、最終土曜日も営業しています)
といいながらも、週末は子どもと一緒に楽しめる
ワークショップやミニライブも行われ
「気づけば、ほぼ毎日のように人が集まっている」のだそう。
取材当日は、常連のお客さんの知人が、
なんと世界的に活躍する折り紙作家さんで、
ちょうど店主の岡西さんも折り紙の奥深さに興味を持っていたことから
「じゃあ、ここでワークショップしましょう!」と
トントン拍子に話が進んでいました。
人と人とのつながりを丁寧につむぎ合わせ、
そこで発生した出会いの新芽と共に成長し続けるカフェ、ネンリン。
ぜひ足を運んで、その世界観を感じてみてくださいね。
(文=亀口美穂、写真=林正隆)
<記事作成日:2014年12月2日/最終更新日:2021年6月11日>
「cafe ネンリン」の地図を見る
名神「竜王IC」から約15分、菩提寺の住宅街の中です
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「cafe ネンリン」の店舗詳細
- 住所
- 滋賀県湖南市菩提寺西6丁目1-29 【→地図】
- 営業日
- 水、木、金、毎月最終土曜日
- 営業時間
- 午前10時30~午後5時
- 電話番号
- 0748-74-2667
- 公式サイト
- http://cafenenrin.tumblr.com/