カルチャー

サンプルは自分自身。移住したい人に、本当に役立つリアルな情報を届けたい【滋賀に気づいた人interview#018】

【滋賀に気づいた人interview#018】

行きたい場所も欲しいものも、すぐ近くにあるのが当たり前。そんな首都圏での暮らしが、転職を機に「別に東京じゃなくてもいいのでは?」に変わったという小林さん。
どうせ暮らすなら今までと違う自然の多い環境がいい、大好きな神社やお寺があれば最高!と滋賀県に移住してまだ3週間。
彦根市の移住コンシェルジュとして、自身の経験を活かしながら、情報収集に飛び回る日々です。

自然の多い場所で「あぁ、生きてるな」と感じる自分がいて

__移住を決めたきっかけは?

2年ほど前に仕事を辞め、しばらくフラフラしてたんですけど、金銭的にも苦しくなってきてリゾートバイトに行ったんです。場所は長野県の戸隠にある旅館と、高野山の宿坊。どちらもバスや電車を乗り継いでいく山奥でしたが、実際に行ってみると「田舎の生活もできなくないか」と感じて。それまで住んでいた埼玉も田舎ではありますが、山は遠いし、電車がどこにでも通っているので見える景色は全然違います。山や自然の多いところに行った時に「あぁ、生きてるな」と感じる自分がいて。仕事を探すなら別に東京じゃなくてもいいかなと、単純に思ったのが移住を考えたきっかけです。

__なぜ彦根市に住もうと思ったのですか?

東京であった移住イベントに参加した時に、たまたま彦根市の地域おこし協力隊の人と話をさせてもらって。もともと仏像好きで滋賀には旅行で行ったことがありましたが、初めて“住む”という目線で滋賀のことを考えました。それで「しがレポ」という一泊二日の移住体験ツアーに参加して、彦根に来ました。「ここにスーパーがあります、商店街はこんな感じ」と具体的な案内をしてもらえたので、移住への不安がずいぶん解消されましたね。そのとき地元の人とも交流させてもらい、知り合いができたのが心強かったのかも。知っている人がいる土地って、また帰って来たくなりますよね。

町の人とひたすらしゃべる!

彦根市の地域おこし協力隊で移住コンシェルジュとして、移住を希望される方の案内や、SNSを通した情報発信などをしています。そのために町中にしょっちゅう出かけてます。先日、佐和山城に登ったら「ミツナリスト」を名乗るおじさんと出会って仲良くなりました。彦根市内には、ミツナリストという石田三成に詳しい人達の団体があるんです。私も歴史が好きなので、話しているうちに意気投合して。サイクリングをしながら町中を案内してもらいました。情報を伝えるには自分の目で見て感じたことを発信するのが一番ですよね。私は自分自身を移住のサンプルにしたくて。私と同じように運転が苦手な人でも車なしで生活できることを証明するため、自転車や電車でいろんなところへ行くようにしています。


__移住されてまだ3週間だそうですが、これからどんなことがしたいですか?

まだ行けてないところも多く、もっとたくさんの人に話を聞きたいので、まずは今やっている活動を地道に続けたいです。彦根の人ってすごく地元のことに詳しいんですよ!歴史とか、昔この辺りに何があったとか。地元に対する誇りを感じます。そういう話がとても楽しいし、無料で情報を提供してもらえるのがありがたくて。移住者目線でおもしろいものを見つけて、どんどん発信していきたいです!

※「滋賀に気づいた人interview」は『しがトコ』が企画・取材を担当し制作しています。この記事は、滋賀県公式の移住ポータルサイト『滋賀ぐらし』で公開されています。

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