【滋賀に気づいた人interview#006】
子どもたちがのびのびと走り回れる遊び場を求めて、
休日によく滋賀を訪れていた小谷さん一家。
葛川の豊かな自然に魅かれるものの、
移住が本当に家族のためになるのか…、悩んだ末に移住を決断。
都会の学校とは180度違う教育環境、自然と共に生きる葛川の生活が、
小谷さん一家にはかけがえのない宝物となりました。
不安はあったけど、子どもの言葉で移住を決断
---葛川に来られたきっかけは?
宰丈:以前は京都の山科区で暮らしていましたが、周囲に子どもが走り回れるような広い公園がなかったんです。だから、休日には子どもたちを連れてよく滋賀県に遊びに来ていました。
「琵琶湖博物館」も私たち家族のお気に入りで、そこで昔の暮らしを体験するサークルに参加していました。そのサークルの友人が葛川に移住したので遊びに行ったら「気に入ったなら小谷さんも移住しちゃえば?」なんて軽い調子で勧められて。それが移住を考えるきっかけだったかな。
__それですぐに移住を?
宰丈:まさか!そんな簡単に移住は決断できませんよ!妻が移住に積極的だった分、逆に僕は保守的になっていました(笑)。
秋穂:私も不安はありましたよ。ただ、当時小学5年生だった長男が、学校に居場所がなくてしんどそうにしていたのが気がかりでした。うちの子は自由奔放で、枠におさまれないところがあって…。定員いっぱいの学級では先生もはみ出す子にフォローする余裕がなかったんだと思います。
宰丈:移住となれば子どもの人生を変えることになってしまうかもしれない。そこで、最終的には子どもたちの意見を尊重しようと思って聞いてみたら、子どもたちは目を輝かせて「葛川に住みたい!」って。子どもは自分で育つ環境を選べない、より良い環境を与えることができるのは親だけだと思い、移住を決断しました。
自分たちが理想とする子育て環境があった
---都会と葛川の生活。子どもたちにとってなにが違いましたか?
秋穂:180度違いました!以前子どもたちが通っていた小学校はマンモス校でしたが、ここは同じ敷地内に小学校と中学校があります。小中あわせても全児童数は20人程度。
生徒が少ないから先生の負担や余裕が違う。ひとりひとりの様子を見て、きめ細やかな指導がしてもらえるので、長男ものびのびと楽しそうに学校に通っています。
※「滋賀に気づいた人interview」は『しがトコ』が企画・取材を担当し制作しています。この記事は、滋賀県公式の移住ポータルサイト『滋賀ぐらし』で公開されています。