カルチャー

滋賀から『ガレット・デ・ロワ』の日本一が誕生!SNSでも歓喜の声が続々!!

【ウルーウール/滋賀県甲賀市】

フランスで新年を祝う時に欠かせない、
伝統のお菓子『ガレット・デ・ロワ』。
近年、日本でもパン屋さんやケーキ屋さんで
見かけるようになり、じわじわと浸透してきています。

その『ガレット・デ・ロワ』の全国大会が11月1日に東京で開催され、
なんと滋賀県甲賀市にある『パンとお花のアトリエ ウルーウール』の
橋本昌弘さんが見事優勝!!
そしてフランス農水省特別賞も獲得されました。

2019年にパリで開催されるコンクールへの参加資格を獲得し、
これからますます活躍が期待される橋本さん。

5日(日)にマルシェに出店していた橋本さんを直撃し
お話をうかがいました!

甲賀の里山にあるパン屋さんが日本一に!優しい笑顔で優勝を語る

滋賀県甲賀市の里山にある、パンとお花のアトリエ『ウルーウール』。
しがトコでも取材をし、2017年2月に記事を公開すると
読者のみなさんからたくさんのイイねやコメントをいただきました。

山の奥で見つけた小さなパン屋さん。店主のこだわりがぎゅっと詰まった「ウルーウール」

見つけにくい場所にある、こじんまりとしたお店ながらも、
今や知る人ぞ知る人気店!

甲賀市のアトリエでの週3回の営業の他にも、水口、守山、
竜王のカフェや雑貨屋さんなどでの委託販売や、
草津のマルシェなどにも出店しています。
どの場所でも、毎回行列ができるそうですよ!

マルシェの行列
11月5日(日)に草津市で開催された『スムースマルシェ』に
取材に行くと、そこにはやはり長蛇の列が!

オープン1時間ほどでパンは完売!
落ち着いた頃に、お話を聞くことができました。

優勝した橋本さん
クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ
が主催する第15回ガレット・デ・ロワコンテスト。

厳しい書類審査を通過したパン職人・製菓職人15名が
参加した最終審査が、11月1日(水)に開催されました。
アトリエで焼き上げたガレットを持参し、
東京へ向かったそうです。

厳正なる審査の結果、見事に優勝を勝ち取り、
2019年1月にパリで開催されるコンクールの
エキシビション参加資格を獲得されました!
(2018年1月のコンクールには昨年の優勝者が参加します)

笑顔の橋本さん
日本一に輝いたというのに、相変わらず謙虚で穏やかな橋本さんです。

一番苦労したことは?との問いかけに、

「このコンテストでは、フランスの”正統派”ガレット・デ・ロワ
であることが評価されるので、そこに近づけることがとても難しかったですね」
と語る橋本さん。

これまではご自身の好きなデザインや、自由にアレンジしたレシピで
作っていたので苦労されたそうですが、
今回のチャレンジでとても勉強になった、と話されていました。

SNSで日々の成果を報告!見守っていたフォロワーから歓喜の声が続々!

橋本さんは、ご自身のInstagramのアカウント
コンテスト挑戦を発表してから、
日々の練習の成果を投稿していました。

ウルーウールさん(@masahiro.hashimoto)がシェアした投稿


当初のデザインはこちら。
太めの線が刻まれ、小さな葉が重なった絵柄です。

ウルーウールさん(@masahiro.hashimoto)がシェアした投稿


歴代のコンテスト入賞シェフの絵柄を参考にしてみたり、
試行錯誤の日々が続きます。

ウルーウールさん(@masahiro.hashimoto)がシェアした投稿


焼く前の状態がこちら。
いろいろと試す中で、時にはうまく焼けずに悩んでいると
フォロワーからアドバイスが投稿され、
翌日にはそれを実践してみる橋本さん。

謙虚で真摯に努力する橋本さんを
フォロワーは心から応援し、優勝する!と信じて
見守っていました。

ウルーウールさん(@masahiro.hashimoto)がシェアした投稿


そしてこちらが最近のガレット・デ・ロワ。
思わずため息が出る美しさですね。

11月1日にInstagramでも優勝報告の投稿がされると、
約780件のイイね、100件近くのお祝いのコメントが寄せられました。

「おめでとございます!!」
「絶対に優勝すると思っていました!」
など祝福のコメントで溢れ、今もコメントが寄せられています。

「SNSでのコメントは、とても大きな力になった」と橋本さんは
フォロワーへの感謝も伝えてくれました。

『フェーブ』にも注目!信楽在住の前川幸市さんの作品が素敵

昨年のフェーヴ
(こちらは昨年の写真です)

ガレット・デ・ロワに欠かせないのが『フェーヴ』!
フェーヴとは小さな陶器の人形のこと。
フランスでは新年のお祝いの席でガレット・デ・ロワを食しますが、
切り分けた後にこのフェーヴ入りに当たった人が、
その日の王様または王妃様になれるのです。
紙製の冠をつけて販売するお店も多いのだそうですよ。

昨年のフェーヴ2
(こちらは昨年のフェーヴです)

ウルーウールのガレット・デ・ロワに入っているのは、
信楽在住で全国でも活躍中の作家、前川幸市さんのフェーヴ。
こんな愛らしい動物が美味しいお菓子から出てきたら、
王様になれなくても、幸せな気持ちになれること間違いなしですね!

今年のフェーヴ
今年のフェーヴはこちら!
ウルーウール』の店頭で展示しているそうですよ。

日本一のガレット・デ・ロワは、カットされたものが
店頭にも並びますが今や争奪戦状態!
ホールの予約は規格や価格の見直し中ということで、
詳細が決まり次第、公式WEBサイト
Instagramfacebookページでお知らせがあるそうです。

ぜひ一度、味わってみてくださいね!

(写真提供:橋本 昌弘さん)

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