観光

雨だから行く!1万本のアジサイが咲く『もりやま芦刈園』で“アジサイ並木”や“天然フラワードーム”を撮影してみた!!

【もりやま芦刈園/滋賀県守山市】

梅雨の時期だからこそ、雨を楽しみたい!
ということで、
1万本のアジサイが咲く『もりやま芦刈園』で
“アジサイ並木”や“天然フラワードーム”を撮影してみました!

『もりやま芦刈園』は、県内有数のアジサイスポット。
園内では、日本と西洋のものがそれぞれ50品種。
なんと計1万本ものアジサイが植栽されています!

というわけで今回は、
雨の日でも楽しめる滋賀のアジサイスポットに行ってきました!

1万本のアジサイが咲く場所『もりやま芦刈園』

ご紹介するのはこちら、
滋賀県は守山市にある『もりやま芦刈園』さんです!

梅雨の時期に咲く花といえば、おそらく多くの方が
ある花を思い浮かべられることだろうと思います。

そう、「アジサイ」ですね。

『もりやま芦刈園』は、県内有数のアジサイスポット。
園内では、日本と西洋のものがそれぞれ50品種。
なんと計1万本ものアジサイが植栽されています!

しかも見頃はちょうど今(6月23日時点)。
これはぜひ見にいくしかありません…!

が、あいにく天気は曇りや雨続き。
お出かけに適した晴れの日はなかなかありません。

…いや。
それならむしろ、あえて雨の日に行ってみては?

雨によって色が消えた世界に、極彩色に咲き乱れる花々…
その可憐な花びらの先から滴る雨粒…

むしろ雨模様こそ、アジサイにとっての
お天気日和といえるのではないでしょうか?

というわけで今回はあえて雨の日を狙って
アジサイ撮影に赴くことにしました!

数え切れない!「1万本」のすごさがわかるアジサイ園

そして迎えた当日。天気は待ち望んだ雨模様!
というわけでやってきました『もりやま芦刈園』!

バイクを降り、折り畳み傘をパンッと開くと、

パアアアン!!
と、ついでとばかりに折り畳み傘がアンテナみたいに裏返りました…

強烈な横っ風のオプション付きの雨にも
めげることなく園内へ。
すると早速出迎えてくれたのが、色とりどりのアジサイ!

色とりどりすぎて案内看板が見えません。

この時点で、生半可じゃない量のアジサイが
待ち構えているであろうことを薄々察し始めた私。

実際奥へと進んでいくと、白、赤、青、黄…と、
遊歩道沿いには多彩な色のアジサイが咲き乱れていました!

灰色の空の下であっても、
鮮やかな色で楽しませてくれるアジサイたち。

そんなアジサイたちに、
折り畳み傘を吹き飛ばそうとしてくる横風に
耐えながら必死にカメラを向ける私。

風情や情緒? そんなもん、
お先に風にふっ飛ばされていきましたよ。

園内を半ばまで進んだ頃に、
風がおさまってくれたのがせめてもの救いでした…。

加えてありがたいことに、
それぞれの花の名前にはネームプレートが掲げられていて、
花に疎くても何の品種かわかるようになっていました。

アジサイといえば、一般的な丸っこい花と、
ガクアジサイくらいのイメージしかなかった私。

ブループリンス。
ロケットケルヘン。
ドイツランドや、タマアジサイ。

そこからアルトナ、ホワイトウェーブ、伊豆の華と…

途中で記録を断念するくらい豊富な品種が
園内の隅から隅まで咲き乱れ、
ところによっては天然の通行止めができていたほど。

「1万本」の迫力にひたすら圧倒され続けました。

新名所!?“守山のメタセコイア?並木道”

風雨に耐えながらさらに奥に進み、
園内のちょうど真ん中あたりに位置する橋を渡ります。

渡った先で、

息を呑みました。

そこには写真スポットで有名な
マキノの「メタセコイア並木道」を
ほうふつとさせる遊歩道がまっすぐ続いていたのです。

マキノと違うのは、並木道をアジサイの花々が彩っていること。
さしずめここは“守山のメタセコイア――

いえ、“守山のアジサイ並木道”といったところでしょう。

今の時期しか見られない光景を前に、
しばらくその場を離れることができませんでした。

雨天限定!”天然フラワードーム”を撮影してみる

並木道も通り抜け、ひと通り散策も済んだ後、
せっかくなので雨天ならではの花の写真を撮ってみたくなりました。

それは「花びらから落ちた瞬間の水滴を撮る」こと。

撮影に適した花を見つけ、一眼レフで試みますが…

ピントやタイミングが合わず、なかなか思うように撮れません。
試行錯誤すること約30分。

私の口元は、自然とほころんでいました。
だってほら、見てください。

一見、撮り損じに思えるこの写真ですが、

ズームしてみると、ほら。

水滴の中に花が咲いているように見えませんか?

思いがけず撮影できたのは、
雨の日にしか撮れない“天然のフラワードーム”。

しかもその形も出会いも…
一期一会。

素敵な出会いとともに、思わぬ雨の日の楽しみ方を
教えてもらうことができました。

今回あえて雨の日に出かけていったように、
見方を変えればそれは、
知らなかった世界を知るチャンスなのかもしれません。

個性豊かに咲き誇っていたアジサイたちのように、
お出かけ日和も「色とりどり」、
なのではないでしょうか?

(取材・文・写真 結城 弘

記事を書いた人
結城 弘/滋賀県出身。小説家・ライター。滋賀が舞台として登場する小説『二十世紀電氣目録』『モボモガ』を執筆。趣味は旅行、レトロ建築巡り、カメラ片手に散策、焚き火。旅先の地酒を味わいつつのんびり鉄道旅も好き。noteにて滋賀の話題や旅行記事を発信中。Twitter(@yhiroak

『もりやま芦刈園』の情報

住所
滋賀県守山市杉江町
電話
(直通)077-585-7133
受付時間
(6月1日~30日)9:00~17:00 (6月以外)9:00~16:00
ホームページ
(守山市観光物産協会)
https://moriyamayamamori.jp/spot/ashikarien/
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