【道の駅シリーズ #01/あいとうマーガレットステーション】
吹き抜ける風を感じ、一面に広がる景色を眺めながら、
ゆったりと地元のとれたて野菜を手に取る時間。
密集、密閉なんて言葉は似合わない!
それが、滋賀県内の「道の駅」。
規模感はそれぞれだけど、だいたい共通しているのは、
田園風景が広がるのどかな場所にあること。
そんな心地よい風を感じられるスポット、
滋賀県各地の道の駅へ、遊びに行ってみませんか?
しがトコでは、滋賀の恵と出会える「道の駅」を不定期でご紹介していきます。
第一回目は、滋賀県東近江市にある『あいとうマーガレットステーション』。
東近江市産にこだわった新鮮野菜はもちろん、ジェラートやドライフラワーまで!
おまけに絶景を堪能できる展望台もあるのだとか。
自然に囲まれた道の駅へ!いざ、行ってみました。
のどかな田園風景に囲まれたロケーション
名神高速八日市インターから車で約7分。
豊かな自然に囲まれた『あいとうマーガレットステーション』。
このロケーションに惹かれたなら、まずは展望台にのぼりましょう!
「田園生活館」にある「田園ビューデッキ」へ!
実はここ、何度も訪れている人も意外と知らない
穴場的なスポット。
建物内のレストラン奥にあるエレベーターでのぼった
4階部分が展望台になっているんです。
階段をのぼると、ぱっと開ける視界!
思わず声をあげてしまいます。
空の青と畑の緑が遮られることなく交わる景色を
額縁のように切り取るデザインは、
まるで美しい絵画をみているよう。
周囲にさえぎるものがなく、敷地内で一番高いこの場所は、
ここに着くまでに眺めていたのどかな田園風景を
360°楽しめます。
この、どこまでも風の抜ける感じ!
絶景を堪能し、心地よく深呼吸をしたら、
いよいよ、お店をまわりましょう!
見てるだけで楽しい!花農家のドライフラワー
「田園ビューデッキ」からエレベーターで一階フロアへ。
一角にある「花工房 mimosa」には、
色とりどりのドライフラワーがずらりと並んでいます!
これらはすべて、東近江の花農家さんによる手作り。
農家さんから直接届くので、値段も良心的です。
細かいパーツごとの販売も。
ハーバリウムやドライフラワーのリースなどの
クラフト好きにもおすすめです。
土日には体験教室も開催中。
予約もいらず、20 分ほどで季節にあったアレンジを楽しめます!
キットなどもあるため、子どもさんでも簡単に作れます。
同じフロアには、無料の休憩コーナーや
地元の農産物を使ったビュッフェレストランも。
東近江のおみやげ物もここで手に入ります。
こういうところって、つい長居しちゃいますよね笑
見どころは、まだまだたくさんあります!
地元の農産物で作る、旬を味わう手作りジェラート
「あいとうマーガレットステーション」に来たなら、
ぜひ立寄ってほしいのが「Rapty」。
東近江市内の畜産農家から毎朝届く搾りたての牛乳を使った
鮮度にこだわったジェラートが食べられます。
毎日 10~12 種類が店頭に並び、メニューは日替わり。
訪れるたびに新しい味に出会えるもの、魅力の一つです。
年間では、なんと150種類ものジェラートが楽しめます!
一番人気はやっぱりミルク!
甘い香りと濃厚な味わいが口に広がり、後味はさっぱりの
間違いない味です。
他にも、季節の果物はもちろん、ゴーヤやオクラなど
野菜を使ったものや、この日は「まいたけ」のジェラートも!
地域の旬の味がジェラートで味わえます。
この日選んだジェラートは、トマト。
種のつぶつぶ感が楽しく、トマトの味もしっかり。
甘さひかえめ、さっぱりした味わいで
まるで冷製トマトスープような新感覚ジェラートです。
ボリューム満点で、シングルでもこの大きさ!
ジェラートとともに販売されている、可愛らしい焼き菓子は
ちょっとしたプレゼントにもぴったりです。
東近江産 100%!売り切れ御免の新鮮農産物
朝採れの新鮮な野菜や花が並ぶ「あいとう直売館」。
週末の朝は、入場制限がかかるほどの人気ぶりだとか。
入ると目に飛び込んでくるのは、
「東近江100%」の垂れ幕と、たくさんの野菜や加工品。
なんと、ここに販売されているすべてのものが
東近江でつくられたものなんです!
産地直売所といえば、”地元産”が並ぶのは当たり前。
でも、100%と言い切れるのはすごい!
早くも、売り切れになっている棚もちらほら。
いちごのジャムと並ぶのは、”梨”のジャム。
1瓶作るのに5~6 個の梨の果汁だけを煮詰めた「梨蜜」を始め、
豊水・あきづきなど、さまざまな種類が。
作り手の見える安心感も、嬉しいですね。
これは、菜の花エコプロジェクトから誕生した
食用の菜たね油「菜ばかり」。
東近江市の「NPO 法人愛のまちエコ倶楽部」が手掛ける、
環境に優しい油です。
“目が届くものだけ”とこだわりを持ち、
東近江産だけをそろえた「あいとう直売館」。
多彩な品ぞろえは、東近江市の豊かさを物語っています。
自然豊かな東近江ならではの魅力を詰め込んだ道の駅
「ここに来るまでの道中、いかがでしたか?
豊かな自然が広がっていますよね。これが東近江市なんです」
そう話すのは大平館長。
「東近江市って結構広くて。
米・野菜・果樹・花・畜産など、さまざまな農家さんがいます。
だから、ここに届く農産物もバリエーションが豊富。
それが自慢なんです」
”東近江産”のこだわりは、食事処にも。
これからの季節、テラス席での食事も楽しい
「レストラン マーガレットテラス」では
地元産の食材をふんだんに使ったビュッフェが楽しめたり、
そばとうどんのお店「ムラサキ」では、
東近江市で栽培されたそば粉を製麺した
「八風(はっぷう)そば」を茹でたてで楽しめます。
地域の拠点として、これからも発展し続ける「道の駅」
『あいとうマーガレットステーション』は
今年で25 周年を迎える、歴史ある道の駅。
「地域活性化の拠点となる優れた企画があり、
今後の重点支援で効果的な取組が期待できる場所」として
定められる重点「道の駅」にも、2019年に選定されました。
今はコロナの影響で難しいですが、
落ち着いたら、いも堀り体験や米粉を使ったピザ教室など
子どもに大人気の体験や、食育イベントも再開したいとのこと。
道の駅周辺の休耕田では、ひまわりやコスモス、菜の花など、
季節の花が美しく咲き誇り、フォトスポットになっています。
あまり遠くへ行けない。でもおでかけしたい!
こんな時だからこそ、身近な「道の駅」で
滋賀の豊かさを味わう一日を過ごすのもおすすめです。
東近江の自然を丸ごと感じられる
『あいとうマーガレットステーション』に
ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
写真・文:しがトコ編集部
『道の駅 あいとうマーガレットステーション』を地図でみる
名神高速八日市インターから車で約7分
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『道の駅 あいとうマーガレットステーション』のデータ
- 住所
- 〒527-0162 滋賀県東近江市妹町184−1
(→地図) - 電話番号
- 0749-46-1110
- 営業時間
-
あいとう直売館 9:00~17:00
Rapty(ラプティ)10:00~16:30
田園生活館 9:00~17:30
レストランMARGUERITE TERRACE 11:00~17:00
ビュッフェ 11:00~15:00(ラストオーダー14:00)喫茶15:00~17:00
東近江市産生そばとうどんのお店 ムラサキ 11:00~17:00(ラストオーダー16:00) - 定休日
- 毎週火曜日、12/31、1/1
全館:夏休み期間と11月は休まず営業いたします。
※レストラン、菜の花館は除く
あいとう直売館:12月~4月は毎週火曜日が休館、5月~11月末まで無休 - 公式サイト
- http://www.aito-ms.or.jp/
(公開日:2020年9月18日/更新日:2022年3月9日)