カルチャー

カルビー工場見学に行ってきました!今年の味『サラダパン味』も試食レポート!

【カルビー湖南工場を見学してきました】

先日発表された、カルビーの『♥JPN(ラブジャパン)プロジェクト』
ポテトチップス47都道府県の味。

滋賀の味はこれまで2年間
『鮒ずし味』『近江牛ステーキ味』と発売されてきましたが、
3年目となる今年は、『サラダパン味』が発表されました!

さて、みんな大好きカルビーのポテトチップスですが、
ポテトチップスを作っている関西唯一の工場はなんと滋賀県にあるんです!

つまり、今年の滋賀の味『サラダパン味』も、
もちろん、滋賀の工場で作られている!
そんなアツい現場を見てみたい!!ということで、
『カルビー湖南工場』へ行ってきました。

電車からも車からも見える、おなじみの赤いロゴ

外観

カルビー湖南工場は、草津線の甲西駅と石部駅のあいだ、
線路沿いに工場があります。
あたりは田畑に囲まれて見通しがよく、電車はもちろん、
国道1号線を走っていてもおなじみのロゴが見えます。
そう言われると「ああ、あそこ!」と思い出す方も多いかも。

ポップ

入口では、可愛いポップがお出迎え。
とはいえ、小学校などのごく一部の見学のみで、
一般見学の受付はしていないそう。

廊下

建物に入ってどきどきしながら階段をのぼると、カラフルな場所に到着。
この感じ、どこかで…
そう、これはポテトチップス『うすしお味』をイメージしたペイントなんです。

製造現場に入るまでのステップ。当然ながらめちゃくちゃしっかりしてました。

着替え

さて、まずは取材のための着替えからスタート!
見学者用の白い薄手のツナギを身につけます。

頭は特にしっかりと。
薄手のヘアキャップの上にさらに帽子をかぶり、
髪の毛が外に出ないような配慮がされています。

着替えが終わり、ホッとしたのもつかの間、
工場内に入るためのステップはこれからが本番です!

靴を履く

工場用の靴に履き替えます。
青い部分は粘着シートになっていて、
靴下についたホコリはここでキャッチ。

コロコロ手順

体についたホコリを取る手順も、しっかり決められています。
頭や背中、内股までコロコロ。

足の裏洗浄

乗ると自動でブラシが回り、靴の裏を洗ってくれる機械も。

戸惑うしがトコ編集部の横を、
工場のみなさんはスムーズに通り抜けていきます。
毎日おこなっているからこその、自然な動作です。

集合

工場長を中心に、記念にパチリ!
さあ、いよいよ!サラダパン味に会いに行きます!!

『サラダパン味』の製造現場へ!

コンソメパンチ

エレベーターのドアが開くと…そこには大きな機械がずらり!
ここは『包装』の工程。セットされた包装シートが、
回転しながら機械に吸い込まれていきます。

現場入り

あちこちで機械が音を立てて稼働する中、
忙しく動きまわる工場のみなさん。
いかにもな”現場感”に、しがトコ編集部の興奮も最高潮に!
さあ、サラダパン味はどこ?

ロール

あっ!!いました!!サラダパン味!!
『うすしお味』『コンソメパンチ味』などのベテラン勢と並んで、
ピカピカに輝くフィルムが回っています!

袋完成

包装の機械は、シートにポテトチップスが乗ると、
それを包みこむようにシートが折り込まれます。
窒素とともに封入し、接着。見慣れた袋の形になります。

生まれたてのポテトチップスの袋は、
張りがあってとっても凛々しい!

包装

1分間に48袋も包装するこの機械。
サラダパン味では2台稼働していて、次々に袋が流れていきます。

重さ計測

一袋に入れる量を調整するのは、この機械。
番号が書かれたいくつもの”部屋”にポテトチップスが流れ込み、
重さが計測されます。

チップ2

カサカサと軽い音を立てながら、次々に流れ込んでいく!!

チップ

大河のごとく流れるポテトチップス!
これがすべて製品となって、誰かの口に届く…
そう考えると、はてもない物語のようです。

廃棄

揚がった後、定められた基準以上の”コゲ”があるものは、
機械が自動ではじき出します。

その後、人の目でもしっかりチェック。
はじかれたものは、畑の肥料や家畜のエサとして再利用されるんですって。

チップに手が伸びる

興味津々に取材していた私たちの前に、スッと差し出されるものが。
こ、これは!!

「味つけなしの出来たてです!召し上がりませんか?」

一気に盛り上がるしがトコ編集部。
「えー!!いいんですかー?」と言いながら、食べる気満々に手が伸びます。

チップ食べて笑顔

つまみ上げたポテトチップスは、その薄さながらほんのりあたたかく…
そっと口に運ぶと、パリッと軽やか!
そしてほのかに感じたのはじゃがいもの甘み。
ホクホクの蒸したじゃがいもとは違う、パリッ!のあとに
広がる甘さは、ひかえめながらもストレート。

「おいしいー!すごーい!」
思わず子どものようにはしゃいでしまうほど、
できたてのポテトチップスは感動的な味です。

ちなみに、この揚げたてポテトチップスは、
カルビー直営店舗「カルビープラス」でも食べられるとのことでした。
興味がある方は、ぜひ!

工場内

美味しいポテトチップスをごちそうになった後、
ふと、体にじわじわとせまる“暑さ”に気づきました。
近くでポテトチップスが大量に揚げられているこの場所は、
実はとても暑いんです。

10分ほどで移動しましたが、
それでも汗が流れます。過酷な現場です。

自然のものを相手にする。だから、人の目がかかせない。

皮むき

続いては、皮むきの工程へ。
機械で皮をむかれたじゃがいもが流れるラインには、人の姿が。

「皮の緑色なんかがどうしても残るので、手作業でむいています。
自然のものが相手なので、やはり人の目が必要ですね」

なるほど。
そう、ここまで見学してきて感じたことは、”意外と人が多い”ということ。
無人で、機械だけが動いている…という工場もありますが、
カルビー工場では、ポイントごとに必ず“人の目”によるチェックがされています。

10分で消えるじゃがいも!?

じゃがいもと人

最後に、貯蔵されたじゃがいもを見学。
大きな金網いっぱいにじゃがいもがぎっしり!

指差し

それぞれのコンテナは、生産者の名前や産地、品種、
その年の土の状態、肥料のことまで細かく情報管理されています。

この情報と工場で計測した数値を元に、
スライスの厚みやフライヤーの温度、揚げ時間を毎日調整。
そうすることで、産地や品種が違うじゃがいもを使っても
同じ食感になるように工夫されています。

フォークリフト

それにしてもすごい量のじゃがいもです。
「ひとつのコンテナにどれくらいのじゃがいもが入っていますか?」という質問には、
「およそ1.4t入っています。
袋に換算すると、5000~6000袋分くらいでしょうか」という回答が。

途方もない数字に「そうですか…」と返事をすると、さらに耳を疑う言葉が。
「でも、このコンテナひとつも、10分間で使ってしてしまうんですけどね」
「10分!!?」
「カルビー全体では、年間9億袋のポテトチップスをつくってますよ」
「9億!?」

くらくらするような数字の連続。カルビーさん、とにかくすごい!!!

こだわりの”じゃがいも情報”は、私たちの手元にも。

袋裏面

徹底した情報管理のもとで生まれる、ポテトチップス。
工場だけではなく、消費者である私たちも、
こだわりの”じゃがいも情報”を簡単に検索できます。

『じゃがいも丸ごと!プロフィール』では、日付と生産工場を入力すると、
その日使用したじゃがいもの産地や品種、
さらに生産者情報(一部写真つき!)まで見ることができるんです。
ポテトチップスの裏面右下は、サイトのQRコードが。
https://www.calbee.co.jp/jagaimo/

袋に記載されている製造日と
製造所固有記号(工場ごとに振られたアルファベット)を入力すれば、
どんな人が作った、どんな品種のじゃがいもを使っているのかが
ひとめで分かるしくみです。

これって、まるで”いいお肉”の固体識別番号!

では、『サラダパン味』編集部で試食してみました!

試食7

見学を終え、事務所に戻ったしがトコ編集部。
いただいたサラダパン味の試食をしてみました!

サラダパン

サラダパンをまだ食べたことがない!
という方のために説明をすると…

サラダパンは、滋賀県長浜市木之本町に本店を置く
『つるやパン』の看板商品。
地元で絶大な人気を誇る自慢のコッペパンに入っているのは、なんとタクワン漬!
みじん切りにしてマヨネーズであえたタクワンを挟んだという、なんともめずらしいパン。

詳しくは、しがトコの記事をご覧ください。

コッペパンと”たくわん”の驚異のコラボ!もはや滋賀県民のソウルフード『サラダパン』誕生秘話に迫る

試食6

いただいた貴重な一袋と、サラダパンと一緒に。
いよいよ、お楽しみの試食です!

試食5

では、開けてみまーす! ちょっと緊張しますね…よいしょ!

試食4

色はこんな感じ。強い匂いはなくて、
かすかにマヨネーズのような匂いがします。
あっさりした味なのかな。

試食3

では、いただきまーす!

試食1

もぐもぐ…うん、おいしい!匂いの通り、あっさりしてる!
タクワンのクセとか、食べづらさはないですね。

マヨネーズとかフレンチドレッシングのような風味があります。
すいすい食べられる感じで、それから…

試食2

ん?こ、これは、パン!パンです!すごい!
なんていうか、小麦の香りというか、美味しいパンが姿を見せました!

さすが、美味しいパンにこだわる『つるやパン』さんのサラダパン味。
パンの味がポテトチップスで再現されるって…
どんな味かは、ぜひ手にとって試してみてくださいね。

サラダパンチップ

『サラダパン味』は、9月23日に発売!
なくなり次第終了となりますので、発売後はお早めにゲットしてくださいね!!

<写真:しがトコ編集部 文:土岡菜摘(しがトコ編集部)>

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