【平和堂×西川貴教コラボの裏側にせまる！】
滋賀が誇る老舗スーパー・平和堂と、
滋賀が生んだスーパースター・西川貴教さん。
今年３月、両者の夢のコラボが実現！
平和堂のテーマソング「かけっことびっこ」を
西川さんがカバーして、一躍話題となりました。
“滋賀のええトコ”を発信するメディアとして、
なにより「西川貴教展」開催中のしがトコとして、
この話題を見逃すわけにはいかない！！
というわけで、テーマソング収録にまつわるあれこれを取材したところ、
そこには、私たちも予想もしていなかった真実がありました……。
西川さんGOGO！ 24分と55分「かけっことびっこ」を店内放送中
西川貴教さんバージョンの「かけっことびっこ」は、
2022年3月1日より、平和堂の全店舗で放送中です。
店内放送のタイミングは、
“西（24）川さん、GOGO（55）！”になぞらえて、毎時24分と55分。
「毎時ちょうどと30分に流してもよかったんですが、
応援の意味も込めて」と平和堂の担当者さんたちが
ワイワイ相談しながら放送時間を決めたのだとか。
ちなみに、「かけっことびっこ」が誕生したのは、
平和堂の創業20周年にあたる1977年。
40年以上前につくられた曲だったため、
レコーディングにあたり音源を探したものの、
古いものしか見当たりませんでした。
そこで、「原曲を大切にしたい」という西川さんの申し出から、
原曲に忠実に、いちからレコーディング音源をつくり直して
収録が行われたそうです。
幼少期には、平和堂のフードコートでソフトクリームを食べさせてもらえるのが
楽しみだった、という西川さん。
仲の良い妹さんと「かけっことびっこ」を口ずさんでいたそう。
レコーディング時は、そんなワクワクする思い出を胸に
歌っていたことでしょう。
こうして、古くて新しい「かけっことびっこ」は完成しました！
インパクト大な平和堂パーカー。もとは手土産だった
ちなみに、西川さんが着ている、この平和堂パーカー。
赤と白の平和堂ロゴに目が釘付けです。
今回のコラボのために作られたというわけではなく、
以前から「アル・プラザ彦根」で限定発売されていたものだったとか。
そんな渾身のアイテムを、
西川さんへの挨拶の際に、
平和堂の担当者さんが手土産として持参。
「なんやこれー！」と笑ってもらえれば……といった思いからのプレゼントだったそうですが、
後日、レコーディング当日に西川さんが着てきてくださったそう！
西川さんのサービス精神と、平和堂愛あふれるエピソードですね。
ちなみに西川さんは、パーカーの下にはおそろいの平和堂Tシャツも着用。
西川さんとおそろいでキメたい人、
平和堂パーカーやTシャツはアル・プラザ彦根にて販売中です。
※限定品につき、品切れとなることもあります
Twitterでの交流からコラボが決定！
はず〜む〜こころの〜、おかい〜も〜の〜♪平和堂〜♪
滋賀県人のアンセム「かけっことびっこ」を歌う日も、そう遠くないかも？今まで以上に平和堂さんとグッと結び付きが強くなりました！地元の力強い応援を受け、#西川フィナンシェ #西川ポルボロン が皆様のお越しをお待ちしております！ https://t.co/gymzQHqjlQ— 西川貴教 (@TMR15) October 22, 2021
今回のコラボのきっかけになったのは、
平和堂と西川さんのTwitterでの交流でした。
2021年10月、『西川フィナンシェ』や『西川ポルボロン』を、
平和堂でも販売することになり、その告知をツイート。
西川さんが、引用リツイートのかたちで
コメントを寄せたことから、今回のお話につながったとか。
実は、平和堂公式Twitterのアカウントは交流のわずか4ヶ月前に開設したばかり。
運用を本格化させた矢先のことで、これには担当者も驚いたそう。
「念願だった西川さんの『かけっことびっこ』を平和堂の店内に
響き渡らせる！という夢が実現して非常にうれしく、
皆さんの期待も大きかっただけにホッとしています。
このご縁をきっかけに、西川さんの『滋賀をもっと楽しく元気にする活動』に
ご一緒できればうれしいです」と平和堂の担当者さん。
そうなると平和堂で西川さんの歌声を聞きながら、
あれこれ妄想してしまうのがファン心理というものですよね？！
しがトコ編集部としては、
「西川さんと平和堂公式VTuber鳩乃幸（はとのさち）さんが
二人で平和堂パーカーを着てコラボ」を希望します！
もう一つの真実。守山で開催中の「西川貴教展」も実は……
現在、JR守山駅直結「セルバ守山」で開催中の「西川貴教展」ですが、
この場所にも、西川さんと平和堂のつながりにまつわるエピソードが
隠れていました。
「西川貴教展」のギャラリーは平和堂の跡地だった！
実は「西川貴教展」開催中の、しがトコのギャラリー「SHI Gallary」がある
セルバ守山地下1階は、昔は平和堂の店舗だったんです！
この同じ場所で1998年まで営業していたのが「セルバ平和堂」でした。
平和堂社内報に当時の写真が掲載されていたのでお借りしました。
1986年3月21日にオープンした「セルバ平和堂」。
いわゆる高級志向のスーパーとして
デパ地下のようなデリも和洋中とそろえた
充実の品揃えが自慢だったと言います。
床は人工大理石、天井は板をはらずにあえて見せる内装、
新技術のPOSシステムを取り入れるなど、
当時としては最先端の店舗だったようです。
活気あふれる駅前の店舗として盛況を見せるも、
1998年12月15日に閉店。
時を経て、今の「セルバ守山」となりました。
この場所で、「西川貴教展」が開催されていることに
今となってはなんだか不思議なつながりを感じてしまいますね。
ちなみに、西川さんが実際に着用した衣装が間近で楽しめる
大人気の展示。ジャケットが着せられている右側の「トルソー」も
じつは、平和堂から借りているものなんです。
衣装展示のトルソーの持ち合わせがなく、
「平和堂さんなら貸していただけるのでは！」と
相談したところ、快く協力してくださいました。
西川貴教さんがバイトした平和堂はギャラリーから徒歩5分！
その舞台は、西川貴教展から徒歩5分の場所にある、
「平和堂守山店」。
1976年2月のオープン以来、長きにわたり守山市民の
買い物を支えてきた守山の台所的な存在です。
正確には、西川さんがアルバイトをしていたのは、
「平和堂の入口付近に出店していたお店」ですが、
西川さんのアルバイト時代のエピソードが
あちこちで語られています。
この写真の背景も、平和堂守山店の看板。
撮影中も、次々にお客さんが訪れていました。
ぜひ平和堂へも足を運んでみてください。
守山でつむがれる「滋賀の偉人」の歴史
平和堂守山店でアルバイトをしていた頃は、
すでにバンド活動をしていた、西川さん。
アルバイト中の西川青年の前に、
未来の西川さんがあらわれて
「今、店内で流れてる“かけっことびっこ”、将来歌うことになるよ」と
声をかけたなら、どんな反応をするのでしょうか。
西川さんの活動の軌跡を並べた年表を前に、
そんなことを考えてしまいました。
西川貴教展は会期を延長し、2022年5月18日(水)まで開催。
「かけっことびっこ」は年内いっぱいまで店内放送されます。
ますます「聖地」となった守山に遊びに来てくださいね！
▼「かけっことびっこ」のレコーディングインタビューは
平和堂公式youtubeでぜひチェックしてみてくださいね！
（文：しがトコ編集部 写真提供：平和堂）
