【小学生の『音楽フェス』社会見学】
地元の小学生が野外音楽フェスの舞台裏を社会見学!
滋賀ふるさと観光大使を務めるアーティスト、
西川貴教さんが主催する西日本最大級の音楽フェス『イナズマロック フェス』。
その開催直前に地元の小学生が現場に潜入?!
実際のプロのお仕事を間近で見られる貴重な体験!
そこには、どんな世界が待っているのでしょう?
というわけで、地元の小学生の社会見学の様子をレポートします!
音楽が響き渡るライブ会場
社会見学の現場は、県内外からおよそ15万人が訪れる
人気の野外音楽イベント『イナズマロック フェス』。
開催前日の9月16日に、草津市の常盤小学校6年生、
およそ40人が見学に訪れました。
まずは入場ゲート前に整列!
みんなザワザワ、ワクワクとした空気が漂っています。
あ、あれがライブのステージ!
興味津々に見つめる男の子。
付き添いの先生も思わずカメラを向けて
ライブステージをパシャリ。
プロがレクチャーする贅沢な社会見学
ライブステージを目の前にして、
ソニーミュージックの担当者さんから音や照明についての説明タイム。
ダンスロックバンド『DISH//』のコンサート制作にも
携わっている実際のスタッフから、
サウンドチェックなど現場に必要な知識もレクチャー。
なんとも贅沢な社会見学です。
「このライブステージ、いつから作ると思う?」
「1年前ー!」「ハイ!3ヶ月前から」
「正解は、1週間前から」
「へえー!そうなんやぁ」
小学生との質疑応答も弾みます。
「ステージ前には2万人が入るんですよ」という
説明にうなずく姿も。
コンサート会場が初めての小学生たちは、
ライブ演奏のリハーサルの大きな音に
とてもびっくりした様子で
目を大きく見開きながら、ステージを
食い入るように眺めていました。
実際のライブ映像を疑似体験!
ライブステージをあとにして、
お次は中継車とカメラコーナーへ。
たくさんの中継車が停まっています。
次はどんな体験ができるのかな?
小学生たちも興味津々です。
ここでは、フジテレビの担当者さんから
カメラの扱い方や中継車の役割についての説明が。
実際に児童たちもカメラを操作してみます。
「こうやって撮影した映像が、
あのライブステージの大画面に映し出されるよ」
「うあー!僕の顔があんなところに!」
見ると、ステージに設置された大画面に小学生の姿が。
子どもたちも大興奮です!
一方、中継車の中に乗り込んだ別のグループは、
カメラ映像の様子を見つめながら、
手元のスイッチをパチパチと押して、
映像のアングルを切り替えています。
「中継車が司令塔になって、
現場のカメラマンに指示を出したり、
アングルを切り替えたりしているんですよ」
「知らなかった!」「おもしろいね」などなど
実際のお仕事現場を体験した小学生は
わくわくとした表情で説明を聞いていました。
イナズマロック フェス出演前の西川貴教さん登場
社会見学の最後は、なんと
『イナズマロック フェス』主催者でもある西川貴教さんが
ライブリハーサルの合間をぬって、小学生たちの前に登場。
「今日はどうでしたか?」という西川さんの問いかけに
「楽しかった!」という小学生たちの大きな声。
「みんなの夢を叶えるのが僕の夢」と話す西川貴教さん。
音楽に興味を持った時には、
いつか「イナズマロック フェス」のステージに立ってほしいな。
県外からたくさんの人が訪れるけど、
道に迷っている人や困っている人を見かけたら、
ぜひ声をかけて助けてあげてね。
小学生たちにも届くように
丁寧に話す姿をくいいるように見つめる子どもたち。
『イナズマロック フェス』の社会見学への感謝を込めて、
最後は、小学生たちからの寄せ書きをプレゼント。
じつは、社会見学への招待は、
西川貴教さんの声かけによってスタートしたもの。
実際のお仕事現場に触れる機会として、
また、地域のみなさんとのつながりを大切にする場として、
およそ10年前からスタートした社会見学。
実際の現場で活躍するプロの仕事を知るきっかけとして、
『イナズマロック フェス』は音楽イベントだけにおさまらない、
滋賀の文化として地域に根付いていました。
(取材・文:しがトコ編集部 写真:林正隆)