【大津菓子/滋賀県大津市】
大津には隠れた和菓子の名店があることをご存じですか?
東海道五十三次のうち最大の宿場町として栄えた大津は、
江戸時代からの菓子どころでした。
京都にほど近い大津。「京菓子」に勝るとも劣らない、
「大津菓子」の魅力をご紹介します。
今回のお店はJR大津駅からすべて歩いて回れるので
各店舗をめぐって食べ歩きするのもおすすめです!
こだわりすぎて小豆から自家栽培!週3日限定の和菓子店「茶菓山川」
浜大津駅から歩いてすぐのナカマチ商店街の中にある「茶菓山川」。
こだわりはなんといっても、滋賀県高島市で自家栽培している小豆!
秋は栗、夏は葛餅など、季節限定の生菓子も多く、
しみじみと四季を感じるラインナップに胸が高鳴ります。
しがトコ編集部のおすすめは、生どら。
甘すぎないクリームが小豆の美味しさを引き立てます。
売り切れる場合もあるので、早めに購入するのが吉。
落ち着いた雰囲気の店内では、和パフェやぜんざい、かき氷などもいただけますよ。
『茶菓山川』
住所:滋賀県大津市長等二丁目10-5
営業時間:10:00 ~ 18:00
定休日:月・火・水・第一日、第三日曜日
TEL:077-527-0088
ピスタチオやヘーゼルナッツの大福も!創業260年の実力派「御饅頭処餅兵(もちひょう)」
佇まいから名店の雰囲気がただよう「御饅頭処餅兵」。
東海道五十三次の宿場町の中でも特に賑わいを見せた大津宿に
お店を構えて約260年。現在のご主人でなんと八代目!
定番の和菓子はもちろん、
グリーンキウイやぶどうを使った意外性のある和菓子も。
色とりどりの和菓子が並ぶガラスのショーケースにうっとり。
特にピスタチオ大福やヘーゼルナッツ大福は大人気で、午前中で完売することもあるそう!
『御饅頭処餅兵』
住所:滋賀県大津市中央二丁目5-37
営業時間:10:00 ~ 18:30(売り切れ次第閉店)
定休日:日曜日
TEL:077-522-7356
全国の百貨店に出店している有名店「叶匠寿庵(かのうしょうじゅあん)」の総本店
つい入ってしまいたくなるような趣ある店構えの「叶匠壽庵長等総本店」。
1958年創業の老舗和菓子店です。
店内には、一つひとつこだわって作られた和菓子が種類豊富に並んでいます。
古風で上品な見た目の和菓子は、贈り物や手土産に喜んでもらえること間違いなし!
店内に飾られている100体以上の大黒様は一つひとつ顔がすべて違い、お店を守ってくれているのだそう。
『叶匠寿庵 長等総本店』
住所:滋賀県大津市長等2丁目4-2
営業時間:9:00~17:00
定休日:水曜日
TEL:077-525-8111
作り立てのお餅が絶品「三井寺力餅本家」
明治2年創業、150年以上の長い歴史を持つ老舗「三井寺力餅本家」。
大津名物の「力餅」は、大豆と青大豆と抹茶をブレンドした緑色のきな粉が特徴です。
お店で食べる作り立ての柔らかいお餅は絶品!
2階には無料で大津絵の展示もあるので、ぜひ店舗で食べてみください。
溢れんばかりにきな粉が入ったお持ち帰り用もおすすめ。
余ったきな粉はごはんやヨーグルトにかけても美味しいですよ!
『三井寺力餅本家』
住所:滋賀県大津市浜大津2-1-30
営業時間:7:00 ~ 19:00
定休日:年中無休
TEL:077-524-2689
近江八景にちなんだ銘菓がお土産にぴったり!「光風堂菓舗(こうふうどうかほ)」
坂本龍馬と関わりの深い寺田屋の女将、お登勢の
実家である「升屋」の跡地に建つ老舗和菓子屋さん。
お店の外には、お登勢の写真が貼られてあり、石碑もあります。
おはぎや季節のフルーツ大福といった定番商品をはじめ、
三井の晩鐘、比良の暮雪という、近江八景にちなんだ銘菓が並んでいますよ。
『光風堂菓舗』
住所:滋賀県大津市中央1丁目4-19
営業時間:9:30~18:00
定休日:日
TEL:077-522-2343
和菓子は餡子が命!”大津菓子”の生みの親「鶴里堂(かくりどう)」
旧東海道沿いに建つ、明治29年創業の老舗和菓子屋「鶴里堂」。
「和菓子は餡が命」と考え、
こだわりの自家製餡を使った美しい和菓子は目でも楽しめます。
レトロなパッケージがかわいいカステラは、
鶴里堂が、大津市で初めて販売したのだとか。
他にも「比叡杉羊羹」や、麩焼せんべいの「大津絵踊り」など、
大津ならではの和菓子もたくさん。大津土産にもぴったりです。
『鶴里堂』
住所:滋賀県大津市京町1丁目2-18
営業時間:9:00~17:00
定休日:日曜日
TEL:077-523-2662
個性豊かな和菓子店が揃う大津の駅前エリアへお出かけしてみてください!