【TERAMACHI BASE/滋賀県大津市】
築100年前後の町家の仕切りや壁を取り払った空間に、
さまざまな人たちが集まり、混ざりあい、ワクワクが生まれる。
2021年4月25日にオープンした『TERAMACHI BASE』は
シェアキッチン・シェア工房・シェアオフィス、お店が集まる複合施設。
その個性豊かで開放的なスペースの顔となる
スケートショップが2021年6月6日(日)オープンします!
ますます目が離せない『TERAMACHI BASE』をご紹介します!
大津駅前商店街に現れるレトロとカルチャーが融合する空間
JR大津駅前から京阪びわ湖浜大津方面に延びる寺町通りを歩くとすぐ、
商店街の一角に『TERAMACHI BASE』があります。
通りに面したガラス張りのスケートショップ『6(シックス)』と
家の絵をずらした形と∞(無限)をかけ合わせた
『TERAMACHI BASE』のロゴが目印です。
築100年前後の町家をリノベーションした施設は、
町家特有の奥行のある造りで、
奥はどんな風になっているんだろう~と興味をそそられます!
まるでアートのよう!ポップでカラフルなスケートショップ『6』 がオープン
6月6日オープンするスケートショップ『6』は、
県内では珍しい、海外から輸入したスケートボードを中心に扱う専門店。
ウエアや帽子などのスケートボード関連グッズも揃います。
店主の松田吉広(まつだよしひろ)さんは14歳から始めたスケートボードに魅了され、
会社勤めをしながらスケートボードのオリジナルブランドを立ち上げました。
地元の滋賀でスケートボードの魅力を広めたいと
今回のお店オープンにあたり一念発起し、脱サラ。
「スケボーをしない人でもふらっと立ち寄って下さい。
『TERAMACHI BASE』という人が行き交う、
風通しのいい空間の入り口になれば嬉しいです。
スケボーができる環境を近くに整えていくことも目標です!」と松田さん。
奥につながる通路に開放的なシェアキッチン
(写真提供:表恒匡)
入り口から奥のシェア工房につながる通路はまるで昭和の路地のよう。
この通路左にシェアキッチンがあります。
シェアキッチンは飲食店の営業に必要な設備が整っており、
飲食店営業許可と菓子製造許可を得ています。
現在はキッチンカーなど店舗を持たないで営業し、
将来的に店舗をもちたい人などが出店。
出店予定は『TERAMACHI BASE』インスタにUPされますので、
訪れる際は、ぜひチェックしてくださいね!
取材した日は『Continental breakfast&coffee 』が出店。
おすすめは、店主こだわりの自家製ソーセージを挟んだホットドック。
つなぎを使わず、粘度が出るまでよくこねられた
ひき肉で作るソーセージを、弱火でじっくり焼くことで、
パリッとプリっとジューシーに!
ランチタイム(11:00~13:00)には嬉しいポテトのおまけつきです。
クリームチーズとグラナパダーノチーズを使用した、
自家製NYチーズケーキは、チーズ感のしっかりした
お酒にもよく合う味!
こちらも一度食べらたら、くせになります!
(写真提供:表恒匡)
ゆっくり飲食したい人にはスケートショップの2階部分に飲食スペースもあります。
好きなスタイルで楽しんでください。
大きなペンダントランプシェードが目を引くシェア工房
施設の一番奥に構えるシェア工房で、
ひときわ目をひく大きなペンダントランプシェード。
このシェード、何で作られているか分かりますか?
実は木工品を制作する時に出る、カンナくずでできているんです。
これは、工房を利用するお店のひとつ『中川木工芸』の
三代目・中川周士さんの作品。
伝統的な木桶の製法を用いて木製品を制作している『中川木工芸』。
カンナで削られ、自然に出た丸みが合わさった独創的なシェードは
外から見ても存在感があります。
今後はこのシェア工房で『中川木工芸』によるワークショップや、
展示会なども企画されていますので、こちらも要チェック!
いろいろなものが混ざりあう空間、商店街の賑わい拠点になれば
大津駅前商店街を活性化させようと、
大津市職員の有志4人が町家を借り上げて
スタートした『TERAMACHI BASE』。
施設全体のマネージメントを担当する藤原周二さんは
「資金面や物件の確保など、一人でお店を持つことが
難しい中で、施設をシェアすることにより、
若い人たちにも気軽にチャレンジしてもらいたい。
そして、“自分のやりたいことを表現できる場所”
でありたいと思います。地域の人たちがふらっと立ち寄り、
人と人とがつながる空間になれば」と話してくれました。
『TERAMACHI BASE』は今後も様々なイベントを企画中。
イベントの詳細や出店情報は
『TERAMACHI BASE』Instagramをチェックしてくださいね!
(文・写真 安部愛子)
- 記事を書いた人
- 安部愛子/滋賀県大津市出身・在住。びわ湖から唯一流れ出る川・瀬田川を身近に感じながら育ちました。大学進学を機に県外に出るも、びわ湖のない土地に窮屈さを感じ、びわ湖のありがたみを実感!
滋賀の地域情報紙記者を経て、現在は子と共に育ちながら滋賀の魅力を再発見しています。
『TERAMACHI BASE』を地図でみる
JR大津駅より徒歩3分
『TERAMACHI BASE』の店舗情報
- 住所
- 滋賀県大津市末広町2-8(→地図)
- 電話番号
- 080-3763-5996(藤原さん)
- 営業時間
- 10時~18時(店舗によって変動有り)
- https://www.instagram.com/teramachibase/