【滋賀に気づいた人interview#002】
ウェブやテクノロジーの開発を得意とする大阪の制作会社に勤務後、
シンガポール支社へ赴任。1年間の駐在中に、
ネット環境さえあれば海外でも日本でも
「場所を選ばず仕事ができる!」と確信した森さんご夫婦。
2016年に東近江市に移住。自然豊かな滋賀の環境から生まれるアイデアと、
新しいテクノロジーを融合し独自の事業を展開しています。
きっかけは仕事で赴任したシンガポールの経験
---移住のきっかけは何だったんですか?
陽子:もともと、ふたりとも大阪の制作会社で働いていましたが、シンガポール支社に赴任することになったんです。駐在中は、現地の仕事をしながら、東京や大阪とのやりとりも頻繁に行っていました。
赴任した当初は、うまくコミュニケーションとれるのかな?と不安でしたが、スカイプなどの通信手段を使えば、遠隔でも会議や打ち合わせもスムーズにできる。まったく距離を感じないんですね。国内、海外どこにいても一緒だなと実感しました。じゃあ日本の地方でも仕事ができるよね?
それなら彼の地元の滋賀に移住して、もう仕事も独立してしまおう!と(笑)
暮らして気づいた、滋賀の魅力とは?
---やっぱり暮らし方も変わりましたか?
陽子:それはもう、ガラリですね。なんと言えばいいのか…。いまは“ちゃんと生きてる”って感じがします。大阪やシンガポールで働いていた頃は、季節も時間も、あっという間に過ぎていきました。仕事をしながらデスクでお昼を食べて、窓の外にはビル群がそびえて空も見えず…。でもいまは、すごく健康的になりました。朝はジョギングから始まり、自宅兼オフィスで仕事。
窓の外には田園風景と、遠くには山々が広がっていて。そんな景色を眺めながら仕事ができる贅沢な環境です。時々、窓にカエルが3匹ぐらいひっついていたりもしますが(笑)。仕事で良いアイデアが出ないときは、気分転換に近所の公園へ。パソコンがあれば公園でも仕事ができるので、今では自然もワークスペースの一部です。
※「滋賀に気づいた人interview」は『しがトコ』が企画・取材を担当し制作しています。この記事は、滋賀県公式の移住ポータルサイト『滋賀ぐらし』で公開されています。