【滋賀のええトコ:レポート】
神が棲むともいわれ古くから信仰の対象とされてた
「竹生島(ちくぶしま)」。
そんな神秘の島に、じつは車ナシでも
気軽に行けることをご存知でしたか?
大掛かりな旅行でなくとも、
思い立ったらすぐに行ける。
忙しい毎日からちょっと抜けだして、
非日常感を味わうことができる
「竹生島」への船旅をご紹介します。
(「竹生島夕景」写真:高山本線さん)
「今津港」から船で片道30分の小旅行
まずは、JR近江今津駅から徒歩5分の場所にある
「今津港」を目指します。
途中のJR湖西線では、びわ湖と山並を望みながら、
車窓から見える美しい景色を、ゆっくりと堪能できます。
いつもの日常とは、ガラリと違うこの景色を見ているだけで、
旅気分も盛り上がりますよ。
JR今津駅から徒歩5分の「今津港」に到着!
チケット購入時は、
売り場横にある竹生島クルーズの
チラシも合わせてもらってくださいね。
チラシ片手に散策することで、
抑えておきたいスポットを
見逃すことなくまわることができますよ。
ついに、船が出発。いつもと違う非日常感にワクワク!
さっそく、船に乗って出発です!
乗船時間は、片道約30分。
船に乗るだけで、どこか遠くまで旅行に来たような
非日常感で期待が膨らみます。
デッキで感じる風は、海風とは違い、
爽やかで心地いい!湖上から見る自然を満喫していたら・・・
目の前に「竹生島」が!
片道30分の船旅は、あっという間でした。
神秘的な雰囲気に包まれた「竹生島」
そして「竹生島」に上陸です!
これから「宝厳寺本堂」を目指します。
見上げた先には、長~い石段が!
この上に「宝厳寺本堂」があるのですね。
この石段は「祈り階段」と呼ばれていて
なんと、165段もあるのだとか。
受付で拝観料(大人400円)を支払い、本堂を目指します。
本堂の途中にある「舟廊下」。
豊臣秀吉の御座船を再利用したといわれています。
ここには歴史を感じる神秘的な空気が流れていました。
願掛けスポットも点在しています
そして、琵琶湖にせり出すように鳥居がある
都久夫須麻神社(竹生島神社)では、
土器を湖に投げると願いが叶うという、
「かわらけ投げ」という風習が残ります。
私も「かわらけ投げ」に
チャレンジしましたが、難易度が高く苦戦!
ほかにもダルマに願い事を書いて奉納する
「弁天様の幸せ願いダルマ」などの
願掛けスポットがあります。
昔懐かしい雰囲気が漂うお土産屋さん
竹生島港には、どこか懐かしい雰囲気の
お土産屋さんもあります。
琵琶湖の名産品を販売する
お店もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ちなみにわたしは地元のじゃがいもで作ったという
「弁天芋餅」(180円)を購入。
なんだか名前だけでもご利益がありそうです!
塩と甘醤油とが選べ、写真は甘醤油です。
揚げてあるので、まわりはサクッと香ばしく、
中はフワもち食感。
(ご利益と一緒に)ペロッと食べちゃいました。
なんだか良いことありそう?!
湖西から湖東へ。横断航路で長浜港へ行くことも!
航路は「今津航路」「長浜航路」「びわ湖横断航路」
3種類ありますが、
1日で湖西と湖東を満喫したいなら
「びわ湖横断航路」がオススメ!
帰りは、長浜港へ着くので、ガラスの街で知られる
「黒壁スクエア」へ立ち寄ることもできますよ。
いつも湖西道路を走りながら眺める琵琶湖の
新しい景色を発見することができた竹生島クルーズ。
駅近港で、乗船時間は片道約30分と、
気軽に行くことができることに驚きました。
島での散策は、
階段が多いものの距離は短いので、
子どもからお年寄りまで
幅広い年齢の人たちが訪れていました。
気軽に行ける竹生島で、
琵琶湖の自然を間近に感じてみませんか。
(写真・文= 田中可奈子)
「竹生島」を地図で見る
琵琶湖の北部、長浜の近くです!
→大きい地図で見る
「竹生島」の詳細データ
- 住所
- 滋賀県長浜市早崎町
- 公式サイト
- 竹生島 宝厳寺
- アクセス
- →琵琶湖汽船
→琵琶湖観光船オーミマリン
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